映画感想 - トランスフォーマー 最後の騎士王(2017)
トランスフォーマー 最後の騎士王
★★★☆☆
【あらすじ】
人間とトランスフォーマーの戦いは日に日に激化しオートボットの新リーダーバンブルビーは人間のケイドとともにディセプティコンと戦うものの、苦戦していた。そこへ宇宙へ旅立ったはずのオプティマス・プライムが満を持して帰ってくるが、思いっきり洗脳されておった。なんでもクインテッサ人に利用され、サイバトロン星を救うには人類を滅ぼさねばならないと吹き込まれたのだ。オプティマス〜!目を覚まして〜!そして地球がぶっ壊れちゃうからなんとかして〜!
【感想】
トランスフォーマー、5作目。いや〜〜〜〜〜濃い。濃すぎ。それしか言葉が見つからなかったな。常に何かしらのオートボットが戦い、街が壊れ、変形し、暴れ回り、オプティマスとバンブルビーが戦い、地球がやばい状況に陥り、人間とオートボットが力を合わせて危機に立ち向かう、超特濃のロボットドンチャン騒ぎが149分続きました。マイケル・ベイはブレーキがぶっ壊れたモンスタートラック。
オプティマス、今回は悪のクインテッサ人に恐ろしいほど簡単に洗脳されたと思ったら、バンブルビーとの戦いの後で恐ろしいほどアッサリ洗脳が解けたので、「単純すぎるやろ」とは思ってしまったな。まあどうせすぐ洗脳は解けるだろうな…とは絶対に分かるけど、ここまでシンプルに解けるとはな…。そういう意味でも驚きの連続でした。ただこっち側についてからのオプティマスのかっこ良さは異常中の異常。一太刀で5〜6体の敵をなぎ払い「私はオプティマス…」とつぶやく。カッケェ〜〜〜〜〜!!!!
そしてそこから人間・オプティマス軍対メガトロン軍団で、いまにも落ちて来そうなサイバトロン星を何とかするために激しい戦いを繰り広げるんだけど、終盤のバトルもまた濃い!戦争みたいなガチ感でトランスフォーマーらしからぬ「全員死ぬかも」みたいな緊張感もあったな。「13時間 ベンガジの秘密の兵士」っていうマイケル・ベイ監督のやつもえげつないぐらいの重厚なバリバリ戦争アクションらしく、それをちょっと踏襲してるのかなとすら思うほどの凄さだったな(13時間まだ見てないけど)。
あと、序盤から中盤にかけて、やけに人間同士のコント的な掛け合いに時間をめちゃめちゃ割いてるのにややスベりな印象で「俺はいま一体何を見ているんだ?」という気持ちにはなった。なんであんなにコント成分強かったんだろう。まあそれはおいといて、見た後特に何も残らないけどとにかく圧倒的パワーを感じる一作でした。「アクション」に全振りしているのでストーリーはそこまで面白くはないけど、これくらい単純な方がちょうどいい!
【予告】