映画感想 - イソップの思うツボ(2019)
イソップの思うツボ
★★★★☆
【感想】
「カメラを止めるな!」上田慎一郎監督の最新作、試写会にて。映画を愛し、映画に愛されている…いつもありがとう…。これから楽しみにしてる方にあらすじも伏せときます。以下もネタバレなし
カメ止めで話題映画のテッペンを取ってしまったこともあって次回作へのハードルがどう考えてもむちゃくちゃに高まってしまうのは仕方ないことですが、そんな逆境を頑張って跳ね返す構成はなかなかお見事だったかと思います。私はいつも評価は甘いですが…。登場人物を騙し観客の我々をも騙し、二転三転、いや四転五転くらいする立場の逆転や時間軸の組み替えに映像上での叙述トリック、張り巡らせた伏線の回収など、カメ止めとはまた違ったベクトルで繋がっていく気持ち良さがありました。「鍵泥棒のメソッド」や「アフタースクール」のようなエンタメ感が好きなら楽しめそうですね
ところどころ演技が大げさだったり、演出面でのチープさが少なからずあったのは正直なところだけど、兎草早織を演じた井桁弘恵さんが中条あやみと見紛うほどにめちゃ可愛くて、そこでトータル「OK!!」と清々しい気持ちになりました。これからも頑張ってほしいものですね…
【予告】