にっきにっき

映画の感想ばかり書いているスーパーミラクルブログです。あなたのスターをお待ちしております

NETFLIXドラマ「ダーク」が面白すぎるのでシーズン2に向けて相関図作った

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「ダーク」はNETFLIXで配信されているドイツ産のドラマで、原発にほど近いヴィンデンの街を舞台に、奇妙な運命に翻弄される主人公ヨナスを中心とした4つの家族を軸にして描く超絶おもしろドラマです。

 

本作の魅力は何と言ってもタイムトラベル、パラドックスをテーマにし、2019年・1986年・1953年の33年周期の3つの時代を複雑に行き来する脚本の完成度。入り組んだ伏線を解きほぐす謎の解明が凄まじい反面、登場人物が家族別、時代別に分かれてとにかく多いので記憶するのが大変という側面があります。6/21にシーズン2が配信されることもあるので、個人的なおさらいも兼ねてシーズン1の主な出来事の整理と人物相関図を作りました。

 

めちゃくちゃなネタバレで見た人向けの内容になってますが、興味がある人は是非見てみてください。

 

 

 

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NETFLIXドラマ「ブラック・ミラー」のおもしろエピソードで打線組んだ

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「ブラック・ミラー」はNETFLIXで配信されているドラマで、「1話完結」「40〜60分で終わる」「エピソードごとにオリジナルの近未来ガジェットや設定が出てきて熱い」「現代社会を強烈に皮肉った内容」「世にも奇妙な物語の100兆倍後味が悪い」という要素が揃っているドラマシリーズで、「ネトフリのドラマ何から見たらいいかわかんね〜」という迷える子羊や、「忙しくてイッキ見する時間ねぇ〜」という忙しい悲しき企業戦士でも比較的入りやすい構成になっています。

 

2019年6月の時点で5シーズン・合計22エピソード。この中で、特にスーパーおもろなエピソードで打線を組んでみたので、参考にしてください。ここに挙がってないエピソードもだいたい面白いので、全部順番に見るのももちろんアリです。むしろこれを機に全部見て欲しい。

 

※胸糞話が好きな個人の感想です。「アレが無い、やり直し」とかはやめてください。「浅い」とか思う人は、そっとしておいてください。

 

■ブラック・ミラーおもろエピソード打線(2019/6/19更新)

1 中 「国歌」(シーズン1-1話)
2 遊 「宇宙船カリスター号」(S4-1)
3 右 「ストライキング・ヴァイパーズ」(S5-1)
4 一 「ブラック・ミュージアム」(S4-6)
5 三 「秘密」(S3-3)
6 二 「ホワイトクリスマス」(S2-4)
7 左 「人生の軌跡のすべて」(S1-3)
8 捕 「HANG THE DJ」(S4-4)
9 投 「サン・ジュニペロ」(S3-4)

 

【2019/1/9追記】

2018年末に公開された「ブラックミラー:バンダースナッチ」はこの打線に収まらないインタラクティブ神エピソードなので、単品の映画作品として紹介しています

 

 

 

■1番・中「国歌」(S1-1) 

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・おもしろ度:★★★★★
・むなくそ度:★★★★★
・後味悪い度:★★★★☆
・近未来設定:特になし

【あらすじ】

皇族のお妃スザンナ氏が何者かに誘拐される。首相に送りつけられたメッセージは「今日の16時に、豚とセックスする映像を全国に生中継したら解放してやる」というとんでもないものだった。この犯行声明はネットに拡散され、削除しても削除しても動画共有サービスで無限に広がっていく。首相は本当に豚を犯すの…?

