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映画感想 - モンスター・フェスティバル(2018)

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モンスター・フェスティバル

★★★★☆

 

【あらすじ】

ホラー映画の祭典「ブラッドフェス」がやって来る!ピエロゾーン、ゾンビゾーン等、広大な敷地で恐怖を楽しむフェスで、ホラー映画オタク、しっかり者の女、太っちょゲーマー童貞が参加するのだが、主催者が狂人で会場を閉め切って本物の殺人鬼が投入され、大殺戮が始まってしまった!やばい!ホラー映画の知識を総動員して、この地獄のフェスから生き残れ!な話

 

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【感想】

ホラー映画の祭典にマジのモンスターが投入されて大パニックになって、ホラー映画の知識を使って生き抜くというスプラッターコメディで、このプロットはやはり「ゾンビランド」や「キャビン」が思い出されますね。でもこっちもかなりハチャメチャでおもろい!ブタの仮面を被ったチェンソーの殺人鬼、ゾンビ、ピエロ、女吸血鬼、貞子、悪魔シスター、SAWのデスゲーム、そしてオリジナルの殺人鬼「樹木医」などなど、ホラー映画を彩ってきた様々なモンスターがスマブラみたいに暴れ回る展開はまさにホラーの祭典って感じで最高!勢いと血しぶきで細かいことを全て吹き飛ばす豪胆の脚本も見てて潔くて気持ちいい!と思いきやけっこう活躍した人でもホラー映画の掟を破ると死んでしまう裏切りもあって、最後まで楽しめたな〜。コメディ&スプラッター、王道&裏切りのバランス感覚も心地よい!

 

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パニック後に最初の3人と行動を共にするキャラも個性的で、出演を勝ち取るために監督と寝た金髪ビッチ、主人公が一番リスペクトするホラー映画で殺人鬼を務めたのに何よりもホラー嫌いな俳優、そして何故か「塔の上のラプンツェル」でフリンの声をやったザッカリー・リーヴァイ本人と、分かりやすくてクセも強く、場をかき乱してくれる!しかもデブのオタクはトムホ版スパイダーマンの親友ネッド役の人(ジェイコブ・バタロン)で、スパイダーマンの時と全く同じ立ち位置と性格なのも安定してて最高。重宝しすぎ!そして良いヤツ!

 

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パニックを通してかつてホラー映画みたいなシチュエーションで母を亡くした主人公が強く成長してくのも最後まで分かりやすいし、過去にお母さんが言った「(ホラー映画が好きなのは)いけないことだから」っていう答えも良さがある…。そんな感じでホラーとコメディの全てを詰め込んでくれているのでオススメです。こういうエリア分けして様々なジャンルのホラーが楽しめるフェスは絶対に楽しいだろうから誰か主催して欲しい

 

【予告】