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にっきにっき

映画の感想ばかり書いているスーパーミラクルブログです。あなたのスターをお待ちしております

映画感想 - デッド・サイレンス(2007)

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デッド・サイレンス

★★★★☆

 

【あらすじ】

ジェレミーとリサの夫婦のもとに、差出人不明の荷物が届いた。中を開けてみると怪しすぎる腹話術人形。きめえ…。それはさておきジェレミーが夕食を調達するために少し外出している間、リサは舌を抜かれてぶっ殺されていた。なんで〜!調べるとどう見てもこの腹話術人形が怪しい…ということで、箱に書かれていた手がかりを元に謎を解明する話

 

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【感想】

ジェームズ・ワンリー・ワネルという「ソウ」のゴールデンコンビによる2007年制作のホラー。この二人の特徴がよく出ているな〜〜という感じでマイナーながらも楽しく見れました。舌を抜かれて殺された腹話術人形の強烈な呪いが襲いかかってくるんだけど、ビビらせの演出がかなり高度で良かった。突然出てきてワ~!っていうのはもちろんあるんだけど、そこに至るまでの予兆として「完全な無音になる」というタイトルにもつながる効果がまたたまらんのですよ。BGMはもちろん、衣擦れや足音にいたる全ての物音が完璧に聞こえなくなるこの静寂はものすごい緊迫感を生み出してくれたな〜。

 

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呪いがなぜジェイミーとリサに降りかかるのかという謎も過去を紐解くことで見えてくる因縁はなかなか無理がありつつも丁寧に土台を作ってくれることでその世界に浸れるのはこの二人の手腕ならではな感じはしたな。余計なつっこみを入れる余地を無くすというか。あと、言及せずにはおれないのがやっぱりソウシリーズを彷彿とさせる驚愕のオチ。もう全然予測せずに見てたので全く見破ることができませんでした。お見事…。

 

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【予告】

 

【こっちの人形もいいよ】

 

映画感想 - ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017)

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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス

★★★★★★

 

【あらすじ】

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々が巻き起こしたちょっとしたトラブルを助けてくれたのは、「天人」のエゴと名乗るおじさんだった。彼はピーター・クイルの父であると告白し、その信憑性をどんどん高めていく。そしてピーター出生の秘密が暴かれるとき、またしても宇宙の危機が訪れる。これを救えるのはやっぱりこいつらだ!

 

【感想】

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ありがとう…それしか言葉が見つからない…ほどに最高…。マーベル・シネマティック・ユニバースの歴代の中で最強に面白いよ…こんなことある…?笑って泣かせて熱くなれる、そんな最高の映画がここにある…。私からは以上です、それではさようなら…。

 

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登場人物全員に最高の見せ場があるのはMCUお手の物だけど、今作のMVPは満場一致でヨンドゥ。ここまで最強にカッコイイ、無骨でカリスマ性あふれる男、宇宙中探しても見つからないだろ…。

 

【予告】

映画感想 - ジェーン・ドウの解剖(2016)

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ジェーン・ドウの解剖

★★★★☆

 

【あらすじ】

ティルデン遺体安置所に、とある身元不明の女性の遺体が運び込まれた。トミーとオースティンの検死官親子は彼女「ジェーン・ドウ(身元不明遺体につけられる仮名)」の解剖を行うが、外傷が全く無いにも関わらず手首足首が粉々に折れていて、舌が切り取られ、肺が焼け焦げ、内臓がズタズタに切り裂かれて、胃には布にくるまれた自分の歯が溶かされずに検出される…など、調べれば調べるほど不可解な状態であった。なんでなん…?そしてジェーン・ドウにまつわる様々な憶測が飛び交うなか、さらに説明のつかない怪現象も巻き起こるようになった。外は嵐。一体何が起こるの…?

 

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北欧産POVの「トロール・ハンター」がカルト的反響を呼んだことでおなじみのアンドレ・ウーヴレダル監督の最新作。「トロール・ハンター」超好きなのでこれはおもろ確定案件や!と思い初日に見ましたが予想どおりめちゃおもろでした。我が目に狂いなし…。遺体安置所+謎の遺体+怪現象という、ホラー的状況が揃いまくった状態で次々とジェーン・ドウにまつわる恐ろしい仮説が浮かび上がってくるという正統派ド直球のホラーでした。いや〜〜〜怖面白い!検死官という専門家が自分の使命である解剖を中断して逃げようとするという決断で、いかに恐ろしいものと対峙しているかが伝わりまくる良い構成だったな〜。

 