このあらすじだけで最高の予感しかないのに、これが記念すべきシーズン1の1話目だからすごい。twitteryoutubeなどのSNSの普及により、火消しが全く出来ずに拡大していくさまは現代社会にもありえる話で非常に興味深いですね。一番覚えてるのは「もし豚を犯すことになったとしても、すぐにイクと豚で快感を得ていると誤解されるので、ある程度時間はかけてください…」という首相へのアドバイス。確かにそうだけど、めちゃめちゃ笑ってしまったな。そしてあのラストカットはいまだに悲しすぎて記憶に焼き付いている…。

 

 

■2番・遊「宇宙船カリスター号」(S4-1) 

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・おもしろ度:★★★★★
・むなくそ度:★★☆☆☆
・愉快痛快度:★★★★★
・近未来設定:人間のクローンデータをVRゲームのキャラにする〜システム

【あらすじ】

ネットゲーム開発社CTOのロバートは腕利きのエンジニアなのに陰キャラで社内でも浮いてる冴えない男で、共同経営者CEOのジェームズに人気をとられていた。そんなロバートの楽しみは、自分のためだけに作ったVRゲーム空間「宇宙船カリスター号」。こっそり採取したムカつく同僚のDNAからクローンデータを作り出してVRゲーム内でしか生きられない乗組員にし、さらに自分が絶対的リーダーとして権力を振りかざして宇宙を冒険することを至上の趣味としていたのだった…!

古臭いスペースオペラと思いきや、この設定。熱すぎる。DNAからそっくりのクローンを創るということは、クローン側からしてみたらそれまでの人間の記憶を持った状態で突然謎の宇宙船で目が覚めるという状況。クローン元は普通に生活しつつも「何この空間!?出して!」ってクローンはもがきまくるけど、他の乗務員が「奴が作ったゲーム空間だから絶対に逃げられない。諦めろ」言われてしまう…うえっうえっ…。そしてどうやってこの状況を打破するのか、これもまた見ものです。

 

■3番・右「ストライキング・ヴァイパーズ」(S5-1)

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・おもしろ度:★★★★★
・むなくそ度:★★★★☆
・きしょ〜度:★★★★★★★
・近未来設定:意識をキャラに憑依させるVR格闘ゲーム

【あらすじ】

学生時代からの親友ダニーとカールは最新ゲーム「ストライキング・ヴァイパーズ」の新作をプレイする。そのゲームは自分の意識をキャラクターに憑依させて遊ぶタイプのVR格ゲーだった。はじめの内は普通にバトルを繰り返すが、ふとしたことでカールが憑依した女キャラとダニーが憑依した男キャラでセックスをしてみたところ、極上の快楽を得てしまった。以来二人はヴァーチャルカオスセックスに没頭し、日常生活や妻との生活にも歪が生じる…

シーズン5から鳴り物入りでクリーンナップに入りました。とにかく「きっしょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!」と叫びたくなる、ありそうでなかった超展開!これは果たして浮気なのか?俺たちはゲイなのか?現実と虚構とは何なのか?性のあり方とは?そんな問題を160kmストレートでぶち込んでくる凄まじい脚本に、「これぞブラック・ミラーやで!!!」と興奮せずにはいられない…。結末も、果たしてこれでいいのか?と頭がクラクラしてしまいました。さすが。もはやアッパレ。

 

 

 

■4番・一「ブラック・ミュージアム」(S4-6)

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・おもしろ度:★★★★★★★
・むなくそ度:★★☆☆☆
・伏線回収度:★★★★★
・近未来設定:意識転送装置

【あらすじ】

黒人女性ニッシュが立ち寄った「ブラック・ミュージアム」は、ロロ・ヘインズが作り出した「意識転移装置」を利用した展示物が置かれていた。患者の痛覚を自分に共有する装置をつけて症状を完全に理解しようとした医者の話、昏睡状態に陥った妻の意識を自分の脳に移植して共に生きようとした夫の話など、ロロが関わった人々のエピソードが語られる。そしてメインの展示物は、世にも奇妙で哀しすぎる見世物装置だった…。

