にっきにっき

映画の感想ばかり書いているスーパーミラクルブログです。あなたのスターをお待ちしております

映画感想 - アルカディア(2017)

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アルカディア

★★★☆☆

 

【あらすじ】

10年前にカルト教団と噂される集落から逃げた兄弟。しかし世間に馴染めず今も友達も恋人もいない。ある日彼らの元に届いた教団員からのビデオレターを見て、弟は今一度集落に戻って様子を見たいと兄に懇願する。仕方なく車を走らせて戻った集落は10年前と変わらず穏やかだ。いや、その人々の姿は10年前から全く老いていない…。果たしてこの村に何が起きているのか?な話

 

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【感想】

先日レビューした「キャビン・イン・ザ・ウッズ」の続編という立ち位置。前作で「?」だった点が別視点から描かれて解消されたり、様々なピースがつながって一つのおぼろげな答えが出てくる実に不思議で面白い構成でしたね。ストーリー自体は可もなく不可もなくで、なぜ?と思うようなところはあったりもするけど、前作含めて醸し出される空気感と演出はなかなか独特!屋外で暗闇から垂れ下がったロープを引っ張る謎の儀式、自分の首吊り死体の前にたたずんで見つめる人、小屋の中で永遠に5秒間の無限ループから抜け出せない人…説明しすぎない不可思議な怪現象が素晴らしい!

 

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中でも今作の主役ジャスティンが、前作のマイクとクリスに会いにあの小屋に出向くという場面も差し込まれてて良かったですね…。前作の結末のあとの、やはりこうなってたか…という形でその場にとどまり悪戦苦闘する姿もあり、さらに前作同様自分たちをどこからか映し出して写真やビデオで啓示するスーパーナチュラルな存在もありで、世界観を共有しつつさらに拡張させてくれる良さに満ち溢れてました。クライマックスもなかなかCGが頑張ってる!どうか「キャビン・イン・ザ・ウッズ」とセットで見てください。主演+監督&脚本を務めた二人、この調子でもっと良いものを作って欲しい…!敬具

 

【前作】

 

【予告】

映画感想 - キャビン・イン・ザ・ウッズ(2012)

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キャビン・イン・ザ・ウッズ

★★★☆☆

 

【あらすじ】

マイクのもとに1本の映像データが送られてきた。中身は親友のクリスが薬物依存になってる映像と、居場所が記された地図。マイクはクリスがいる森の小屋に行き、彼と滞在してヤク抜きを手伝ってあげることに。手錠で拘束して様々な話をしていたのだが、実はクリスはあの映像を送った記憶も手段も一切無いという。一体誰があの映像を撮ったのか?そして怪現象も巻き起こる…な話

 

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【感想】

かなりややこしいんですが、あの一躍話題になったメタホラーコメディ「キャビン」の原題が「CABIN IN THE WOODS」で、本作の原題は「RESOLUTION」で邦題が「キャビン・イン・ザ・ウッズ」。こんなことあります?駄作の先入観を貼られてしまうものすごい便乗タイトルですね。確かに舞台は「森の中の小屋」ではあるけども…。そんな出発点から失敗してる今作、個人的にはこれ単品で見ても好きな部類に入るんですが、世界観を共有する続編と言った立ち位置の「アルカディア」とワンセットで見るとさらに良さが増しますね。みんなの評価は軒並み低いですが…(このレビューもアルカディアを見たあとに書いてます)

 

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キャストもほぼ二人、小屋の中の会話が大半、全然予算のなさそうな感じもありながら、小屋の周りで偶然拾ったビデオテープを再生すると自分たちの少し前の様子が映像として収められている!なぜ!?と気づき、どんどん見つかる映像媒体を再生していくとその差が徐々に縮まっていき、挙句の果てにリアルタイムと映像が追いついてくる!という大いなる怪異が薄ら怖くて良い…。そして「映像で謎の啓示が送られてくる」というギミックが、マイクの後ろについていくようなPOVっぽいカメラワークとリンクしたり、映像の繋ぎ目で入るノイズにもそれらしき意味を見いだせたりして、低予算ながらこの辺りの構成はなかなか匠の技が光るな〜と思いました。予算のない中で発揮するクリエイティビティほど良いものはない。投げっぱなしと思われてるラストも、前述のギミックからある程度一つの結論は出せるし「アルカディア」とあわせるとさらにワーっとさせてくれるしねそんな感じで総合的な評価は低いですが、表面的なところだけじゃなくもっと入り込んで見るとけっこう良いと思いますよ。敬具