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この手のホラーだと、どうせ「ジェーン・ドウが起き上がってなんかしてくるのでは…」と思いがちだけど、なんと最後まで動き出さないという英断も良い方向に動いていましたね。そんなチープなものではなく、それ以上に恐ろしいことが起こるだけに、ただそこにいるだけで十分恐怖という…。一体何が起こるのか、それは実際に見て確かめていただきたいと思います。とにかくワンシチュエーションで解剖のシーンも目を背けたくなるほどグロく、極限まで恐怖の対象を映さずに盛り上げてくれる演出で、正統派ホラー映画としてかなりオススメできる仕上がりでした。「トロール・ハンター」はPOVだったので、これも究極POVでいけるのでは…とちょっと思ったけど、まあなかなか怖いので是非ともご覧ください。ジェーン・ドウがまた白い肌で美しいんだよな〜〜〜おっぱいやマン毛も存分に拝めるし…。敬具。

ちなみに、シネマカリテ主催の「モルグ(遺体安置所)ホラー」のくくりとして、来月には「アイム・ノット・シリアルキラー」も公開されるので、合わせて見に行かなければ。

 

【予告】


【こっちもオススメよ】

映画感想 - 皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(2016)

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皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ

★★★★★

 

【あらすじ】

孤独なチンピラおじさんエンツォは、ひょんなことから鋼鉄のような耐久性とパワー、そして脅威の再生能力を宿してしまう。これはラッキー、その力を利用してATMをぶっ壊し金を巻き上げ、AVやプリンを大量に買うなど私利私欲のために使っていた。そんなある日、世話になっているセルジオと闇取引をしている最中に揉め事が起こり、その流れでセルジオは取引相手に殺されてしまい、その娘のアレッシアの面倒を見ることになった。彼女は母親を亡くして以来自分の殻に閉じこもってしまい、現実とアニメ「鋼鉄ジーグ」の世界を混同するほど天真爛漫であった。

一方、セルジオの行方がわからなくなったことで街の一角を仕切るゴロツキのジンガロがアレッシアのもとへ訪れて居場所を吐かせようとするが、辛抱たまらずエンツォが窓から乱入し、その力を使ってチンピラ達を撃退した。その姿を見たアレッシアは、エンツォを司馬 宙(鋼鉄ジーグ)と重ねて見るようになる…。

 

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【感想】

イタリア制作の、永井豪原作アニメを超絶リスペクトするダークヒーローもの。さいっっっっっっこうに面白い〜〜〜〜〜!!!!!!!最高!!!生きることに希望を見出だせないきたねえおっさんエンツォがスーパーパワーに目覚めて、さらにヒーローの何たるかを知り尽くすちょっと頭のおかしい女アレッシアと関わるうちに自分のアイデンティティ・やらなければならないことを見つけ、目の前の悪を討つ…という胸が熱くならないわけがない勧善懲悪ストーリー。最高です。キーとなるのが「鋼鉄ジーグ」っていうチョイスもすごい!マジンガーZでもゲッターロボでもなく、ガンダムでもなく鋼鉄ジーグ!!圧倒的存在感!

 

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↑のように、鋼鉄ジーグをプロジェクターに写して見ている時にアレッシアの情緒がおかしくなってエンツォがぎこちなく抱きしめるというこのシーン。ここマジに美しい超絶名シーンです。こんなジーグの使い方ある?鋼鉄ジーグ本編自体は本当にひとつまみのスパイス程度の使われ方だけど、監督のリスペクト精神が随所に見られる素晴らしい構成でした。ジーグじゃなくても良さそうだけど、最後まで見るともうジーグじゃなきゃね!!!ってなっちゃうね。

エンツォは不器用な生き方しか出来ないマジの孤独なおじさんで、アレッシアが穢れを知らない天真爛漫な性格という対照的な感じなのも良かった。言うなれば「ターボキッド」におけるキッドとアップルのような、男が女に振り回される関係。最高ですね。そしてそこに登場する悪のボス・ジンガロがまたぶっ飛んでて良かった!マフィアの世界でのし上がりたい欲求と、手下をコマとしか見ておらず、自分が生き残るために媚び売り裏切り何でもする泥臭さとサイコ感が「エンツォの戦う理由」として機能しているんですよね…。は〜最高。

 

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テロの脅威に怯えつつも、裏ではマフィアが色々動いている…というイタリアの闇の部分もかなり深く描いており、「こういう抗争、ジョジョ第五部で見たな〜」となりました。やっぱりイタリアってマフィアの力やばいね…と日本で住んでたら知ることのないような情勢も興味深いです。オープニングで日本語タイトルがババーンと出るのもめちゃめちゃカッコイイし、最後にエンツォ街に消えるスパイダーマンみたいな終わり方も「熱さ」のツボをこれでもかと刺激してくれて最高過ぎ。今すぐ見に行こう!

