にっきにっき

映画の感想ばかり書いているスーパーミラクルブログです。あなたのスターをお待ちしております

映画感想 - THE BITE 変身する女(2015)

f:id:chicchi0411:20170920174637j:plain

THE BITE 変身する女

★★★☆☆

 

【あらすじ】

結婚が決まっているケイシーは、女友達二人とともにコスタリカで最後の独身旅行を楽しんでいた。マリッジブルーになりつつも現地の若者に聞いた秘境の湖で遊んでいると、水中で何かに噛まれてしまった。帰国後、傷口は化膿して体調が日に日に悪くなっていき、気づいたら風呂の水の中で寝ている時もあった。そこらじゅうの皮膚がさらにただれて、次第にイクラみたいなつぶつぶが体から出てきたりして、とにかくもう人には見せられないほど気持ち悪く変貌してきてしまった。一体なんなの〜!

 

f:id:chicchi0411:20170920175440j:plain

 

【感想】

何の罪もない女がどんどんひどい目にあってしまう系ホラー。「スリーデイズ・ボディ」「スペル」とかを思い出す系列ですね。何かに刺されてしまってろくに治療しないまま、イクラみたいなのを吐き出し、ねっちょねちょの体になり、膿が飛び出すなど、ありとあらゆるキモさを凝縮して描いているのは気の毒で良かった。でも私はかなり冷静だったので、ケイシーどのがひどくなっていく様子を見て、「そりゃそうだろ。病院行けや」と終始思っていましたよね。あと、海外で感染症にかかったら空港でめちゃめちゃ止められて診療されると思うんだけど、その辺も完全スルーしていたのも興味深かった。いくらこのプロットで攻めたいとはいえね…何とかうまくしてほしかった!

 

f:id:chicchi0411:20170920175914j:plain

 

病原菌を持って帰国してくるストーリー部分の無茶がある代わりに、前述の変貌していく様子はかなりキモグロにステ振りしていて良いです。虫みたいにカタカタと音を鳴らしながら首をクイクイ動かしたり、自室が際限なくねっちょねちょのぐっちょぐちょでイクラみたいな変なつぶつぶだらけになっていったり、攻撃性も飛躍的に上がって今まで自分をバカにして裏切ってきた奴をぶっ殺しまくったりする辺りはなかなかスカッとしましたよね。とにかく可哀想すぎるんだけど、まあ体に少しでも異変が起きたらすぐ病院に行こうね、と思わせてくれる良作でした。ちなみにケイシーの体つき、かなり粗末ではある。

 

【予告】

あと予告を分かるとおり、やたらムカツク顔のアジア人女が出てくる 

映画感想 - スイス・アーミー・マン(2016)

f:id:chicchi0411:20170612144626j:plain

スイス・アーミー・マン

★★★★☆

 

【あらすじ】

無人島に漂流したハンクは人生の詰みを感じて首吊り自殺をしようとする。恐怖をかき消して鼻歌を歌い、いざ…という時に、目の前の砂浜に人間が流れ着いているのを発見した。

 

f:id:chicchi0411:20170612144840g:plain

 

生きてるかどうか確認したものの、完全に心臓は止まって息もしてない溺死体だった。ちきしょ〜!と思ったけど、死体からやけに屁が出ている。なに?止まらないどころかどんどん勢いが強くなっていく。どうにもこうにも止まらないんで試しに水面に流してみたところ、屁の推進力で進んでいった。これに乗って脱出できる…?