 

【予告】

映画感想 - 野性の呼び声(2020)

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野性の呼び声

★★★★☆

 

【あらすじ】

🐶温室育ちの犬「ワンワン!」
🕶悪人「犬を誘拐して金にしよう」
🐶故郷を離れた犬「ワンワン!」
👨郵便屋さん「犬ぞりやるから犬買おう」
🐶郵便屋のソリを引く犬「ワンワン!」
🗻🐺(圧倒的大自然のオーラ)→🐶?
🐶目覚める犬「これが…野生!?!?」
な話

 

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【感想】

映画を愛し、映画に愛されてるのでディズニーより直々に試写会に招待いただきました。直訴されちゃあ行くしかねえよな!いつもありがとう…。これ、100年以上前の小説で過去5回映画化されてるらしいです。長年愛されてる作品だけあって、文句のつけようもなくおもしれ〜!犬〜!!大型犬のバックと共に暮らしてぇ〜!映画的にかなり犬の動きが誇張されてるんだけど、そこにヤダみは無く、むしろ無条件に愛してしまえるほどのキュートさ〜!!ワンワン!!

 

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良家の飼い犬として家族に愛されてる序盤では圧倒的なかわいさと挙動の面白さで関わる人全てを虜にさせ、そこから故郷を離れさせられる憂き目にあいながらも犬ぞり郵便屋のメンバーとして駆り出されて険しい雪道の旅を行く中盤ではチームプレーの大切さと自然の過酷さを目の当たりにする…!そこから温室育ちの犬が野生の本能を少しずつ取り戻していく心の成長が、言葉を排除してもギンギンに伝わってくる画の力強さ!さすが監督が「ヒックとドラゴン」で表現力を培ってるだけあってここら辺の描写はマジで熱かった!人間の手によって望んでなかった運命に導かれていくのは見てて少しつらさもあったけど、それもまた一つの「解」という感じで大自然の脅威と美しさと素晴らしさを体感できる逸品です。すっかりおじいさんになったハリソン君も渋くて良かった!

 

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で、ここから関係ないんですが、この日の試写会にあの勝俣クンもおりまして、ワッ!テレビとおんなじ姿!と驚きました。マスクもサングラスも何もしてないのに誰からも声かけられてなかったのは、それだけお茶の間にその姿が浸透してるからなんでしょう…決してファンが0人というわけではない…はず…敬具

 

【予告】

映画感想 - エル・カミーノ:ブレイキング・バッド THE MOVIE(2019)

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エル・カミーノ:ブレイキング・バッド THE MOVIE

★★★★☆

 

【あらすじ】

ブレイキング・バッド」のジェシー・ピンクマンを主役に据えたエピローグ的単体作

 

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【感想】

これを見るために昨年10月ごろから少しずつブレイキングバッドを全シリーズ見直しておりました(どこにそんな時間が?)。誰々が死ぬといった強烈な場面以外ほぼ全て忘れてたので改めてその完成度の高さとスーパーおもろさに感服…。で、今作はドラマのエピソード5-16・マジの最終回の直後から始まって、全てを清算しやり直すために色々奮起する話。あくまでドラマ見てた人用の熱烈ファンに向けた感じでトッド達ギャングやら人消し屋やらの説明は大胆に省いてるので、ちゃんと見直してて良かった…となりました。話としてはまあ普通だけど海外ドラマの歴史において絶対に外せない偉大すぎるブレイキングバッドで積み重ねてきた感情が自分の中にある分、いつも通りスコアは甘々です!ウォルターと違いどんどん善人になっていくジェシ〜!!どうか幸あれ〜!!!

 

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生存するジェシーの関係者のもとを渡り歩いたり、原作ですでに命を落としてる人も回想で会話するシーンがあったり、ギャングに拘束されてた時にどんな苦渋を味わってたかという追加エピソードもありつつ、ほんとにファンサービスが伺える内容でしたね。強烈なトラウマで精神を壊しかけてるところでサポートしてくれたかつての仲間バッジャーとスキニーピートの友情にはマジでじぃん…とさせられました…うっうっ。それにしてもトッドを演じたジェシー・プレモンス、太り過ぎだろ…。回想シーンなのにめちゃめちゃ見た目が変わってて笑ってしまった。6年経ってるから仕方ないか…いや、クリスチャン・ベールばりの役者魂見せてやせろや!!