 

【予告】

映画感想 - スプリット(2016)

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スプリット

★★★★☆

 

【あらすじ】

女子高生3人が突然現れた丸坊主の青年ケヴィンに拉致監禁される。一体目的はなんなのか?彼女たちはここから脱出できるのか?しかし青年は、ときにやかましい子ども、時には落ち着いた淑女のような性格にコロコロ変わる。彼は23の人格をもつ「解離性同一性障害」の患者であった…。なんなの〜!

 

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【感想】

シャマラン監督の最新作。女子高生3人対23の人格を持つ男!という設定はなかなか燃えるものがあり、開始2分・速攻で拉致されるスピード重視の開幕も素晴らしかったな。解離性同一性障害の患者ケヴィンを演じたジェームズ・マカヴォイ、顔は同じなのにふるまい、訛り、顔つきと人格によって全く変わるのが恐ろしいほどにハマっていたなあ。見た人全員「演技すご杉内」って思っちゃうほど、凄まじい完成された演技力であった。

 

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潔癖症なデニス

 

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優しいパトリシア

 

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9歳のヘドウィグ

 

こうして並べるとマジで全く違うな…。で、始まった瞬間の流れはなかなか良く、カメラワークも人物のアップ多めの特殊な見せ方で尖ってるな〜とか思いつつ、23の人格の男で更に24番めの人格が出て来る瀬戸際…という状態で女子高生とのスリリングな攻防が描かれると思いきや、時間軸が「囚われた女子高生たちの視点」「女子高生の一人ケイシーの幼少期の思い出」「少し過去のケヴィンと主治医の会話」の3つが短いスパンでコロコロ変わっていきつつ、イマイチつかめないボンヤ〜リした会話が続くので序盤から中盤にかけてはやや退屈にはなってしまったかな。女子高生たちも分断されて完全に監禁されるのでなかなか動きがないし、アクションやスリラー的にはもう一つって感じでした。う〜〜ん。

 

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ケイシー役を演じたアニャ・テイラー・ジョイどの、地味な顔をしているものの見ていくうちにどんどん可愛く見えてくるのが良かったです。ケイシーとケヴィン達とのやりとりと関係性もなかなか面白いです。

 

★今後の展開微ネタバレ

で、ニュースで取り上げられたけど、「スプリット」は2019年に続編の制作が決定して、さらに2000年ぐらいに公開された「アンブレイカブル」の世界線と一緒になるらしいです。スタッフロールのあとにこの告知が「急告」って出てきたんだけど、さすがに「誰が興味あんねん」とは思ってしまったな。アンブレイカブル、映画感想ブログ始める前に見たから記録してないしほとんど忘れてるし…。

 

【けっこういいところ見せる予告】

映画感想 - 屍憶 -SHIOKU-(2015)

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屍憶 -SHIOKU-

★★★★☆

 

【あらすじ】

TVプロデューサーのハオPは恋人イーハンとの結婚の準備と本業の間に挟まれてめちゃめちゃ多忙であった。そんな中、取材で台湾に伝わる監修「冥婚」の存在を知る。なんでも若くして未婚で死んでしまった女性を弔うために、その死んだ女性と生きた男とで結婚の儀式を行うというものだった。きも〜。で、そんな取材を続けたハオPは、いつしか冥婚らしき悪夢にうなされるようになってしまった。なんで…?それとは別に、女子高生のインインも16歳の誕生日を迎えた日からなんかやけに霊的な存在が見えるようになる。この因果関係、いったいなんなん…?

 

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【感想】

「冥婚」を題材にした日本と台湾の合作ホラー。プロデューサーに一瀬隆重を迎えたので、Jホラー的なジメジメ感が強い力作であった。着飾った死者の雰囲気や冥婚の儀式も不気味だし、ドッカンドッカンびびらすようなものではなくとにかく陰湿で秀逸な描写が続いていったので、よくよく振り返ると近年のJホラーより格段に面白い印象はあったかな。

 

「冥婚」とは、若くして死んだ女性を弔うために、生きた男性と無理矢理結婚をさせるという台湾、中国、日本にも伝わる慣習。男の選び方がまた残酷で、女性の遺品や頭髪などを入れた赤い封筒を道ばたに置いといて、拾ってしまった男と…という感じ。怖いよ!でもこの慣習知ってたら拾わんとこってなりそうだけどね。あんまり知られずに伝わっていったのかな。