 

f:id:chicchi0411:20170612145055g:plain

 

脱出だ〜〜!みたいな感じで、謎の万能死体とともに生き延びる話

 

【感想】

海外での公開当時、日本でもめちゃめちゃ話題になった死体のダニエル・ラドクリフが大活躍するバディ・ムービー。屁の推進力で海を突き進むというコロコロコミックでもやらないようなギャグ描写とともにタイトルロゴがバーン!と出る演出が謎のドヤ感がすごくてめちゃめちゃ笑ってしまいました。マニーと名付けた死体は、他にも口から飲める水を出し、ボウガンみたいに矢を飛ばし、丸太を叩き割り、指で火をおこし、チンチンがコンパスになる、まさにスイスアーミーナイフのような万能さを誇り、さらにそこからハンクのスマホの待受画面に設定していた女性を見て「この人、何かを思い出すかも…」と記憶を辿っていく過程が丁寧に描かれてます。死を覆して生を得た死体と、死に最も近い生者との奇妙すぎる友情がこの映画のキモでした。

 

f:id:chicchi0411:20170612151010g:plain

 

ハンクは世間から離れた異世界で出会って自分を助けてくれた死体に徐々に友情を超えて惹かれていくものの、マニーは思い出せるかどうか分からないスマホ画面の女性に惹かれていく…みたいな感じで、中盤からすれ違い的なBL要素が強まっていき、「ダニエル・ラドクリフの万能死体」というアイデア一本で終わらないストーリーもなかなか面白いんだけど、生きるとは、恋とは愛とはといった哲学的な思想を語る描写がやけに多く含まれていって、ちょっとだけだるっとしてしまったのは否めなかったかな。とはいえ「これ腐女子歓喜やな…」と思うシーンも多々含まれているので、腐女子の皆さんにおかれましては早めのご鑑賞をお願いしたいところです。

 

https://68.media.tumblr.com/01684ddaeb4366df4a310df7c4d5c6f3/tumblr_ohsm9sYSuy1s7xfipo7_400.gif

 

死体と旅を続けるヘタレな負け犬ハンクを演じたポール・ダノも、またナヨナヨした感じで腐女子に人気が出そうな感じなんだよな。 幸あれ。しかし尖った映画だったな…。

 

【予告】

映画感想 - ダンケルク(2017)

f:id:chicchi0411:20170918112027j:plain

ダンケルク

★★★★★

 

【あらすじ】

第二次世界大戦ダンケルク海岸に追い込まれた連合軍40万人が、チャーチル首相の指揮のもと、史上最大の撤退作戦を敢行する。陸で助けを待つトミー二等兵、船で救助に向かう民間船、空で敵を迎え撃つファリアの3つの視点が交錯する。

 

f:id:chicchi0411:20170918112439g:plain

 

【感想】

戦争怖い、それだけ

 

f:id:chicchi0411:20170918112536g:plain

 

f:id:chicchi0411:20170918112600g:plain

 

余りにも怖すぎて、ちびったおしっこが即乾くほどです。1時間40分一息つく暇が一切なく畳み掛ける緊迫感で、見たあとはも〜ヘトヘト。血どころか、敵キャラも一切出ないのにこんなに敵の攻撃が恐ろしいと思うことある!?登場人物の背景も極限まで削ぎ落とすことで本当に概念的な戦争を描いているのがものすごく印象的ではあったな。すごすぎ。

 

f:id:chicchi0411:20170918112847g:plain

 

ただ限界以上にセリフや状況説明をカットしているので、「ダンケルクの戦い」あたりのwikipediaは事前に読んでおいたほうがいいかなと思いました。日本人にとってはあんまり馴染み深いわけではないからね。それでもめちゃめちゃ緊張するけど…。MX4Dで見ると海に飛び込むたびに顔に水がかかってメガネが曇るので、神経質な方はそこだけお気をつけください。敬具

 

【予告】

映画感想 - サウスバウンド(2015)

f:id:chicchi0411:20170905102207j:plain

サウスバウンド

★★★★☆

 

【あらすじ】

辺鄙な田舎町を舞台にした、5つの奇妙な話

 

f:id:chicchi0411:20170905102509g:plain

 