 

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それにしても、ドラマ版はまじで面白すぎるから未見の方は是非…。全てのエピソードが完璧に計算され、全ての出来事に必然性がある最高最大のドラマシリーズなので…。敬具

 

【予告】

映画感想 - 屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2018)

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屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ

★★★☆☆

 

【あらすじ】

1970年〜1975年の間に4人の娼婦(とは名ばかりの酒浸りド底辺くそばばあ)を殺して解体して屋根裏部屋の奥に隠していた、完全に目がイッちゃってるやべー連続殺人鬼フリッツ・ホンカの話

 

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【感想】

まず、自分の中の常識では考えられないほどの掃き溜めが集まるスラム街の描写がやばすぎて引いちゃう!バー「ゴールデングローブ」に集まる人間、み〜んな生気を失って一日中タバコをバカバカ吸って酒を飲みまくり、一度おごられたら誰にでも股を開くこの倫理観と道徳観の無さ!最低最悪超劣悪な環境で繰り広げられる、さらなる弱者によるえげつない行為!劣等感から暴発する無計画な殺人衝動と行き場のない怒り!ここまで来ると、これほどまでに狂った日常生活を淡々と描き出すこの映画自体、いったい何!?って感じで強烈なインパクトがありました。全てが嫌すぎる…!

 

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残虐描写はそこまでないんだけど、フリッツ・ホンカの顔(イケメン俳優を特殊メイクでぐちゃぐちゃな顔にしてるらしい)、悪臭がここまで来そうな部屋の汚さ、被害者の救われなさ、バーの最悪な人間達、ボカシのないチンチン、非モテの見てらんない最悪なアプローチ、世の中のルールが無いようにすら見える地獄みたいな風景でかなり滅入ってしまったな…。逆にグロ描写無くてよかった!もう十分嫌だ!!と心の中で叫んでました。そんな感じで1秒ごとに最悪が積み重なっていくのでオススメはしませんが、自分の中の価値観が揺さぶられるような凄まじきパッションを感じました。敬具

 

【予告】

映画感想 - ヒトラーを殺し、その後ビッグフットを殺した男(2018)

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ヒトラーを殺し、その後ビッグフットを殺した男

★★★★☆

 

【あらすじ】

爺「寂しい余生〜」🐶「ワンワン!」
FBI「かつてヒトラーを殺した実績を持つ貴方にお願いです。やばい病原菌を飛散させるビッグフットを殺してくれません?」

爺「なんでアタスが!?」
FBI「あなたの血液に病原菌の抗体があるので、唯一ビッグフットに近づけるんです!」
私「めちゃくちゃな話だなぁ」な話

 

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【感想】

タイトルで完全にオチてしまっている、めちゃくちゃな映画…と思いきや、意外にもかなりシリアスで真摯にお話が紡がれていく、洗練された渋さのある作品でした。ビッグフット映画ではなく、くたびれた元ハンターのじいさんがそれまでの人生を振り返りながらまた大物を狩りに出るというヒューマンドラマとして見るのが正しい楽しみ方でしたね。こんだけタイトルで煽ってるけどビッグフットにはくれぐれも期待せぬよう…ビッグフット映画なんか基本的にハズレが多いので…

 

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ビッグフットを狩るために再び戦いの場に繰り出すカルヴィンは忠犬と静かに暮らしているんだけど、どのような経緯でヒトラーを殺したのかが回想シーンで描かれ、その後も事あるごとにカルヴィンの過去が断片的に差し込まれていく構成。何を思い、何を感じ、激動の時代を生き抜いてきたのか。そしてその中でとある女性(めっっちゃめちゃ美人)と恋に落ちるも、現在は一人暮らし。何故…?今のこの暮らし、切ねっ…といった邪推も入れつつ、一人のジジイにガッツリと感情移入させてくれる!しかもその描き方に一つの抜かりも無く実に丁寧!そしてビッグフットと対峙した時にカルヴィンの中で湧き上がる思いとは…?ともかくタイトルに反比例してとにかく渋い!まあまあオススメです。どうしてもビッグフットメインで見たいんや!という場合は、「イグジスツ 遭遇」か「プライマル・レイジ」を見ましょう

 

【ビッグフット】

 

【予告】

映画感想 - サーホー(2018)

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サーホー

★★★★☆

 

「バーフバリ」のプラバース主演の最新作。映画を愛し、映画に愛されてるので1回限りの試写会にご招待いただきました。超絶怒涛空前絶後前人未到の超ド級ハイパーアルティメットスペクタクルアクション&サスペンス&カーチェイス&格闘&銃撃&ダンス&歌&プラバース!!!狂ったインドの大富豪が描いた夢をそのまま実現させたんか?ってぐらいハチャメチャだった!

