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映画感想 - バッド・デイ 復讐の血(2017)

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バッド・デイ 復讐の血

★★★☆☆

 

【あらすじ】

母と静かに暮す農夫のドーナルは、どこにでもいる超絶平凡な男。しかし突然何者かに自宅を襲撃され、母を殺害される。失意の底に叩き込まれたその翌日、またしても襲撃に遭い、ドーナルは自殺に見せかけて殺されそうになる。しかし二人の襲撃者がポンコツだったおかげで、一人を車のボンネットに挟んで殺し、もう一人を追求する。自分を襲った若者バルトシュも妹を人質に取られてドーナル殺しを強要されていたようだ。一体誰が自分を殺そうとし、母を殺したのか。こんな平凡なおじさんで何も悪いことをしていない母が、なぜ…?ドーナルは怒りに燃え、ショットガン片手に復讐を誓う。果たしてその結末やいかに。

 

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【感想】

どこまでも渋いクライムサスペンス…。アイルランドの田舎で平凡に暮らす本物の普通のおっさんが窮地に追い込まれるものの、火事場のクソ力を発揮しまくってショットガンで撃ち殺す、ショベルカーで死体を埋める、ボンネットに挟んで殺す、熱した片手鍋を押し付ける、熱したアイロンをチンチンに押し付けると襲いかかる刺客に対して八面六臂の大活躍。人間窮地に追い込まれるとここまで凶悪になれるんですね…。さらに何も無いと思われていた母にも殺される理由があり、そこから終盤に揺さぶりをかけて感情に訴えかけてくるという描写もなかなか良かったな。どこまでも渋い

 

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こういった渋めのサスペンスもので最近見たのは元刑事のダメ男が一つの事件をきっかけに奮起する「スモール・タウン・クライム 回り道の正義」ってのが思いつくけど、あれもまた渋かったね。こういう映画っておそらく興行収入もそこまで無いと思うけど、才能のある監督が自分の作りたいものを全力で作る土壌が整ってるのも羨ましく思います。余談ですが、ドーナルが所有しているショベルカーに「田村設備工業(株)」って書いてあって、海を超えている…と思いました。敬具

 

【予告】

 

【激しぶサスペンス関連】