【感想】

5話構成のオムニバスホラー。「V/H/Sシンドローム」の制作陣がけっこう関わってるだけあってホラー描写はなかなかだけど、全体的には結構謎が残る展開なのでストーリーが完全解明しないと気が狂う人はやめといた方がよいかも。また、場所、登場人物などが次の話に引き続き出たりしていたもののそこまで密接に関係は無く、むしろ単体としてそれぞれのストーリーを見るのが正しい楽しみ方かな。でもこの薄っすらつながっている感じと、この海外版のポスター(一番上の画像)がめちゃめちゃクリエイティビティにあふれてて良いんだよな〜。以下、各エピソードのあらすじ

 

■The Way Out

f:id:chicchi0411:20170905102835g:plain

血まみれの男二人が荒野を車で走っていたが、走れども走れども、途中に寄ったガソリンスタンドを起点にして、無限にループしてしまう…。なんで〜!ていう話。不穏な空気と、謎のクリーチャーのビジュアルと存在感が最高だし、人の殺し方もなかなか残忍。監督は「V/H/Sシンドローム」の第4話「10/31/98」を監督したラジオ・サイレンス。

 

Siren

f:id:chicchi0411:20170905104134g:plain

荒野を旅するガールズバンド3人組だったが、車がパンクして動けなくなり、携帯もつながらないのでどうしたもんかとしているところに通りがかりの老夫婦の車が。無理を言って何とか乗せてもらったが、めちゃめちゃきもい肉の塊を食事で出され、キリスト教ではないめちゃめちゃ怪しげな食前のお祈りをし、めちゃめちゃきもい顔の双子とともに食卓を囲んで、3人顔が引きつるのであった…一体どうなる?な話。真ん中のセイディ役の人、「キッズ・リベンジ」に出てたファビアン・テリースさん(かわいい)で、このエピソードは良かった。左のハンナ・マークスさんもNETFLIXの「私立探偵ダーク・ジェントリー」に出てたし。

 

■The Accident

f:id:chicchi0411:20170905104633g:plain

色々あってきもい老夫婦の家から逃げ出してきたセイディは、道で助けを求めようとするものの、脇見運転をしていた車に思いっきりぶっ飛ばされてしまった。ぶつけた男ルーカスは焦りながらも彼女を病院に連れていくが、何故か無人。電話で救命救急センターの女と会話を続けて来てもらおうとするも、「遠いし緊急だから、今から電話で伝えるし自分で処置しろ」とメチャクチャなことを言う。果たしてセイディの命は助かるのか…?ファビアン・テリーヌさんがひどい目にあうエピソード。薄ら寒い雰囲気と、突然窮地に追い込まれた男の焦燥感がかなり面白かったです。

 

Jailbreak

f:id:chicchi0411:20170905105730g:plain

ルーカスと電話で話していた女がバーに入ると、突然銃を持った男が乱入してきた。「妹を探してる」とのこと。果たして妹は見つかるのか…?この話だけあんまり覚えてないな。

 

■The Way In

f:id:chicchi0411:20170905112011g:plain

とある家族が外食を済ませて田舎町の別荘に戻るが、3人の暴漢に突然襲われる。一体目的は何なのか?ラストの話だけあって派手なクリーチャー演出が非常に素晴らしく、さらに第1話にループしていく構成なかなか良かった。第4話の記憶がほとんど無いだけあって、割とこの展開はテンションあがったな。

 

全体を通してとにかく不条理で不都合なことばかり起こる、その雰囲気がかなり良かったな。謎の儀式、きもい双子、無人の大病院、まばたきするタトゥー、ラジオから聞こえてくる謎の放送、無限ループ。くれぐれも深く考えず、各エピソード単体で見ましょう!

 

【予告】

 

【オムニバス】

POVオムニバスの走り

 

良い

 

最後に三部作の良エピソードで打線組みました

映画感想 - デスノート(2017)

f:id:chicchi0411:20170828190017j:plain

デスノート

★★★☆☆

 

【あらすじ】

高校生のライトは、ある日一冊のノートを拾う。なんでも名前を書くと死ぬ「デスノート」らしい。そのノートについていた死神リュークを手なづけながら恋人ミアとともに悪人を粛清する「キラ」となるのだが、探偵のLが黙っちゃいない。一体どうなる?

