にっきにっき

映画の感想ばかり書いているスーパーミラクルブログです。あなたのスターをお待ちしております

映画感想 - ON AIR 脳・内・感・染(2008)

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ON AIR 脳・内・感・染

★★★★☆

 

【あらすじ】

地方ラジオDJのグラントは朝の情報番組を町民に届けていたが、中継先から「人々が暴徒化して診療所を襲ってる」「両腕がちぎれた状態で人が死んでる」といった不穏な知らせを聞く。さらに軍が出動したり外出禁止令が出たりと明らかに外の様子がやばい。やがて新種のウィルスにより人々がおかしくなっていることが判明する…グラントは状況を電波に乗せて伝えていくが…?な話

 

【感想】

どこかのYouTubeの何かの映画ランキングで上位に食い込んでたパニックスリラー(全てがあやふや)。ほとんど知名度は無いものの、おもろい…。これ隠れた逸品ですよ皆さん…。ラジオブースのワンシチュエーションのみで、外の様子は中継や電話の音声のみで、ほぼDJとスタッフ計3人の顔のアップだけで展開する緊張感あふれる攻めたストーリー。具体的なグロ描写も無くレポーターが電話口で「人を食べてる!!」「そこら辺に死体がある!」「やばい、こちらに来てる…」と声だけで伝え、感染者のビジュアルもほとんど出てこないという視聴者の想像力が試されるこの状況は近年の「ギルティ」に近いものがありましたが、こちらの方が先なんですよね

 

本作を「おもろ映画」に格上げさせた要因として、未知のウィルスにより町の人々が次々と冒されていく、その「感染経路」がかなりクリエイティブに溢れてる点。こんなの見たことない!というありそうで無かった斬新な設定に興奮すること間違いなし。舞台がラジオ局であることもかなり重要になってきつつ、そこからDJ達がどう立ち回るかもかなり見ものです。治療方法もめちゃ奇想天外で良い!映画はこうでなくっちゃな!邦題と合わせると何となく分かりそうな気もするけど、気になったらこのまま他のレビューも読まずに見てみると良いかと(ほとんどの人がネタバレしてるので)。それにしても、低予算だけどアイデアに溢れた映画は良いですね…

映画感想 - ナンシー(2018)

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ナンシー

★★★☆☆

 

【あらすじ】

瞬きをするように嘘を付く女ナンシーは、今日も派遣先で「北朝鮮に旅行したことあるよ」と明らかな嘘をついていた。SNSにも依存し、知り合った相手にも嘘を付く。そんなある日30年前行方不明になった少女を捜索する家族がテレビで涙ながらに訴えているのを見る。当時の写真からCGで予想した現在の少女の顔は、ナンシーそのものだった。まさか自分は誘拐された…?な話

 

【感想】

ポスタービジュアルやストーリーラインがやけに引き付けてくれるインディー作品。そしておそらくこれが今年の最後の未体験ゾーン作になりそう。主演のアンドレア・ライズボローさんはニコケイの怪作「マンディ地獄のロードウォリアー」で不思議な魅力に包まれた妻役(かなり序盤で焼き殺される)が印象に残ってて、本作でも嘘に包まれて全く本質が見えない女を見事に演じきってましたね

 

嘘しかつけない虚言女が30年前に娘を誘拐された家族の元を訪れ、記憶を辿りながら出自を探る…見てる側もどうせ嘘だと思いつつ、受け入れる家族もある程度疑ってはいるものの、それまで体験したことのなかった擬似的ながらも確かな「家族の愛」を感じ取り、ナンシーの心に大きな影響を与えていく…。傷ついた人々同士が身を寄せ合いながらも今を必死に生きて、嘘で自分を塗り固めたナンシーにのしかかる描写は非常に切なく、胸が張り裂ける…。そんな感じで静かに展開していくドラマでした。ラストシーンのやりきれなさは一見の価値あり…

 

アンドレアさんもインパクトを残しながらも、SNSで知り合う男のチョイ役にジョン・レグイザモ(「スーパーマリオ魔界帝国の女神」のルイージ)、そして父親がスティーブ・ブシェーミ(めちゃくちゃな顔面)と、映画ファンなら嬉しい配役もありつつ、インディー作品ながら最後まで切なさと寂しさの余韻が強い逸品でしたね。敬具

映画感想 - スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007)

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スーパーバッド 童貞ウォーズ

★★★★★

 

