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映画感想 - ゾンビプーラ(2018)

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ゾンビプーラ

★★★☆☆

 

【あらすじ】

気弱で意気地なしやる気なしの予備兵カユは陸軍キャンプ地で訓練すると見せかけてあらゆるサボリテクで回避していた。そんな中救護室に運ばれてきたゾンビウイルスを持つ兵士から、他の兵士たちが次々とゾンビに感染してしまった!カユは天敵のリー軍曹、偶然居合わせた女性シャオリンとともに、このキャンプ地から生きて脱出できるのか?な、シンガポール初のゾンビ映画

 

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【感想】

規制が厳しくグロ描写はNG、映画業界としてもかなり小規模な市場であるシンガポールで7年かけて資金を集めて初めて作られた、情熱たっぷりのゾンビ映画。まず、そういうゾンビアポカリプスよりも厳しい背景があった中で誰もやったことのなかったものを初めて創り出したジェイセン・タン監督には惜しみないリスペクトを送りたいですね…。全ての映画人に勇気を与えてくれるものづくり!

 

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ストーリーとしてはゾンビ映画の教科書を隅から隅まで熟読したような基本に忠実な流れにしつつも、軍事訓練中の兵士がゾンビに感染したり、ある特定の条件下では襲いかからなくなるというオリジナリティを効かせてくれてて、その辺りは新鮮でしたね。今ここにあるもので武装していく例の高まるシーンも積極的に取り入れてくれてるし。そして目を見張るのが、序盤に詰め込んだ数々の伏線!めちゃめちゃ張る!!あ、これも!?あれも伏線!?と言わんばかりに終盤の怒涛の回収はかなり気持ちよかったな。メインの登場人物がかなり弱いのがややストレスフルではあるけど、それはまた世相を反映してるということらしい。現実的に一朝一夕で覚醒することなんかないもんな。そこも含めてアイデア溢れるシナリオを構築していたかと思います

 

【予告】