 

f:id:chicchi0411:20170828190210g:plain

 

【感想】

誰もが知ってる漫画デスノートの、NETFLIXオリジナル単品映画。1時間40分で知略の限りを尽くした死闘が最大の魅力である原作を忠実に再現するのは絶対に無理なので原作厨が叩きまくってますが、単品映画としてこれでこれで面白いと思います。アダム・ウィンガード監督はよく頑張ったと思うけど!相棒のサイモン・バレットは脚本で参加してないんだろうか。

今作では「ライトは恋人ミアと最初から共闘して悪人を裁く」という点で、ミアがどんどん暴走していくところをライトが比較的に止める立場になっているというライトVSミアの関係性も原作にはない感じで新鮮だった。やはりノートは一人で持ってしかるべきだろ…みたいな。そして「Lが黒人で結構感情的」っていうのがやはりめちゃめちゃな違和感ではあった。黒人なのはまあ問題ないしうまく演じていたと思うんだけど、さすがにLは常に冷静沈着、全てを記憶し推理して追い詰めていく過程が熱かっただけに…そこは…。

 

f:id:chicchi0411:20170828191737g:plain

 

あとワタリが「ワタリ」という名前だけで操られたり(ノートはフルネーム必須じゃなかった?ワタリは本名じゃないだろ)、リュークが観覧車をぶっ壊して殺そうとするなど、死神の立ち位置もややあやふやで、原作はいったん置いといたとしてもこの中にすでにほころびがあったのが気になった。知能偏差値をさげ、エンタメ偏差値を上げた仕上がりはまあ良いと思うけど、その辺の違和感はないようにしてほしかったな!まあそれでもうまいところはうまいので、見てみてもよいかと思います。あと残虐描写がけっこうキツめなのは良い。

 

【予告】

 

映画感想 - ベイビー・ドライバー(2017)

f:id:chicchi0411:20170828182313j:plain

ベイビー・ドライバー

★★★★★

 

【あらすじ】

ベイビーは強盗団の逃し屋として裏稼業に生きるドライバー。幼いころの交通事故をきっかけに、耳鳴りが止まらないが、ゴキゲンなミュージックを聞くことでそれは止み、ドライビング・テクニックに磨きがかかる。今日も大胆なテクで無事警察を巻いたベイビーだったが、ダイナーで出会ったウェイトレス・デボラと劇的な出会いを果たし、彼女のために足を洗うことを決心する。合衆国郵便局の強盗を最後のミッションとするが、果たしてどうなる…?

 

f:id:chicchi0411:20170828182712g:plain

 

【感想】

ショーン・オブ・ザ・デッド」「ワールズ・エンド」などのイギリス系コメディ映画で有名になったエドガー・ライト監督の新作。この監督といえばかなり精度の高いコメディが冴え渡る手腕の持ち主だし、「常連のサイモン・ペグとニック・フロスト出てないやん…」と思ってたんですが、ちょっとちょっとお待ちくだちいな…異次元に放り込まれた錯覚におちいったかのような超絶スタイリッシュな大傑作でした…夢かと思うほどにカッコよかったな、全て…。

 

f:id:chicchi0411:20170828183319g:plain

 

カーアクション、ガンアクション、恋人と戯れるシーン、コーヒーを買いに行く何気ないシーン、どこを切り取っても全てが画になる計算された構図はともかく、それをさらにネクストステージのカッコ良さへ引き上げたのが、「音楽との調和」、これに尽きると思います。車のワイパー、札束をテーブルの上におく音、銃撃戦、足音、コインランドリーの音、全てがBGMと完璧なタイミングでシンクロするんですよ。この目と耳を同時に刺激されることで圧倒的な没入感を感じることが出来ました。サイコー。ストーリーは大味気味ではあるものの、そんなことが彼方に吹き飛ぶほどの気持ちよさ。あ〜オープニングを飾るジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンの「ベルボトム」を聞きながら信じられない天才的ドライブで華麗に逃げ去る衝撃の5分間で観客の心はも〜釘付け。これはマジで体感して欲しいものですね…。