ブラック・ミラーのシーズン4最終話にして集大成のようなエピソード。一つ一つのエピソードもなかなか興味深いけど、それがどんどんつながっていく痛快さはなかなかのもの。さらに、今までのシーズン・エピソードで使われたほぼ全てのアイテムがカメオ展示されているという「新シリーズ作らないの?」と言いたくなるスターシステムも最高です。このロロ・ヘインズが喪黒福造みたいなやつでまた良いんだよな〜。

 

 

 

■5番・三「秘密」(S3-3)

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・おもしろ度:★★★★☆
・むなくそ度:★★★★★★★★★★
・かわいそ度:★★★★★★★★
・近未来設定:特になし

【あらすじ】

少年ケニーは自分のノートパソコンがウイルスに感染してしまった。それに気づかずにPC前で一発シコったのが運の尽き、謎の人物に「いまの録画したから」というメールが届いてしまう。そんな恥ずかしい映像はもちろんバラ撒かれたくので、ケニーは次々と謎の人物による無茶な要望に応えるハメになり、次第に取り返しがつかなくなっていく…。

ブラック・ミラーは基本的に最悪な話ばっかりなんだけど、これは全19エピソードの中で最も可哀想で、救いがなく、後味と胸糞が悪いという屈指の超最悪回です。見終えたあとは「あんまりだぁ〜〜〜〜!」とエシディシばりに泣きたくなること必至。でもこの極限まで研ぎ澄まされた最悪さが最早一周回って逆に最高で、クリーンナップに入れたくなるほどの鮮烈な完成度でした。これを最高と思えるかどうか、ブラック・ミラー信者の分かれ道かもしれません。本当に吐き気をもよおすほど残酷さなので、見る時は十分ご注意ください。 

 

 

 

■6番・二「ホワイトクリスマス」(S2-4)

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・おもしろ度 :★★★★★
・かわいそ度 :★★★★☆
・クリスマス度:☆☆☆☆☆
・近未来設定:視界情報加工装置・クローン製造機

【あらすじ】

マシューとジョーは雪山で長らく同居していたが、お互いの身の上を話すことはあまりなかった。5年めのクリスマスの日、ようやくジョーは昔話をする…。

クリスマスごろに公開されたこのタイトル。しかし楽しげな雰囲気を全て排除してただただ暗い気持ちにさせるのがブラック・ミラーのホワイトクリスマス…。「視界に入ってくる情報を加工する装置」が標準的に埋め込まれている世界の話と、スマートスピーカーみたいな自宅の情報端末の中に人間のクローンデータをインストールして色んな命令をそいつに聞かせる奴の話の二軸が展開されていきます。マシューとジョーの最終的な結末は気が遠くなるほどに恐ろしく、本当に想像したくない…と思わせてくれる残酷なもの。ちなみにこちらは本国ではシーズン2とシーズン3の間にあった特別編という位置付けです。

 

 

 

■7番・左「人生の軌跡のすべて」(S1-3)

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・おもしろ度:★★★★☆
・むなくそ度:★★★★☆
・後味悪い度:★★★☆☆
・近未来設定:目に映ったもん全て記憶す〜る〜装置

【あらすじ】

この世界の人々は「見たもの全てを記録していつでも確認・共有できる装置」を標準的に目に埋め込まれていた。すなわちこれで全ての情報を忘れなくなるということだが、果たしてそれは幸せな世界なの…?

シーズン1の最終話。こちらもこの記憶装置があるせいで最悪な展開に転がっていく胸糞の悪い話です。夫婦喧嘩のシーンで「あの時こう言ったよな!?キュルキュルキュル(記憶巻き戻して確認)はい言ってる〜!」とかいう、言った言わないの約束が一切無くなる世界、生きづらすぎる…。

 

 

 

■8番・捕「HANG THE DJ」 (S4-4)

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・おもしろ度:★★★★★
・むなくそ度:☆☆☆☆☆
・いい〜話度:★★★★★
・近未来設定:スーパー恋愛マッチングサービス

【あらすじ】

フランクとエイミーは「コーチ」と呼ばれる高性能マッチングサービスで出会い、指定された24時間だけ過ごすことになった。99.8%の確率であなたにベストな人をマッチングさせるという触れ込みで、短い時間だったがなかなかいい出会いだった。その後二人は様々な人とマッチングさせるが、しっくりくる人は現れない。フランクとエイミーは再び会うことはできるのか?

