映画感想 - アド・アストラ(2019)
アド・アストラ
★★★☆☆
【あらすじ】
近未来。知的生命体を発見するために海王星まで行って探索活動を続けていたマグブライトが活動から16年後に行方不明となったが、つい最近もしかしたら生きてるかも、しかも地球環境に悪影響を及ぼしている…ということが分かった。息子である宇宙飛行士ロイは遥か彼方で消息を絶った父を探すため、月、火星を経由して43億kmもの旅路を進む。果たして父は見つかるのか?な話
【感想】
「インターステラー」や「ファーストマン」と同列に並ぶような、実に荘厳かつ重厚なテーマかつどでかいスケールの宇宙モノでしたね。孤独との対峙や父の背中を追い続けた自分との対話と言った「人間の思考の深淵」に迫る哲学的なストーリーに、今自分が不安になっていることがなんてちっぽけなんだとポジティブになるほどに広大な宇宙空間の描写、そしてブラピとトミー・リー・ジョーンズの円熟さと渋みを極めた演技に、完璧な科学考証のもとに作られたであろうリアリティ極まる宇宙で巻き起こる様々な事件(特にマッドマックスin月面みたいなデッドヒートはすごかった)と、まさに言うことなしな逸品でしたね
かな〜り落ち着いた大人な雰囲気に包まれており、個人的にはもっと宇宙大ピンチや宇宙大脱出、宇宙ゾンビ大発生に宇宙恐竜のオンパレードと言ったドンチャン騒ぎがもっとあるかな〜と思ってたので、ちょっと肩透かしを食らってしまいましたね…落ちつき過ぎてて少しウトウトしてしまったし…すみません…。あと、隣に座ってたカップルがずーーっとヒソヒソヒソヒソ話してたのがマジでキレそうになりました。さすがにそっち向いて「シー」ってやっちゃいました。ノートーキングプリ〜ズやでホンマに〜