【あらすじ】

ポジティブ童貞セスとネガティブ童貞エバンは唯一無二の親友で、高校卒業とともに童貞も卒業したがっていた。そんな中セスは元彼女ジュールズ主催のパーティーで酒調達係に任命され最後のチャンスと奮起する。二人の悪友で超バカ童貞のフォーゲルに偽IDで酒を買わせようとするが、さらなるクソバカ警官二人が現れて酒調達が困難に。果たして三人は童貞を卒業できるのか?な話

 

【感想】

童貞!圧倒的バカ!自由な大人!ドンチャン騒ぎ!青春!共感!成長!コメディの全てが詰まった良作!!話自体はシンプルで未成年が酒を調達しようと奮闘するだけなのに、そこにあらゆる魅力的なキャラクターを配して予測不可能な展開にさせてくれて、めちゃめちゃ満足でした。本作のWikipediaによると、あのエミネムが200回見たらしい…いや、でもそれも誇張では無さそうな納得の面白さ!!

 

はみ出し者のセスとエバンが酒を調達して何とかパーティーで童貞を卒業しようと奔走しつつ、ハワイ州の偽IDで「マクラビン(名字無し)」とあり得なさすぎる名前を名乗ることになったフォーゲルがひょんな事からバカ警官に気に入られ夜の街を連れ回して大人の遊びを教えるという二軸の構成。このマクラビン×警官がめちゃめちゃ最高!どこから発掘してきたんだというマクラビンの最強オタクインパクト怪演技に、警官の特権を活かしてあらゆる悪事でバカ騒ぎする一夜の出来事は特にハチャメチャに素晴らしく、大人ってこんなに自由でいいんだ!とマクラビンに思わせてくれる成長はまさに真の主役と言ってもいいでしょう…

 

もちろん、セスとエバンの友情物語も最高で、こちらもこの一夜で友情が永遠のものになるほど忘れ難き体験を共にする…ずっと見ていたくなる素晴らしさ。映画の中で何千回聞いた「愛してる」がこれほど染み渡ることはなかったな〜!マクラビンはこの怪演デビューが話題になってその後「キックアス」でレッドミストに抜擢された他、なんとあのエマ・ストーンもこれがデビュー作!どうしてもセスとエバンが後回しになってしまうけど、エバンも童貞を演じさせたら天下一のマイケル・セラと磐石なんだよな…。あと、セスはチンチンの絵がめちゃくちゃ上手い。そんな感じでただの青春コメディの枠を超越した圧倒的面白さなのでオススメです!

映画感想 - グリーンブック(2018)

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グリーンブック

★★★★★

 

【あらすじ】

天才ピアニスト「演奏会で南部回るから運転手やっちくり」
ガサツな用心棒「お任せあれ」

ブ〜ン!🚙💨💨💨💨💨

…な話

 

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【感想】

実は見てなかったシリーズ(3回目)。またしても、またしても言わせていただきます。…本当は言いたくないですよこんなこと。周知の事実ですから。アカデミー賞も取ってますからね。それではいきます。めちゃめちゃおもろい!!!!!!最高!!!!ガサツで陽気な白人と思慮深く才能あふれる黒人ピアニスト、こんな最高にバランスの取れたバディロードムービー、あります!?素晴らしい!!

 

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ひょんなことから車でアメリカを渡り歩く旅に出ることになった二人が心を通わせ、そして黒人ピアニスト・ドクは卓越した才能がありながらそこら中でボコボコに人種差別されまくって誰よりも孤独を感じており、元々黒人に差別意識を持っていた運転手兼用心棒トニーにも気持ちに変化が出る…誰の心にも刺さる神ストーリー…。お互いが理解を示さず時にぶつかり合うこともあったけど、長旅を経て無二の親友に成長していく過程と結果のなんと清々しいことか…雨の中のドクの悲痛な叫び、おら忘れないよ…

 

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1962年当時の差別がまたえげつなくて、ドクを来賓として高級レストランで演奏会に呼んだのにそこでご飯を食べさせてもらえない、理由を聞いても「昔からそういうしきたりなんですよぉ…汗」て。思考停止かい!!あほんだら!ここマジでむかついな〜!でもそんな抗えない差別がありながらも希望を持って各所で演奏して人々を笑顔をさせるドクの心意気はアッパレでした。それと、ご存知かと思いますが「食」のシーンは全て最高だったな。ケンタッキーの売上めちゃめちゃ上がりそうなほど、二人が対照的に、でも美味しそ〜〜に車内でフライドチキン食べたり、トニーがベッドの上ででけーピザ丸々1枚を二つ折りにして一気に食うのも衝撃的に最高!まあ、みんな知ってて今更なのがお恥ずかしいですがね…へへへ…敬具

映画感想 - グレイテスト・ショーマン(2017)

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グレイテスト・ショーマン

★★★★★

 

