映画感想 - スケア・キャンペーン(2017)
スケア・キャンペーン
★★★★☆
【あらすじ】
ドッキリ番組「スケア・キャンペーン」は一般人をドッキリにはめて驚かす人気番組だが、最近の過激なネット動画に押され気味で視聴率は低下の一途をたどっていた。プロデューサーのマーカスはこれはアカンと一念発起。児童施設跡の廃屋にドッキリのセットと隠しカメラを仕込んで、いつもよりグレードアップしたセットやギミックでいざ被験者を誘い込む。ターゲットは庭師として働くためにここに来たローハン。しかし彼はマジの殺人鬼で、次々とスタッフを惨殺していくのであった…一体どうなる!?
【感想】
「未体験ゾーンの映画たち2017」にて鑑賞。「ドッキリにハメた人が実はリアルガチの殺人鬼!」というバカバカしくもありそうで無かった設定がまず興味をそそりつつ、話が進んでいくと当初の状況から二転三転、いや四転五転するツイストが気持ちいい力作でした。ローハンが次々とスタッフをぶっ殺していく様はスカっとしつつも、そこからさらに「こうなるの!?」というような驚きに満ちた展開に。リアリストの皆様におかれましては「アホくさ〜!」と思ってしまいそうだけど、こういうのを楽しまないとね…それが映画の良さだから…。
スラッシャー描写にはけっこう力が入っていて、顔面にナイフが貫通したり、顔面の上半分がスパッと斬れたり、チェーンソーで切り刻まれたりとファンタスティックでなかなか抜かりは無かったな。最後のシーンこそもっと見せて欲しかったけど…。とりあえず、どこまで現実でどこまでドッキリなのかが曖昧になって最悪な状況に引き込まれていく地獄絵図を飽きさせることなく80分程度でスパッと簡潔に楽しめたのでオススメです。
【予告】