映画感想 - 悪女(2017)
悪女
★★★★☆
【あらすじ】
殺戮マシーンとして鍛え上げられたスクヒは、恋心を抱くも無残に殺された育ての親の敵討ちに暴力団をたった一人で壊滅させた。しかしそのまま逮捕され、国家組織に拘束。暗殺者として第二の人生を歩み始めるも、とある依頼の暗殺ターゲットは、昔殺されたはずの育ての親だった…
【感想】
韓国のやばいアクション映画。まず一人称+長回しと「ハードコア」を彷彿とさせる視点から暴力団を殲滅させて心を鷲掴みにし、そこから「犯罪組織の暗殺者が逮捕され、国家組織の暗殺者にクラスチェンジする」というわけの分からん流れから次々とミッションをこなしていくスクヒがまじでやばくてサイコー。表情がほぼ変わらずに運命を受け入れて淡々としているところも心が壊れてる感がして良い
中盤のバイクで全速力でぶちかましながら日本刀でチャンバラするシーンもすごい。カメラの動き方が謎すぎる…。シーンのつなぎ目はまあ分かるっちゃわかるけど、よくここまでパワフルに撮影できたよな〜〜。あとラストバトルももうめちゃくちゃ過ぎる!
一連のシーンがこれ。ストーリー自体はまあ突拍子もなさすぎるところはあるんだけど、スクヒの数奇な運命を過去と現在をうまく交錯させてミステリアスに描いているのも巧いなと思いました。本当にめちゃくちゃな人生。余談だけど、スクヒの育ての親はなだぎ武にめちゃくちゃ似ている。
【予告】