 

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「バーフバリ」で一気にその知名度を上げたプラバースの、プラバースによる、プラバースのためのプロモーションビデオとも言わんばかり、ことあるごとに差し込まれるドヤ&キメ顔!オシャレな衣装を時にクールに、時にワイルドに着こなし、迫りくる敵を小指で捻り潰しながら踊る!歌う!恋をする!その姿に誰しもが思うことでしょう。「あまりにもカッコ良すぎる…!」と…ヤダみが無さすぎる…輝きすぎている…。それもありつつほんとに信じられないアクションの目白押しで一切の眠気に襲われることもなく突き進んでいきました。とにかく形容する言葉が見当たらないほど凄すぎる!

 

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なんだけど、ストーリーがまじでわけわからね〜!!!予備知識0で公式サイトもほぼ何も情報が無い状態だったから仕方ないんだけど、開始3分でいきなり頭で処理できないほどに複雑な人間関係と似通ったヒゲ面の登場人物が一気に出てきて、さらに組織の政治的な出来事をはじめとする世界観の前提情報の説明を滝のように浴びることになるんだけど、ひとっつも理解できない!速すぎて追いつかない!いまどういう状況!?誰が何でどうなってこうなってるの!?警察は何を追ってるの!?!?ってなってしまいました。

 

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なので、配給のツインさん!これ読んでたらマジで公式サイトで事細かな相関図を公開するとか、冒頭の数分を公開するとか、何かしらやっておいてくれ〜!頼む〜!そして見に行く方も、予備知識0で行くとマジの大パニックに陥るのでしっかりあらすじやら何やらを頭に叩き込んで臨んでください!私から言える、マジのアドバイスです。が、そういう難がありつつも最終めちゃめちゃに面白いと思えたので、そこはすごいし、安心してください。応援上映は…やりづらそ〜!敬具

 

【予告】

映画感想 - 見えない目撃者(2019)

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見えない目撃者

★★★★☆

 

【あらすじ】

警察学校卒業式の夜、なつめは夜遊びする弟を連れて帰る途中で事故にあい、弟を死なせた上に自分も視力を失い、警察官の道を諦めるという踏んだり蹴ったりな出来事が起こる。そこから3年、盲導犬とともに何とか普通の暮らしは出来るようになったが、いまだに3年前の事故を引きずって精神はズタボロだった。そんななか女子高生の連続失踪事件に巻き込まれてしまう…な話

 

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【感想】

原作となる韓国版と中国リメイク版もあるサイコスリラー。中国版を見て比較した上で言わせてもらうと、完全に日本版の方がおもろい…。いや、めちゃくちゃおもしれー!!!パラサイトフィーバーの後押しもあって映画界ではもうとっくに韓国に完全敗北してて、邦画ももっと頑張ってくれよ!!って思ってただけに、これは相当に満足度が高かったですね。試写会の招待状来てたのに華麗にスルーしてしまったな…見ておけば良かった!

 

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シナリオ、シチュエーション、舞台設定、盲目の演出、犯人の動機や真相など、出来るだけ日本に寄せたかなりのアレンジをきかせつつリアリティを追求してる上に、映画らしい犯人の異常性・残虐性を痛快に押し出すリアルとファンタジーのバランスが素晴らしかったです。中国版はかなり何じゃそりゃな犯人の動機だったので余計にそう思ったな。R15ということもあり全国公開されてた邦画の割にはいい線いってる残虐描写もまあがんばったな〜という印象です

 

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で、邦画は往々にして演技が最悪に下手なところがあるんだけど、今作はそこが気になることもなく、みんな上手かったのもポイントでしたね。吉岡里帆さんは主役を張ってるだけにほぼ化粧もせず視線も動くオブジェクトに反応しない見た目の盲目感も出しながら精神をすり減らしつつ悪と対峙する演技が素晴らしかったです。アッパレ女…。事件に首を突っ込みすぎるのも過去の出来事が行動原理となってて違和感もそこまでないしね。あとは大倉孝二田口トモロヲの刑事コンビもかなり素晴らしかった…こんなに事件に向き合い真相に近づきフラグも立てる有能刑事、見たことない!そして終盤の映画的スリリングな展開と「静と動」がそれぞれ100から100へ一気に振り切れる激烈的緊迫感もお見事でした。いや〜これは良かった!