最悪な話ばかりのブラック・ミラーですが、これは超絶名作でいい話です。高性能マッチングサービスを利用して色んな人と出会っていくんだけど、見ていくうちに「全然働いてる描写が無いけどこの世界…一体なに?」という疑問点が湧いてくるんですよね。設定に詰めの甘さがある恋愛系凡作…?と思わせておいて、最後にドーンと世界をひっくり返すこの超絶演出。本当にハッとして素晴らしかったし、めちゃめちゃ感動しました。これは良いですよ。万人受けするので安心してオススメできます。

 

 

 

■9番・投「サン・ジュニペロ」(S3-4)

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・おもしろ度:★★★★★
・むなくそ度:☆☆☆☆☆
・いい話〜度:★★★★★★★
・近未来設定:ネタバレになるので秘密

【あらすじ】

1987年サン・ジュニペロ。内気な女性ヨーキーは、ディスコで出会った陽気な女性ケニーと運命的に惹かれ合う。しかし彼女達は1990年代・2000年代と、様々な時代のサン・ジュニペロで一切年をとらずに巡り会い、語り合い、惹かれあう。一体この街は何なのだろうか?

こちらもHANG THE DJと双璧をなすほどの良い話。一切胸糞展開がなく本当に清らかで、69回エミー賞でテレビムービー作品賞を受賞するほどの完成度。ヨーキーとケニーの汚れなき愛も清々しいうえに、何故か時空を超えて愛し合うという謎の設定も良い…。最高。HANG THE DJ同様、あまりネタバレをせずにフラットな状態で見るのが良いでしょう。

 

*****

 

以上です。あんまり国内のNETFLIXでこのドラマ推してないんだけど、本当に面白いから是非見て…。それではさようなら。

 

【シーズン3の予告】

映画感想 - ハイ・フォン ママは元ギャング(2019)

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ハイ・フォン ママは元ギャング

★★★★☆

 

【あらすじ】

お母さん版96時間inベトナム!眉間にシワがずっと寄ってる気難しい女性ハイ・フォンは借金の取り立て屋を生業としており、唯一の娘マイだけが生き甲斐だった。そんなある日、人身売買組織にマイが誘拐されてしまう!このまま放っておいたら臓器をバラバラにされて売り飛ばされる…。ハイ・フォンは怒りだけを原動力にして組織を地の果てまで追いかける!!な話

 

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【感想】

珍しいベトナムのアクション格闘映画。東南アジア圏の映画、インドネシアやタイを筆頭にかなり盛り上がってますね。そんなこちらは冒頭の通り「お母さん版96時間inベトナム」という説明がピッタリのアクションが熱い!ストーリーはほんとに「96時間」のまんまだけど、性別とお国柄がガラッと変わるだけで全てが斬新に見えてきてGOOD。こういう異国情緒を現地に行かずして楽しめるのも映画の醍醐味ですね

 

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スーパーお母さんハイ・フォンは娘を救うためならどこまでも追いかけて、時にはバイクを盗んだり(緊急事態なのにちゃんとヘルメットかぶるのがかわいい)、トラックの荷台に入ったりして食らい付き、迫り来る敵は見た目とは裏腹のバイオレンス格闘術でなぎ倒す!川の中で巨漢の男と戦いながら蔦で首を絞めあげるムーブはベトナムでしか表現できない!圧倒的無敵ではなく心身ともにボロボロになりながらも目の奥の業火を絶やさずに立ち上がっていく不屈の闘志パターンに加えて、それまでの生い立ちも徐々に明かされてくるるとあっちゃ〜熱さが積み重なって応援せずにはいられない!!頑張れ!報われてくれ!

