映画感想 - シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2019)
シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション
★★★★☆
【あらすじ】
何故だ?フランス版シティーハンター!
【感想】
映画を愛し、映画に愛されているので試写会にて。いつもありがとう。たまたま時間が合ったので見てみたところ、最初は「くだらね〜!」って思いながら見てたのに、どんどんこの世界観にハマっていって、最終的に「これぞシティーハンター!見て良かった!」と満足できました。不思議だね…
序盤は全体を包み込む珍奇な世界観と雰囲気(何故フランス?みたいな)とギャグの応酬についていくのがかなり大変で「大変だ…」となってしまうんですが、色々慣れてくると中盤以降のギャグも洗練されていくように見え、加えて王道で最高に分かりやすいストーリーにギャグ&シリアスのメリハリも効いてて、かなりテンションに乗れていけます。クセ強めの脇役に、安心感しか覚えないクライマックス、リョウと香のおとぼけバディと微妙な恋愛関係も原作に完璧なほどに再現されてることもあり、最終「見て良かった」に落ち着きました。このポジティブに態度変容していく様はなかなか面白い体験でした
吹替版で見ましたが、リョウに山寺宏一、香に沢城みゆきと二人は今作に合わせてキャスティング変更されてますが、恐ろしいほどの完璧な仕事ぶり。主要メンバーはみんな日本名で呼ばれるのも分かりやすいし、海坊主や冴子やオリジナル脇役も素晴らしかったです。そしてエンディングに「あの曲」が抜群のタイミングでかかって大団円を迎えるのも本当に原作超絶リスペクトって感じで好感が持てました。ポスタービジュアルは相当な地雷臭はしますが、かなりおもろいです。是非!