映画感想 - ブリグズビー・ベア(2017)
★★★★★
【あらすじ】
外の世界を知らないジェームスは毎週届く教育番組「ブリグズビーベア」を生き甲斐にしてたが、実は自分は誘拐犯夫婦に25年も監禁されてて、ブリグズビーも彼のために夫婦が制作していたものだった!警察の突入によりジェームスは保護され本物の家族の元に戻るが、ブリグズビーしか知らないので世間とズレまくる…な話
【感想】
遅ればせながら見たんですけど、これ良すぎません!?これほどまでに優しさに満ち溢れ、全ての人がジェームスのために何が出来るか、何が幸せかを考えてくれて、戸惑いも葛藤も全て受け入れてやりたいことを尊重してくれる世の中、優しすぎる!!家族も、妹の友達も、刑事さんも、犯人さえも、全員善人!逆アウトレイジかいっ!!清々しすぎる〜!この全員善人は「ラースとその彼女」や「オデッセイ」にも通ずるものがあって、やはり足を引っ張る奴が存在しないのもまた良いよね…
ジェームスが世界の構造を知ったときにもっと戸惑って精神が崩壊するかと思ったのに余りにもサラッと受け入れて適合する(コミュ力もめちゃめちゃ高い)のはさすがに都合良すぎる…と思ったけど、いや、それこそブリグズビーベアで「新しい環境に飛び込んで行く時の心構え」も教えてくれたからだ!と勝手に確信してます。ジェームスだけのものだったブリグズビーベアがネットにUPしたことで次第に世界中の人に愛されるようになるのも納得ですね。そう考えると制作者で誘拐犯のテッドはとんでもない天才クリエイターだな…あまりその辺の理由は深掘りされてなかったけど、マーク・ハミルが演じてたのでフォースの加護ということにしておきましょう
どこまでも純粋なジェームスのファッションセンス、80's的な装いで実に味わいがあって真似したくなった。幸いもじゃもじゃな髪質なので、ある程度似合うと思います
【予告】