 

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そんな感じで母は強し!!と嫌でも再確認させてくれる良作でした。ちょっと変わったアクションを見たい方は是非。ものすごい運の良さと一回だけ "完全に" 瞬間移動したとこはあったけど、細かいところはいい!

 

【予告】

映画感想 - アメリカン・アニマルズ(2018)

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アメリカン・アニマルズ

★★★★☆

 

【あらすじ】

大学生スペンサーとウォーレンは、しょうもない人生を一発逆転したいと思っていた。ある日、図書館に12億円相当の高価な本があると聞き、これを!盗んで!売れば!人生逆転!友達のエリックとチャズを巻き込んで綿密に計画を立てるが、実際は映画みたいにスマートに行くわけはなかった…。再現映像に犯人本人が総出演した新感覚サスペンス+ドキュメンタリー!な話

 

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【感想】

一番のキモはやはり実話で、かつ再現映像の合間に実際に事件を起こした犯人が実名顔出しで登場して振り返るという手法。斬新すぎません!?で、肝心の書籍強奪計画はというと、現場は司書のおばさん一人だけ、部屋に入りさえすればスタンガンで気絶させてスマートに…そして華麗に盗んでこの逃走経路からしなやかに逃走…!と綿密にプランを立てたのにいざとなったら「あれ…司書4人いる!思てたんと違う〜!」から始まり、何一つ上手くいかない!この想定外の緊急事態が無限に積み重なっていって、最悪が雪だるまのように大きくなって取り返しがつかなくなる緊迫感は見てて笑っちゃうけどかなりヒリついたな…。やはり現実は上手く行くわけがなく、映画的にはグズグズのカスな仕上がりなのにこの異常な生々しさが返ってリアル!でした

 

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犯人たちも武勇伝みたいに当時を振り返るのではなく、罪悪感に苛まれて後悔の海に沈み続けながらも前を向いて償う姿勢はなかなか見応えがありました。やはり大小関係なく、犯罪は誰も幸せにならない…アカン…と当たり前ながら再認識。というか日本じゃ絶対こういうの作れないよね。罪を犯した者は本人がどれだけ償いの姿勢を見せて悔い改めても一生責め続けられてしまうお国柄だから…

 

【予告】

映画感想 - 神と共に 第一章:罪と罰(2018)

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神と共に 第一章:罪と罰

★★★★★

 

【あらすじ】

火災現場で人命救助していた消防隊員のジャホンはうっかり死んでしまう。しかし人は死ぬと亡者となり、49日間で行われる7つの地獄裁判で全て無罪判決が出れば生まれ変われるらしい。ジャホンは19年ぶりに現れた「めちゃめちゃ善人」と認定され、カンニム、ヘウォンメク、ドクチュンの行列のできる最強地獄弁護士軍団とともに順調に無罪を勝ち取っていくが…?な話

 

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【感想】

韓国のスーパーエンタメ冥界巡りアクション。開始1秒からフルテンションで展開する凄まじいカメラワークからのジャホンの死を皮切りに、誰の人物説明も全く挟まずに開始10分後にはもう第1の裁判ぐらい行っちゃうくらいのすごすぎるテンポの良さ!この時点でもう心を掴まれて、そのままOMOROが一切途切れることなく襲いかかってくる!めちゃおもろい!!

