映画感想 - ジャスティス・リーグ(2017)
★★★★☆
【あらすじ】
地球外から新たな強敵がやって来ることを察知したブルース・ウェイン(バットマン)は、スーパーマン亡き後むちゃくちゃ強いスーパーヒーローを結集させてチームを作らなあかんな〜と思っていたら、案の定ステッペンウルフという強敵が襲来。アクアマン、ワンダーウーマン、フラッシュ、サイボーグとともに迎え撃つ!
【感想】
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に対抗したDCコミックのオールスター共演もの。前回の「バットマンVSスーパーマン」や「スーサイド・スクワッド」よりかはアクション満載で楽しいところはあった。それぞれのキャラクターも個性豊かで全員に見せ場のあるところも良い。
バットマンは金にものを言わせた兵器の数々、ワンダーウーマンとアクアマンは汚れ一つつかないほどに最強、フラッシュはスパイダーマン的かわいさ、そしてサイボーグも苦悩に苛まれつつ意外に重要な役どころを担っていて、かつめちゃめちゃ強いという感じで、なかなか。なかなかでした。
フラッシュはめちゃめちゃ速いだけで意外と戦闘力も無く、かつ臆病なので自分が出来る範囲のことを精一杯頑張るという人間味あふれるところが良かったんだけど、やっぱり他の超人達が余りにも最強過ぎて、敵がマジのマジの空気なのが全く緊張感が無かった。こういうヒーローものは何やかんやで結局勝つのは明白なので、いかにハラハラさせるかがポイントな気がするな。
そう考えると、「スパイダーマン ホームカミング」の、あの車の中でピーター・パーカーが正体を明かしたヴァルチャーと話すシーン、あれはアクションやバトルの関係のない「あわわ…一体…どうなるの…ピーター・パーカー…」という気分にさせてくれたので、やはりその点でもMCUは上手いな〜と思いますよね。
世界に散らばった力を持った箱、3つ敵の手に渡るとやばくて皆必死に守ってるんだけど、ジャスティス側が確保していた最後の3つ目がしれっと敵に盗まれるの、余りにもマヌケだったな。本当にあれだけは全然納得いかない。
【予告】