 

f:id:chicchi0411:20170828184503g:plain

 

ベイビーを演じたアンセル・エルゴートは若さと危うさを兼ね揃えた顔つきでめちゃめちゃハマり役だし、恋人デボラのリリー・ジェームズは100億点の可愛さ。アメリカのベタなダイナーでウェイトレスをしているのも良い。強盗団のリーダーにケビン・スペイシー、手下にジェイミー・フォックスジョン・ハムと脇を固めるメンバーも盤石の体制。これでスベらないわけがない…今すぐ見に行ってください。見ないやつはバカ。

 

【予告】

 

映画感想 - ネイキッド(2017)

f:id:chicchi0411:20170824104103j:plain

ネイキッド

★★★☆☆

 

【あらすじ】

ロブは高校の非常勤講師で、無責任で怠惰な生活を送っていた。そんな中、恋人との結婚式を明日に控えて準備に勤しむのだが、気がついたら結婚式当日、裸で全然知らないホテルのエレベーターの中に閉じ込められていた。なんで!結婚式場に向かおうとするも猥褻物陳列罪で警察に捕まってしまう。なんてこった…と思いきや、時間が巻き戻りまた裸でエレベーターの中に!これってタイムループに巻き込まれてる!?果たして無事に結婚式は行われるのか?

 

f:id:chicchi0411:20170824104623g:plain

 

【感想】

NETFLIXオリジナル映画。「裸+エレベーターの中をスタート地点に延々タイムループに陥る」というなかなかハードルの高いコメディ。かなりアメリカ的な軽いノリのコメディ色が全編に渡ってお送りされるために拒否反応が出てしまう人がいるかもしれないけど、その辺りを乗り越えれば話としてはなかなか悪くないとは思います。のらりくらりと生きてきて迫りくる結婚に対して自身の覚悟が固まっておらず、期せずしてハマってしまったタイムループを利用して様々な人と交流し、一人前の男になって結婚式を成功させようとする成長物語でした。

 

f:id:chicchi0411:20170824112023j:plain

 

イムループという試練を経て自身が成長するというハートフルな流れは「恋はデジャ・ブ」に通ずるものがありましたね。あれが好きな人はあわせて見てみてはいかがでしょうか。さっきも言ったとおり、「なんやこの展開」というぐらいに散りばめた強めな割にややスベリ気味なコメディ描写は時としてしんどいところはあるけど…。ちなみに、新婦役の女がすげーブスなのがびっくりしました。もうちょっと美人さん使ってもよかったと思うけどな〜。あと、義理の父が「24」のパーマー大統領の人で、懐かしい気持ちになりましたね。

 

【予告】

 

【シリアスなタイムループ】

 

映画感想 - 新感染 ファイナル・エクスプレス(2016)

f:id:chicchi0411:20170214175649j:plain

新感染 ファイナル・エクスプレス(釜山行き)

★★★★★

 

【あらすじ】

ファンドマネージャーのソグは仕事優先で家庭を顧みない生活が続いた結果、妻と疎遠になっていた。一緒に暮らしている娘のスアンもそんな父親にウンザリしており、母親のいる釜山に行きたいと懇願される。仕事もあったが仕方なく朝イチで釜山行き超特急KTXに乗り込んだ。

しかしこの時、韓国全土に謎のゾンビウィルスが蔓延しており、ジワジワと感染者が増大していたのであった。そしてウィルス保持者の一人がソグ達の乗るKTXに紛れ込んだが運の尽き、一気に車内がゾンビに感染していってしまう…!

  

f:id:chicchi0411:20170214175706g:plain

 

車内は超絶パニックになったが、ソグとスアンは様々な人々と協力して危機を乗り越えていく。しかし外界も完全にゾンビアポカリプスになっている上に、唯一安全が約束されていると噂の釜山までの道のりはまだまだ遠い。果たして無事にたどり着けるのか?

