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映画感想 - ダウンレンジ(2017)

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ダウンレンジ

★★★☆☆

 

【あらすじ】

車で名も無き道をまっすぐ進んでいた6人の男女。そこへ突然タイヤがパンクして立ち往生してしまうが、よくよく見るとそれは銃弾でタイヤを撃ち抜かれた跡だった。やがてこの近くに謎のスナイパーがいることが判明し、一人また一人と銃弾に沈んでいく。もちろんほかに車は通らないし、電波は圏外で助けも呼べない。果たしてだれが生き残るのか…?な話

 

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【感想】

北村龍平監督の海外進出三作目で、ネトフリにあったので見てみました。本当に誇張なく開始1秒で車がパンクして、そこから一人一人スナイパーの餌食になっていくという強気の構成はかなり気に入りました。男女のパーソナリティやここを通りかかった経緯も、謎のスナイパーがここにいる理由も狩る目的も、何もかもを排除してただただ理不尽に狙われていく!混じりっけ無しの恐怖!素晴らしいですね!さらに最初の犠牲者が出るまでに、全員に「ここで撃たれるか!?!?」という超思わせぶりなシーンをふんだんに散りばめて誰もが第一犠牲者になりうる…!というドキドキ感とスリルもなかなかでした

 

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そしてゴア描写も今時珍しいぐらいにめちゃめちゃやってくれてて、その辺も良さに満ち溢れてました。銃弾の威力が凄すぎて頭の半分吹っ飛んだり、シンプルに車に頭を潰されたり、肩や手のひらを貫通したりバリエーションも多彩。ハリウッド名物「無能警察」も無能として完璧な仕事を発揮するという吉本新喜劇のような伝統芸もあり、文字通りメチャクチャになるのも凄かったですね

 

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ただ、理由なき虐殺とそれに抗う非力な人々の恐怖はかなり完璧に描いてたものの、最終的な結末はちょっと映画らしさもありつつも「何でこんな行動するんや!?」という少し飛びすぎた印象があってそこでちょっとテンション下がっちゃったかな〜。とはいえ、「最後の最後まで誰が生き残るか全く分からない」という緊張感は凄まじくてトータルでは楽しめましてよ。グロ耐性は必要ですがサラッとスリルを味わえるのでお暇なら是非。肩を撃たれてひーひー言ってた男はWWE中邑真輔選手(イヤァオ!の人)にも似てるし