映画感想 - 女神は二度微笑む(2012)
女神は二度微笑む
★★★★★
【あらすじ】
ロンドンからインドのコルカタにやってきたヴィディナは行方不明になった夫を探しにやって来た。新米警官ラナの助けを借りて夫の勤務地、母校、親族を訪ねるが、誰も夫のことを知らないし記録が無い!さらに出入国の痕跡すらも無いというのである。愛する妻を置いて消えてしまった夫に、果たして会えるのだろうか…?な話
【感想】
珍しいインドのサスペンス。これは面白かったな!めちゃめちゃ良くできた脚本に、ヴィディナやラナをはじめとした個性的なキャラクター、コルカタ観光ツアーをしてるかのような文化や暮らしの描写、そして予想のつかない熱い展開に意外な結末と巧みな伏線回収!映画の見本とも言うべき完成度の高いやつでした。サスペンスにステータスを振り切ったおかげか、インド映画なのに歌と踊りも無い!で、「意外な展開〜!」というところを多くのレビューで見てたので「よっしゃめちゃくちゃ疑ってかかったろ!この人は実はこうなんじゃね?」と予測した一点が思いっきり当たってしまったのはかなり笑ってしまったんですが、そこが読めたとしてもよく緻密に練られたこの結末の満足度はかなり高かったです。や〜いいもん見たな
あと、ヴィディナ役を演じたヴィディヤー・バーランさん、インド美人って感じでめちゃめちゃ良かったですね…。子どもとじゃれ合うシーンで母性がとめどなく溢れでまくっておりました。最高。それから文化的なところでいうと女神ドゥルガーを讃える祭りドゥルガプジャ最終日のドンチャン騒ぎ真っ只中を舞台にしてクライマックスを迎える演出もインドならでは盛り上げ手法で、否が応でもテンション上がりましたね。私は映画は大体褒めるんですが、例によってこちらもおすすめです
【予告】