 

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時間軸はハオPと女子高生のインインのパートの二つが交差していくパターンで、細かい伏線をちりばめて最後に回収していく流れはなかなかハッとさせられる展開でよかった。携帯がテーブルの下に落ちているとか、本当に何気ないところにも意味があったのにいっさいの違和感なく出してくるので巧みです。そんな感じでなかなかの「良さ」なので、おすすめです。

 

【予告】

映画感想 - WE GO ON 死霊の証明(2016)

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WE GO ON 死霊の証明

★★☆☆☆

 

【あらすじ】

死ぬことに対して異常に恐怖をおぼえる編集者マイルズは、「死後の世界を証明してくれたら3万ドルやるで〜」という広告を新聞に出した。1000通を超える応募の中から科学者、霊媒師、企業家の三人にしぼったマイルズは彼らとの接触をはかる。はたしてマイルズは死後の世界を見ることはできるのだろうか?

 

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【感想】

地味すぎて盛り上がりに欠け、インパクトも無く、途中で取り憑かれてしまう幽霊のビジュアルも弱いという、「無」の90分だったかな。なんか変に期待しすぎてしまったのかもしれない。う〜〜ん。生きながらにして死後の世界を見ようとする映画は「マーターズ」が印象に残るけど、あれぐらいめちゃめちゃにやってほしかったよね〜。うん。終わり。終わりです。すみません。まあこういうやつを見るからこそ、超絶面白い映画に出会った時の感動もひとしおというところもあるので、こういった映画に触れることも大事ですよね。敬具

 

【予告】

映画感想 - ザ・シェフ 悪魔のレシピ(2016)

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ザ・シェフ 悪魔のレシピ

★★★★☆

 

【あらすじ】

クルド系移民のサラールはロンドン郊外で小さなケバブ屋を父親とともに切り盛りしていた。しかし父親は病気がちな上、自分も苦学生で、生活は苦しいものだった。さらにこのサウスコートの街は夜な夜な若者たちが酒に酔い暴れまくるという最悪に治安が悪い地域。店内で喧嘩があっても警察がくるのは3時間後、さらに移民ということもあってナメられることもしばしばだった。そんなイライラが募る中、父親がからんでくる酔った若者を追い払おうとしたら突き飛ばされ、打ち所が悪く死んでしまった。しかも目撃者がいないので本人を罪に裁くこともできなくなった。も〜〜〜〜〜いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜!

 

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さらに数日後、店内でまた暴れる若者がいた。ちょっとサラールが裏に行ってる間に勝手にキッチンに入って揚げ物を作り始めたのである。いい加減にしろと追い出そうとするが、抵抗し、もみ合ううちに超高温のフライヤーに若者の頭をぶっ込み、からっと揚げ殺してしまった。やっべ…でも…腐りきった世の中、死んでも誰も気にしないカス、差別意識の消えない格差社会…、全てを憎んだ勤勉なサラールは何かが弾け、この若者を細かく刻んでケバブの材料として次の日の「仕込み」にしてしまった。いったいどうなる…。

 

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【感想】

あらすじが長くなってしまったけど、「まじめな若者が様々なものを憎みまくって凶行に走る過程」にものすごく見応えがあったので、興が乗ってその辺りまで書いてしまいました。単純なゴアホラーではなく、移民問題を含んだ社会風刺が説教くさくなく描写されて「そりゃ人肉をケバブにしたくなる気持ちもわかるわな」と応援したくなることうけあいです。だって、こんな最悪な街、ある…?ってちょっと笑っちゃうぐらい治安悪いんですよ。

 

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一番最悪な客は、勝手に店に入ってきて女同士で痴話喧嘩し、静止したらサラールにも暴言を吐きまくり、机の上に置いてあった論文作成用のPCをぶっ壊し、店の前に突き飛ばしたら突然M字開脚で自慰を始め、さらにサラールを裏につれこんで即尺しようとした女。どういうこと???いくら酒に酔ってるからってそこまでいく???もちろんケバブの材料や!!!!殺せ!!!!となりますよね。そんな感じで殺してもいい若者が無限に出現するので、食材には全く困らない街でした。原価ゼロ。でも最悪であればあるほどサラールの凶行がより正義に見えてくる構図が良いんですよ。18禁ということもあって、ゴア描写はなかなかのものだし。オチはちょっと微妙だったけど、この人肉ケバブでどんどん有名になっていくのはよかったな。

 

【予告】

映画感想 - ジャック・リーチャー NEVER GO BACK(2016)