【あらすじ】

🎈🎉🎈🎊🎈🎉🎈
_人人人人人人人人人人_
>𝑻𝒉𝒆 𝑮𝒓𝒆𝒂𝒕𝒆𝒔𝒕 𝑺𝒉𝒐𝒘!!!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
✨👯‍♀️👯‍♀️💃🏻🕺🏻👯👯✨
 🎡🤸‍♂️🤸🏋🏻‍♀️🤸‍♂️🤸‍♂️🎡
🤹‍♂️🐘🐘🦁🦁🎠🎠🤹
な話

 

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【感想】

昨日のシェイプオブウォーターに続き、実は見たことがなかったシリーズ…。すみません、また今更言わせていただいてもよろしいでしょうか?みんな知ってる話で大変恐縮ではございますが…。めちゃめちゃにおもろい!!すごいなこれ。開始30分で見たかったものをほぼ全て見せて満腹にさせてくれるのに、そこから団長バーナムのさらなる栄枯盛衰を素晴らしい歌とダンスで表現してくれる奇跡的な面白さ…アッパレムービー過ぎる…みんなすでにご存知かと思われますが…

 

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ヒゲ女、毛深男、小人症、黒人など、世から疎まれてきた奇人変人を最大級の個性と好意的に捉えてサーカス団員として雇うことで、新たな家族や絆、勇気を与えて逆境を跳ね返す力になっていく心の成長はやはりどのジャンルでも素晴らしい…人間賛歌は勇気の賛歌!人間の素晴らしさは勇気の素晴らしさ!そんな力強いメッセージでしたよね。あと、やっぱ圧倒的映像美とともに繰り広げられる数々の歌が全てにおいて最高としか言いようがなかったな…。ザック・エフロンとのバーでの交渉、ゼンデイヤ空中ブランコ、そしてTihs is me…神がかっている…。あ、「な〜にを今更興奮しとんねん」って話ですがね…へへへ…すいやせん…敬具

映画感想 - シェイプ・オブ・ウォーター(2017)

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シェイプ・オブ・ウォーター

★★★★★

 

【あらすじ】

💃🏻「……」
👨🏻‍⚕️⛓🧜🏻⛓「……」
💃🏻「!?」 🧜🏻「?」
💃🏻つ🥚  🧜🏻「!」
💃🏻つ💿♫ 🧜🏻「♪」

💃🏻❤️🧜🏻 𝑬𝒕𝒆𝒓𝒏𝒂𝒍 𝑳𝒐𝒗𝒆...
…な話

 

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【感想】

実はこれ見てなかったんです。そしてすみません、こんな事言いたかない。今更過ぎるから。みんなそんな事とっくに知ってるから。でも言わせて欲しい。めちゃめちゃおもろい!!!なんと美しく、なんと清らかな物語!?おとぎ話かい!!

 

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話すことが出来ないイライザとアマゾンの奥地からから連れてこられたハンギョドンが運命的に出会って少しずつ恋に落ちていく描写の丁寧さ…孤独を味わってきた二人だからこそ通じ合えた種族を超越する唯一無二の清らかな愛じゃん…そこに言葉なんていらないよ…。そしてイライザを応援してくれる味方がみんな泣きたくなるほど良い理解者揃いなのも素晴らしい…

 

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そして何よりも1962年という時代を舞台にしながら、全ての建物、外観、内装、ファッション、曲、ダンス、その他もろもろ全てにおいて一切妥協のない徹底した統一感のあるデザインもまたパラレルワールドのようなおとぎ話のような美しさに包まれている…こんな「完全」な物語あります?あ、みんな知ってますよねそんなこと…今更興奮してすみません…ともかく最高すぎる…。みんな見て…あ、みんなもう見てますよね…へへへ…すいやせん…敬具

映画感想 - 7番房の奇跡(2013)

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7番房の奇跡

★★★★☆

 

【あらすじ】

知的年齢が6歳程度のヨングはしっかり者の娘イェスンと仲良く暮らしていたのだが、少女殺人の罪で投獄されてしまう。もちろん冤罪なのだが、弁明する頭は無い。ぶち込まれた7番房には詐欺師、暴力団員などの悪人がいたのだが、ヨングの天使のような純粋さに心を動かされ、出来る限り協力してあげようとする。果たしてヨングの無罪を晴らすことは出来るのか?な話

 

