映画感想 - アンダー・ザ・シャドウ(2016)
アンダー・ザ・シャドウ
★★★★☆
【あらすじ】
戦時下のテヘラン。主婦のシャイダの住むアパートに一発のミサイルが撃ち込まれる。幸い不発弾で爆発はしなかったのだが、それ以降、家で不思議なことが起こる。誰かがいるような気配がするし、娘のお気に入りの人形も見当たらない。ふいに停電になりミサイルの警報が鳴り響き、徐々にシャイダの精神は蝕まれていく。
【感想】
何気なくNETFLIXにあったやつ見ました。いや、あの、これめちゃ怖かったんですが…。ホラー演出がずば抜けて良いし、戦時下ということもあり警報が鳴り響いたらすぐ地下室に避難しないといけないという心の休まらなさがまた怖さを助長し、そして募ったイライラから家族間でもささいなことで口を荒げてしまう居心地の悪さ。全く事態が好転しないところがも〜最悪!その怖さもまた良い…。
ミサイルが撃ち込まれてからというもの異変が起こりまくるので、一見「もしやミサイルの悪霊が取り付いていた!?!?」みたいなことを思いそうだけど、おそらくこれは崩れ行く日常と精神的恐怖、やりたい仕事が出来なかった挫折感などの不安要素が混ざり合いすぎて見せてくる幻覚なんだろうな〜。さくっと見れる上にイスラム教の風習(女性が肌を出してると警察にめちゃめちゃ怒られるなど)なども結構「へ〜」となる描写もけっこう多いのでその点も面白いです。とりあえず、戦争起きないで欲しいですね…私からは以上です。
【予告】