映画感想 - ライリー・ノース 復讐の女神(2018)
ライリー・ノース 復讐の女神
★★★★☆
【あらすじ】
ライリー・ノースは夫と娘と幸せに暮らすどこにでもいる女だったが、麻薬組織に一泡吹かせてやろうと友人に持ちかけられた夫がそのまま関与を疑われてギャングにぶち殺されてしまう。そこにいた娘も巻き添えに…。法の抜け道で容疑者も罪を免れ、全てを失ったライリー…。しかし5年の歳月をかけてハイパー復讐お母さんに変貌!一人一人復讐したるからな!!!な話
【感想】
映画を愛し、映画に愛されているので試写会にて。いつもありがとう…試写会久しぶり。「96時間」の監督が作った新作で、ブライアン・ミルズは最強パパだったけど、こちらは復讐ママ。アクション映画の基本を全て抑えた、か〜なり手堅い一作でした。復讐に燃える理由をしっかりと与え、絶望に突き落とし、そこから再起をかけ、満を持しての復讐!起承転結分かりやすい!復讐の鬼女となるための5年の歳月をほとんど描かないのも「早く本題に入った方が分かりやすいやろ」という監督の粋な計らいが垣間見えて良いです。主演のジェニファー・ガーナーさんは存じあげてなかったんですが、50歳を手前にして全てのアクションをスタント無しでやりきったということで、そこもアッパレでしたね。やはり強い女はいつだってカッコイイ!!
復讐鬼一辺倒に終わらず、子どもをぞんざいに扱うダメ親父を見かけたら殺すつもりで更生させたり、拠点としているスラム街周辺の犯罪率が異常に低いという母親的な面を忘れずにヒーロー的な一面も持っててキャラ造形も魅力的。あまりにも手堅すぎて多分シリーズ化はしないと思うけど、前知識一切無しで楽しめる良作かと思います。
【予告】