映画感想 - ザ・リング / リバース(2016)
ザ・リング/リバース
★★★☆☆
【あらすじ】
「見ると7日後に死ぬ」という呪いのビデオを見て呪われてしまった恋人ホルトのため自分にその呪いを移したジュリアは、映像に出てきた様々な要素から微かなヒントを手繰り寄せてサマラ(=貞子)が産まれたとされる小さな町へ赴く。果たしてサマラの呪いの正体とは?ジュリアは呪いを解くことは出来るのか?な話
【感想】
日本の近代ホラー映画の金字塔「リング」の、2度目のハリウッド版。大学教授とそのチームによる研究が進んでてコピーを誰かに見せるという対処法がすでに分かっており、日本版の大オチである「貞子がテレビから出てくる」という稀代の名シーンがかなりの序盤に出てくるのはなかなか新しいパターンでしたね。そこから呪いのビデオの存在を知り、恋人のためにビデオを見たジュリアがサマラのルーツを追い、呪いに終止符を打とうとする…という展開
日本版との比較は置いといて(勝てるわけがないから)、一つのホラー映画として見てみるとまあこれはこれで楽しめるかと思います。新たな解釈を付け加えたサマラとその親の不幸な運命もシッカリ解明してくれる親切設計!飛行機の座席についてる全テレビにサマラが映って呪い殺す神出鬼没のオープニングも差別化がはかられてるし、邦題でやや察しがつくオチも嫌いではない!画面側を床につけた薄型テレビからも這い出てくるサマラの不屈の闘志もかっこいい!
ただやはり「ビデオテープ→MacBookのmp4」「ブラウン管→薄型テレビ」と現代版にアップデートされてるところで怖さが半減したり、この「呪われた運命」と「パソコンを介して呪いが伝播していくシステム」の関連性、なくね!?みたいな辻褄の合わなさは少し気になったかな…?まあここは仕方がないところではある…日本版原作があまりにも強すぎるから…。あと、彼氏のホルトがポンコツで無能、ジュリアがグイグイ謎を解きまくっててこいつは肝心な時に気絶してたり振り返ると本当に何もしてなくて笑ってしまった。評価できるところは真っピンクの乳首の美しさのみ…
【予告】