 

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ジャホン(ときどき岡崎体育に見える)の人となりは最初はマジで分からないけど、裁判が進んでいくごとにそれまでの半生が少しずつ明かされていく構成で引きつけてくれて、そしてお約束のトラブルも起こりつつ、現世と冥界二つの舞台にして巻き起こるとんでもないスピリチュアル爆裂アクション!!と思いきや涙の鉄拳で殴りかかってくるかのように全力で泣かせにも来てくれて、感情がもうグチャグチャになりました…。すすり泣く声が聞こえる劇場…。全てのエンタメがここにあった…

 

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全ての展開が良すぎて体感して欲しいあまり具体的には何も書いてないですが(それでもここまでダラダラ書けるの凄くないですか?)、来月パート2が公開されて今作で残った謎と伏線を回収しつつ、2は満を持してみんな大好きマ・ソンドクも出るとあっちゃ〜こりゃセットで見ないわけがない!今すぐ見に行ってください!「良さ」があるから…

 

【予告】

映画感想 - 流転の地球(2019)

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流転の地球

★★★★☆

 

【あらすじ】

太陽の膨張が深刻化してこのままじゃ地球が飲み込まれてしまう…!よ〜し!地球各地にめちゃでかブースターを1万個つけてぶっ放して太陽系の軌道から脱出させて、地球まるごと宇宙に飛び立って安住の地を求めるぞ〜!しかし計画開始から17年後、ヤバイ緊急事態が起きて再び地球滅亡の危機や〜!色々どないなっとるんじゃ〜!果たして地球はどうなるの〜!?な話

 

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【感想】

見てください、この無茶苦茶なストーリー!テンション上がりますね!自転が止まったり公転から外れたりすることにより地球が一瞬で破滅することは科学的に考証されてますが、そんな細けえこたどうでもいいんだよ!!とにかく地球存亡の危機、そしてその回避のために人々が死力を尽くす姿をとんでもないスケールと熱さと剛力で描き、その目に焼き付けてくる!余りにもメチャクチャ過ぎて終盤はずっと笑いが止まりませんでしたが、ここまでハラハラドキドキ一難去ってまた一難が続きまくる見せ場だらけの展開は本当に凄まじかった…。圧倒的な中国資本をまざまざと見せつけられました

 

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舞台は飛んでる地球を先導する宇宙ステーションにいるペイチアンと、地上の危機に巻き込まれる息子リウ・チーとドゥオドゥオ兄妹を主役に据えながら、興味深い世界設定や巨大爆熱ブースター機構、とんでもない危機にそこからの奇想天外すぎる解決策と、最初から最後まで安らぐ暇無し!まさにマイケル・ベイ映画を見てるような爆発的な感覚になることは絶対です。ただこれだけは言いたいんですが、本当に細かいことだけは気にしないで笑って楽しみましょう!映画って夢を与えてくれるものだから…

 

【予告】

映画感想 - アラジン(2019)

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アラジン

★★★★★

 

【あらすじ】

貧しいが心の清いアラジンはお忍びで城下町に来ていたお姫様ジャスミンと偶然知り合い惹かれ合う。ある日アラジンは洞窟の奥にあった魔法のランプをこすり、そこから飛び出た魔神ジーニーに「自分を王子にしてくれ」という願いを叶えてもらう。身分違いの恋を叶えようとするが中身はアラジンのまま。果たしてこの恋の行方は…?そしてランプを悪用しようとする奴も現れて…な話

 

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【感想】

映画を愛し、映画に愛されているのでマスコミ試写会にて。いつもありがとう…。最近こぞって実写化されるディズニー名作ですが、先日の「ダンボ」に続いてのアラジン…、お、おもっ、おもろ、おもろすぎっ!!最高!すごい!警備の目をかいくぐって街を逃げ回る序盤に、ジーニー初登場時の「フレンド・ライク・ミー」+ハチャメチャな歌と踊り、「ホール・ニュー・ワールド」+魔法の絨毯の旅などなど、誰もが知ってる名曲+名シーンが実写で完っっっ全に再現されていて、そりゃ〜圧倒的なクオリティ!!特にアラジンが王子になりすましてアグラバー国にやってくる無駄な超絶大パレードは凄すぎて笑っちゃった。ストーリーやメッセージ性なども元が分かりやすさの極地で起承転結ハッキリしており、何も悪いところがおまへん…

 

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公開前に実写ジーニーがお披露目された時「ただの青いウィル・スミスやんけwww」みたいな感じでバカにされてたけど、これはもう見れば分かる!!ジーニー実写化はウィル・スミス以外ありえない!!ジーニー本来の陽気さ+変幻自在の魔法の楽しさに加えてウィル・スミスのスター性とヒップホップテイストも入れることでただの再現ではない現代のアップデートがなされておりました(スタッフロールのキャスト欄でも一番上に来てるし)。お見事!