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ジャック・リーチャー NEVER GO BACK

★★★☆☆

 

【あらすじ】

アウトローおじさんのジャック・リーチャーががんばる話。かつて所属していた陸軍内部調査部のターナー少佐が身に覚えのない反逆罪で逮捕されてしまった。それなりに仲が良かったジャックは彼女をスンナリ脱獄させてこの件の裏に潜む陰謀を明かそうと奔走する。

 

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【感想】

95カ国、40言語に翻訳されている人気小説シリーズの映画化二作目(前作は「アウトロー」)。トム・クルーズが巨大な悪の陰謀を暴くという渋めのハードボイルドサスペンス。やっぱりトム・クルーズといえば、めちゃめちゃなアクションパートを先に考えてそれを補うようにストーリーを作ってる説が浮上している「ミッション・インポッシブル」シリーズがあるので、どうしてもそれと比べながらみてしまっている自分がいたかもしれません。こちらのトム・クルーズは飛行機にしがみつかなければブルジュ・ハリファに素手で登らず、宙づりにもならず背中で爆発がおこったのに何故か横に吹っ飛ぶような最高にクールなアクションは無いのでどうしても小粒になってしまう印象があったかな…。

 

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あと原作シリーズもよく知らんから「待望の映画化!」ともならないしね…。ジャック・リーチャーの娘(ブス)がひょんなことから同行して、つかの間の休息の時にターナー少佐に人質に取られた時の護身術を学ぶ何気ないシーンがあるんだけど、「これ絶対最後にこれで危機的状況回避するやろ」と思ってしまったしな。ミッション・インポッシブルの最新作作ってくり〜〜。

 

【予告】

映画感想 - グッド・ネイバー(2016)

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グッド・ネイバー

★★★★★

 

【あらすじ】

悪ガキのイーサンは友達のショーンとともに、近所に迷惑をかける意地悪じいさんを6週間かけてドッキリにハメてその様子をドキュメンタリー形式で撮影する実験を行うことにした。その内容は霊がいるかのような停電、物音といった外的要因で霊を信じさせてやろうというものなのだが、どんだけこちらがニセ霊現象を仕掛けて、その様子を隠しカメラで観察してもじいさんは物怖じせず、調べもせず、周りに協力も求めず、通報もせず、ただただ傍観し、ロッキングチェアに腰掛けてTVを見、そして鍵のかかった地下室に一晩中こもるのみだった。そしてイーサンたちの悪巧みは、思わぬ方向へ転がりだす…!

 

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【感想】

認知症のジジイが復讐の旅に出る「手紙は憶えている」、目の見えないジジイがコソ泥を返り討ちにする「ドント・ブリーズ」といった、ジジイが活躍する映画は最近注目されており、DVDスルーとなったこちらはまあ二番煎じだろうな…と思ってたんですが、マジでひっくり返りましたよね…。これ、絶対みた方がいいですよ皆様…。

 

イーサンたちの実験は「裏の網戸が勝手に動く」とか「勝手にオーディオの電源がついて音楽が鳴り響く」といった些細なものなんだけど、それがおこる度にジジイは「あること」を思い出していくんですよ。これがも〜〜〜とんでもなく巧みな伏線となって積み重なる!ジジイに関する全てが明らかになった時、「迷惑な意地悪ジジイ」と「それを粛清する正義の存在」という構図が予想外の形で逆転する展開は驚愕すること間違い無し!!パクリっぽいB級映画とスルーするのはもったいないぐらい、良さがありました。「最後ひっくり返る」という点だけでそれまでのことはほとんど伏せているので、できればこのまま予備知識を入れずに見ていただければと思います。実に良いので…。

 

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ジジイ役のジェームズ・カーンは「ゴッドファーザー」の長男ソニー・コルレオーネ、「ミザリー」の主人公ポール・シェルダンを演じた超大御所俳優。物静かで奥に秘めた狂気と悲哀が合わさったような素晴らしい演技で盛り上げてくれましたね。二人の悪ガキも「ゾンビーワールドへようこそ」や「プラスワン」など、私の好きな映画に出ているということもあってかなり親近感をもってみれたのもあって、キャスティングもなかなかいいですよ。

 

ちなみに、イーサン達のパートは自らカメラを回すPOVにしつつ、ジジイのパートに入ると普通のカメラワークになるという登場人物の視点で撮影方法が変わるのは何か新鮮だったな。個人的にはPOVでいくならPOVで全編通して欲しいとは思うけど、まあそれはあまり気にしなくてもいいかもしれません。とにかくおすすめ!

 

【予告】