 

f:id:chicchi0411:20170214175734g:plain

 

【感想】

ありそうで無かった、韓国産のハードなゾンビ・アポカリプスもの。めちゃめちゃめちゃめちゃおもろすぎ!!!ゾンビの造形も欧米に引けを取らないし、電車内という狭い空間で動くものに反応して猛ダッシュで追いかけてくるなど、緊張感と臨場感たっぷり、さらにやばい速度で感染していって収拾付かないぐらい大勢で攻め込んでくる圧倒的絶望感が全く飽きさせることなく畳み掛けてくる!!よくここまでテンション高く作ってくれたな〜と拍手喝采したくなる仕上がりになってました。

さらに韓国映画といえば胸糞展開が得意だけど、こちらもそんな感じで「あんまりだ〜」と叫んでしまうほどに非情な展開が多々あり、それがまた良かったです。最高!

 

f:id:chicchi0411:20170214175759g:plain

 

コン・ユが演じた主役のソグは自分と娘の安全だけを考えて生き残ろうとする利己的な人間。対する娘のスアンは他の人に話しかけたり親切にしたりしてあげてとても優しい子で、その後スアンがピンチに陥った時に逆に他の人に助けてもらうことでソグの気持ちに変化が起こって、みんなで協力して幾多の苦難を乗り越えていくように心を入れ替えるという成長っぷりが良かったな。イケたメンだしスーツで走り回るし。

次第に淘汰されていく乗客の中で残っていった奴も「荒っぽいが根は優しい大男と妊娠中の妻」、「野球部員と女マネージャー(恋仲)」、「二人のババア(ビジュアルがコントのおばあさんそのもの)」、「世界の終わりにいち早く気付いて絶望のまま電車に逃げ込んだ浮浪者」、「どうしても釜山に行きたい鉄道会社役員」と分かりやすさとクセのあるメンツばかり。特にこの役員のオッサンがどうしようもない傲慢な奴で、他人をゾンビに食わせて自分は逃げおおせる、生存者を扇動してソグ達を追いやるみたいなことを繰り返しまくって、こいつさえいなければうまくいったのに…!みたいなシーンがてんこ盛り。良くも悪くもグワっと盛り上げめちゃめちゃにかき回す悪役として素晴らしい立ち回りなのが印象的だったな。

でもこのオッサンの「自分だけが助かりたい」という思想は序盤にソグがもっていたものとほぼ同じなので、一歩間違えてたらソグもこうなっていたかも…的な見せ方もスーパーグッド。こういったゾンビだけじゃないドロドロの人間同士の争いも「ウォーキング・デッド」に負けず劣らずだったと思います。

 

f:id:chicchi0411:20170214175834g:plain

 

終盤、電車にゾンビが思いっきり押し寄せてくる場面は「ワールド・ウォーZ」を彷彿とさせるド迫力!「アイアムアヒーロー」も圧倒的迫力だったけど、こちらはさらにその上をいくレベルの超絶完成度で、胸を張ってオススメできる素晴らしいものでした。絶対見てくれよな!

 

最後に、今まで言わなかったんですが、皆が思っていることなので一応言っておきます。邦題ダッサ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!邦題が決まる前に通称になってた「釜山行き」で良かったと思うけど、韓国に嫌悪感いる人もいるから避けたのかな。

 

【予告】

映画感想 - 新クライモリ デッド・フィーバー(2013)

f:id:chicchi0411:20170822110523j:plain

新クライモリ デッド・フィーバー

★☆☆☆☆

 

【あらすじ】

アイルランドの田舎で、トムは出会って2週間しか経ってない女の子ルーシーとドライブデートしていた。音楽フェスがあるからと誘い出したのである。前日入りしていたので森の奥のホテルを予約しており、そこに向かおうとするのだが、案内板を頼りに行っても目的地にたどり着けないどころか、何度も同じところに戻ってきてしまう。不気味な人影も見えたりするし、一体なんなんだ…。そんな感じで徐々に険悪なムードになりつつ日もとっぷり暮れたころ、額から血を流した男が登場し「俺も襲われた!」と言われてしまった。やっぱり誰かに狙われていたのか!助けて〜!