 

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さらに「夢・願いを叶える」といった原作のメッセージに加えて昨今のブームとしての「女性の強さ」も強めに描かれており、ジャスミンの固い決意を新曲「スピーチレス」にのせて歌い上げるその姿、衣装や時代と気高さなども相まってまさに「バーフバリ」のデーヴァセーナのごとく…でした。ジーニーとジャスミンの凄さでもはやアラジンが空気みたいな感じですが、猿のアブーや魔法の絨毯などコミカルチームと息をあわせてしっかり存在感をアピールしてましたね。いや〜これは実に良かった…。本当に…

 

【予告】

映画感想 - クリード 炎の宿敵(2018)

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クリード 炎の宿敵

★★★★☆

 

【あらすじ】

ロッキーのかつての友、アポロの息子アドニスはロッキーをトレーナーにつけ、ボクシング頑張り街道を驀進していた。ある日、何やかんやでいきなり王者になったのだが、なんとなく実感が無い。そんな中、ロッキーの最大のライバルにしてアポロを試合中に死なせたドラゴが息子ヴィクターとともに現れ、アドニスのベルトを賭けて試合を表明した。果たして…?な話

 

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【感想】

クリード」の続編(前作見てます)。今回の対戦相手は「自分の父親を試合で死なせた男の息子」。そして各コーナーのセコンドには30年前に熱戦・烈戦・超激戦を繰り広げたロッキーとドラゴ。親世代の因縁が子へ受け継がれるという宿命…。恥ずかしながらロッキーシリーズは一作たりとも見てないにわか野郎ですが、この整うべくして整った舞台は前シリーズを見てなくとも伝わる熱量…!展開としてはもちろん「何やかんやで結局アドニスが勝つんだろうな…」というのは映画好きの皆さんにおかれましては分かると思うんですが、そこに行き着くまでの「何やかんや」の間に感情をめちゃくちゃ揺さぶってきてドラマ性を高めてくれたのが最高に良かったですね…

 

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ドラゴ&ヴィクターを「倒すべき絶対悪」として描かず、ドラゴがロッキーに負けた後に歩んだ苦悩やヴィクターが抱く親への複雑な葛藤をしっかり見せることで相手側にも肩入れしてしまうという構成…、いやむしろ個人的にはドラゴ親子の方に気持ちは向いてたかもしれません。悲哀があったから…。アドニスアドニスでロッキーに投げかけられた「自分が戦う理由」を深く自問しながら苦悩し続ける姿と、そこから一つの答えを持ってドラゴに挑む姿も熱い!事前にしっかりと両者の戦う理由を描いて盛り上げまくってからの因縁の対決は演技とは思えない圧倒的爆発力とリアリティ!そしてめちゃめちゃ良いタイミングでロッキーのあのテーマが流れる!血湧き肉躍る!!最高でした…3作目も作ってほしい

 

【予告】

映画感想 - シー・ユー・イエスタデイ(2019)

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シー・ユー・イエスタデイ

★★★☆☆

 

【あらすじ】

CJとセバスチャンは天才高校生でタイムマシンを発明してしまったのだが、そんなある日CJの兄カルヴィン(黒人)が白人警官に強盗と理不尽に間違われた挙句射殺されてしまう。失意のどん底のCJだったが、タイムマシンで過去に戻って殺される前に助けることを決意。二人は満を持して当日に戻るが、やはり一筋縄ではいかないのであった…な話

