映画感想 - 7番房の奇跡(2013)
7番房の奇跡
★★★★☆
【あらすじ】
知的年齢が6歳程度のヨングはしっかり者の娘イェスンと仲良く暮らしていたのだが、少女殺人の罪で投獄されてしまう。もちろん冤罪なのだが、弁明する頭は無い。ぶち込まれた7番房には詐欺師、暴力団員などの悪人がいたのだが、ヨングの天使のような純粋さに心を動かされ、出来る限り協力してあげようとする。果たしてヨングの無罪を晴らすことは出来るのか?な話
【感想】
韓国のヒューマンドラマ。知的障害のある人間に罪をなすりつけて現場検証を全くしないという、この手の映画によくあるめちゃくちゃな流れではあるものの、笑いあり、友情あり、家族愛ありなどなど、涙腺をバチバチに刺激してくる逸品でした。7番房のメンツのコミカルなやりとりや心憎い演出にほっこりし、イェスンとヨングの友達のような真っ直ぐな愛に心打たれ、そして終盤20分の眼球を物理的に殴ってくるようなお涙なしではみれない展開…話自体は暗いけどとにかくヨングとイェスンに突き動かされて人々が変わっていくのが暖かい気持ちになれますね(まあ私は泣くまではいきませんでしたが…)
刑務所の事情がけっこう国によって違うので、その辺りもへ〜とはなったかな。意外と広い部屋で身を寄せ合って暮らしてたり、割と物には困らなかったり…まあその辺は映画の世界だからある程度誇張されてるところもあるのかな。まあともかくイェスンとヨングの家族の絆は見てて本当に心が洗われました。あと、ヨング役の人、最近「エクストリームジョブ」でポンコツ警察チームのリーダーやってましたね。多彩な演技だな
【予告】