 

【予告】

映画感想 - スキンウォーカー(2018)

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スキンウォーカー

★★★★☆

 

【あらすじ】

自分と同じ顔の死体の横で目が覚めたエミリーは、その死体を切り刻み、処分した。帰宅後、自分に捜索願を出されていたらしく自宅に一人の警官がやって来た。都合の悪かったエミリーはその警官の首を締めると、瞬く間に彼の養分が吸い取られていき…やがてエミリーはその警官ソックリになった。彼(彼女)は人の姿と記憶を奪って生続ける「スキンウォーカー」なのである…な話

 

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【感想】

未体験ゾーン枠の中でもなかなか良さに満ち溢れていた逸品。人の姿と記憶を奪って新しい人間になって永遠に生きられるが、数時間〜数日でその体は腐ってしまい、新たな体のために生贄を探さなければならない特異体質の男(女)の話。こんな設定だと一人また一人と消えていくホラーなテイストになりそうだけど全くそんなことはなく、生まれた理由やこのような体質になった理由、どこからやってきてどこに行くのか、といった謎めいた展開なのにそれが明かされることもなく、むしろ体を変えていくことで自分が一体何者か分からなくなって苦悩する哀しき姿をメインテーマとして綿密に描いていくドラマのような体裁でした。個人的にはかなり好きだったな〜

 

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悠久の時の中でいくつも体を替えていき、もはや自分が誰かも分からないくらいになっているところである女性と出会い、気持ちと真実を伝えようと何度も何度も巡り会うその姿はかなり泣ける!いつものバーのいつもの席にいる彼女、変わらないバーと変わらない姿、変わっていくのは自分の姿のみ。いつも最初ははじめまして…。切なさで胸が締め付けられる!!!!「体を入れ替えて自分の姿が変わる」というややホラーな設定をこんなドラマチックかつエモーショナルに仕上げてくれた監督のその手腕はかなりのものでしたね。オススメです!

 

【予告】

映画感想 - ドローン(2019)

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ドローン

★★★★☆

 

【あらすじ】

👹悪人「ドローン🚁使って覗きしよっ!」
👮‍♂️👮‍♂️👮‍♂️「逮捕だー!」
👹🚁「まだだ!まだ終わらん!」
⚡️雷「悪人に向かってドーーーン!」
⚡️👹🚁⚡️「悲鳴〜!」バリバリバリ!
🚁💨「魂がドローンに乗り移った〜!」
🧔🏻👩夫婦「ドローン拾った!ラッキー」
🚁「家のネット操っていたずらしよっ!」
な話

 

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【感想】

作り物丸出しのゾンビのビーバーが人間に襲いかかり世界中をほっこりさせたアニマルホラー「ゾンビーバー」のジョーダン・ルビン監督の新作は、チャイルドプレイと全く同じ流れで殺人鬼の魂がドローンに乗り移って嫌がらせを繰り返すサイバーホラー「ドローン」だ!最高!あまりにもバカバカしすぎる!!爆笑に次ぐ爆笑のシーンの連続に大満足でした。まさに究極次元のおバカ映画!!!!もはや愛!!!

 

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殺人鬼の魂が乗り移ったドローンは何故か新婚夫婦の家にやって来て、勝手に飛んで隣人(何故か豪邸に一人で暮らし何故か一日中プールで泳いでる淫乱熟女)のスケベ写真を空から盗撮し、何故かPCにハッキングしてその写真をデスクトップの分かりやすいところに保存して夫の仕業だと妻に勘違いさせる!地味!その他、飛んでる音で絶対バレるだろという点に目をつぶり何故か誰にも気づかれることなく飛び回って地味な悪事を繰り返す!中盤からもさらにめちゃくちゃさにさらなるアップデートを重ねてますますヒートアップし、血文字で書いた脅迫文を壁に貼る(どうやって)!プロペラで首をはねる(爆笑過ぎる)!そして極め付けは高速回転するプロペラでドアを引き裂き、その隙間からドローンが覗き込むシャイニングパロ!!!こんなことあります!?バカの天才が作った映画じゃん!!あとBGMが信じられないぐらいダサい!!!

 

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そんな感じで真面目には決して見ず、ゲラゲラ笑いながら全てを受け入れて見ると果てしなく面白いので、一度でいいから是非見てみてください…最高すぎるから…。映画本来の醍醐味を今一度思い出させてくれるようなクオリティに感激です。あと、頑張る妻レイチェル役が先日見た「セーラ 少女覚醒」のアレックス・エッソーさんなのも良かったです。かなりお綺麗なのにバカすぎる脚本を心から楽しんでるような感じに好感が持てました。本当に必見の面白さです。マジで見て良かった!

 

【予告】