 

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【感想】

スパイク・リー製作のタイムトラベルもの。基本的な構造は「好きな映画で挙げると最早浅いと思われそうな超おもしろ映画1位」ことバタフライ・エフェクトとほぼ同じで、殺された兄を助けようと思ったら様々なトラブルが起こって、あっちを助けりゃこっちに不都合が…という分かりやすい王道パターン。しかも序盤にカメオ出演マイケル・J・フォックスがCJたちの高校の先生として出た上に「タイムトラベルか…なんてこった」と言ってくれる遊び心が嬉しい…!

 

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で、もう一つの要素としてブルックリンの黒人街を舞台とし、登場人物も9割以上が黒人。てことで人種問題に深く切り込んだ描写がかなり多く含まれていて興味深さがありました。いまだに現地では黒人はこんな感じで理不尽な待遇を受ける社会的弱者とされてるの…?なかなか遠くに感じてしまう話だけど、これが実状なのかしらね。そんな感じでタイムトラベル×重めの人種問題というほぼ交わらなさそうな要素が加わってスリリングかつ考えさせられるお話に仕上がってました。タイムトラベルものにしては終わり方も斬新!

 

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と言いつつ、過去に戻ったCJの行動が過去に干渉しまくる無計画さとアホ過ぎなところは気になったかな…。お前がもっと思慮深く落ち着いて動いてりゃ全てがスムーズにいったのに!みたいなストレスはかなりあり…。まあ山あり谷ありで映画っちゅうもんは面白くなりますが、それにしても天才高校生っていう設定が吹き飛ぶほどにトンチンカンだったな〜

 

【予告】

映画感想 - ゼイリブ(1988)

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ゼイリブ

★★★★☆

 

【あらすじ】

失業中の肉体労働者ネイダはとある街に流れ着き、飛び込みで工事現場で働くことになった。街は失業者であふれ、貧富の差が激しい。労働者キャンプに設置したTVには物を買わせるCMばかり…。そんな中とある不思議なサングラスを手に入れたネイダがかけてみると、エイリアンが支配している現実世界の真実の姿が浮き彫りになった!な話

 

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【感想】

ジョン・カーペンター監督(ハロウィンとか遊星からの物体Xとか)のレジェンド的スリラー。不思議なサングラスをかけることでエイリアンに支配された真実の世界が暴かれ、そこには人間に擬態して街に溶け込むエイリアンの姿…!街の広告や本が全て真っ白で一言「服従せよ」「考えるな」「眠っていろ」「消費しろ」というメッセージしか書かれていない…!ニュースキャスターや警察官といった上級職はみんなエイリアンだった!というやつ。これらの有名なシーンの存在は知ってたけど実際に見たのは初めてで、それでも今見てもその衝撃はなかなかのものでした。レベルEとかマトリックスとかにめちゃめちゃ影響与えてるな〜とその源泉をしれたような感じでよかったです

 

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世界の構造を知ったネイダがいきなり決心して警官(エイリアン)からショットガンを奪って銀行に入って何のためらいもなくエイリアンだけを撃ち殺しまくるという凄まじい行動原理の歪さや、工事現場で知り合って日の浅いフランクと「サングラスをかけろ!」「いやだ!」という悶着からの壮絶な殴り合いもすごかった。ここめちゃめちゃ長い。しかし真実を分からせるため、人の心を動かすためにここまでしなければならないというメッセージもあるのかもしれませんね…

 

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というかネイダがめちゃめちゃマッチョでバックドロップとかしまくって見応えがある…と思ったら、そもそもこのロディ・バイパーって人プロレスラーなんですね。それはさておき「支配する側はカスだから殺せ!!」という監督の思想をこういう強烈なアウトプットは痛快で最高でした。こういうレジェンド映画、どんどんリブートorリメイクして欲しい

 

【予告】