 

f:id:chicchi0411:20170822111021g:plain

 

【感想】

「クライモリ」と言っておきながら、全く関係無いという詐欺邦題。原題は「IN FEAR」。未公開映画を扱うブログで数年前に取り上げられてて、最近ようやっとこの邦題でDVDスルーされたので見てみた。う〜ん。特筆すべきところのなに、盛り上がりに欠ける微妙な展開であった…。filmarksでもめちゃめちゃ評価低いのはやっぱり「タイトルとパッケージで騙すな」っていうところに尽きると思います。「ヤツ」は出てこないし、クライモリではない(ただ暗い森ではある)。どんな邦題をつけても作品との相性が良ければ全く問題ないけど、嘘は良くないから…そんなの当たり前のことでしょうが…。

 

f:id:chicchi0411:20170822111951g:plain

 

ただ、たまにこういう駄作に当たると次にめちゃめちゃ面白い映画見たときに余計嬉しくなるので、それはそれで良いと思います。敬具

 

【予告】

 

映画感想 - ウィジャ ビギニング 〜呪い襲い殺す〜(2016)

f:id:chicchi0411:20170822101027j:plain

ウィジャ ビギニング 〜呪い襲い殺す〜

★★★★☆

 

【あらすじ】

霊媒師のアリスは、残された遺族のために死者を降霊させて心理的な負担を和らげることを生業としていたのだが、実際には家に仕掛けを施して娘に手伝わせてさも霊が降りてきたかのように演出しているただのインチキであった。そんなある日、降霊術にウィジャボードを使おうと画策したアリスは意気揚々とウィジャボードを購入。しかしマジモンの悪霊を呼び寄せてしまい、さらに次女に取り憑いてしまった。一体どうなる…?

 

f:id:chicchi0411:20170822101901g:plain

 

「呪い襲い殺す」の前日譚の話で、NETFLIXの超おもしろホラー「サイレンス」や、交錯する過去と現在の見せ方が超絶テクニカルな「オキュラス怨霊鏡」のマイク・フラナガン監督&脚本。前作未見だけどこの人の監督なので鑑賞。さらに製作にマイケル・ベイとジェイソン・ブラムという良さ気な布陣。悪霊取り憑き系はかなりこすられている昨今ですが、やはりウィジャボードは根強い人気がありますね。ホラー映画の雄が名を連ねているだけあって、驚かし演出、変顔、悪霊の姿などけっこうハードめに展開してくれて飽きさせない作りになっておりました。

 

f:id:chicchi0411:20170822103951g:plain

 

こう、いそうな雰囲気の時にウィジャボードのパーツを覗き込むと悪霊が見える!!そして取り憑かれる!みたいなパワーでゴリ押ししてくる演出も男気がありましたね。しかしこの取り憑かれてしまう次女、かわいいのにこんな感じでめちゃめちゃな変顔に加工されており、大変良かった。Cook Doの回鍋肉のCMで回鍋肉をめちゃめちゃ美味しそうに食べる女の子は学校で割とそのことをいじられているらしいので、この子もそうなるかもしれない…。いじめられないでくれよな…と少し心配にはなりました。

 

f:id:chicchi0411:20170822103154g:plain

 

まあ元がめちゃめちゃかわいいからいいか。

 

f:id:chicchi0411:20170822103221g:plain

 

白目で念仏を唱えるけど…

 

取り憑かれる人あるあるとして、「取り憑かれたあとの演技すごすぎ」っていうのがありますよね…「死霊館エンフィールド事件」とかもそうだけど。一体なんなん…。前作「呪い襲い殺す」もいつか(130年後ぐらいに)見よう。

 

【予告】

 

 

【マイク・フラナガン関連】

めちゃめちゃおもしろい

 

騙されたと思って見てほしい 

 

おもろの殿堂