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【感想】

韓国のヒューマンドラマ。知的障害のある人間に罪をなすりつけて現場検証を全くしないという、この手の映画によくあるめちゃくちゃな流れではあるものの、笑いあり、友情あり、家族愛ありなどなど、涙腺をバチバチに刺激してくる逸品でした。7番房のメンツのコミカルなやりとりや心憎い演出にほっこりし、イェスンとヨングの友達のような真っ直ぐな愛に心打たれ、そして終盤20分の眼球を物理的に殴ってくるようなお涙なしではみれない展開…話自体は暗いけどとにかくヨングとイェスンに突き動かされて人々が変わっていくのが暖かい気持ちになれますね(まあ私は泣くまではいきませんでしたが…)

 

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刑務所の事情がけっこう国によって違うので、その辺りもへ〜とはなったかな。意外と広い部屋で身を寄せ合って暮らしてたり、割と物には困らなかったり…まあその辺は映画の世界だからある程度誇張されてるところもあるのかな。まあともかくイェスンとヨングの家族の絆は見てて本当に心が洗われました。あと、ヨング役の人、最近「エクストリームジョブ」でポンコツ警察チームのリーダーやってましたね。多彩な演技だな

 

【予告】

映画感想 - 淪落の人(2018)

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淪落の人

★★★★★

 

【あらすじ】

下半身付随になったおじさんの元に住み込みで働くことになったフィリピン人家政婦のエヴリン。おじさんは過去に何度も家政婦を替えている厄介者で、お世話も大変で気難しい。さらにエヴリンは広東語も分からず、コミュニケーションも難しい。しかし献身的な介護により、お互いが徐々に心を開いていく。二人はかつて夢を持っていたが、諦めなければならない過去があった…な話

 

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【感想】

私は映画を見て数回しか泣いたことがない冷血サイボーグ(トイストーリー3とウォーリアー等)なんですが、目から水が出てきました。これが…「涙」なの…(そして思考回路がショート)?って感じで、めちゃめちゃ泣けるドラマでした。知名度無いのがもったいないくらい。かくいう私もタイムラインで絶賛されてて見たクチですが…

 

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おじさんは先天性ではなく不慮の事故で下半身付随になり、離婚もして人生に何の希望もなく、叶うはずのない夢をぼんやり思いながらただ死を待つだけという自ら淪落(=りんらく・落ちぶれる)と思い込む人間。そこに住み込みでやって来たエヴリンとの交流を経て、彼女が諦めた夢をまだ心の中で追い求めてることを知り、少しでも自分にできることを模索する心の変容が泣ける…。

 

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現実の厳しさや不公平さに押しつぶされて夢を諦めたって、もう一度希望を胸に抱いてチャレンジした方が人生は明るくなる。そんな温かく優しいメッセージに冷血サイボーグの目にも涙…。エヴリンの夢がまた物語に一層涙腺を刺激させてくれる上手い作りになってます。二人に幸あれ…!!アンソニー・ウォン、自分は人肉を喰らうやばいオッサンという役柄でしか知らなかったので、そういう意味でも新鮮でした。劇場にて是非…敬具

 

【予告】

 

【やばいおっさんの時のアンソニー・ウォン

映画感想 - エスケープ・ルーム(2019)

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エスケープ・ルーム

★★★★☆

 

【あらすじ】

しがないフリーター、クラスの天才地味女、デキるサラリーマンなどの6人が「エスケープルーム」に招待された。よくあるリアル脱出ゲームの要領で謎を解いて、最初に脱出できた人が賞金1万ドルをもらえるという。集まった6人は待合室で待っていたが一向にゲームマスターが来ないので誰かを呼ぼうとドアを開けたら、ドアノブが取れて出られなくなった。もう始まってる!な話

 

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【感想】

6人のキャラクターが制限時間内にパズルのような謎が含まれたさまざまな部屋から脱出、失敗=死、というかなり分かりやすいコンセプトのスリラー。「SAW」とか「CUBE」とかその辺りが思い出されますね。とにかく軽妙に進んでいって、残酷描写もほぼ無し。嫌なやつが足を引っ張り、生き残るだろうな〜と思ってた奴が生き残る。だけど、トリックも分かりやすいし部屋のギミックも趣向を凝らして新しい部屋にくるたびワクワクするしで、とにかくスナック感覚でサクッと楽しめる!シンプルで面白い!良い!デートにピッタリだな

 

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ゲームが進んでいくごとに実は参加者全員にある共通点があったりするものの、とにかく話が複雑になることを極力抑えて最後までテンションを一貫させる落ち着いた進行はまさに「SAW」シリーズの開幕を飾る最初のゲーム(一番面白いやつ)をずっと見てるような楽しさに包まれてて良いです。フリーターのベンは「ゾンビーワールドへようこそ」のカーター役の人だし、おじさんのマイクは「タッカーとデイル」のデイル役の人など、個人的にどっちも好きな映画なのでオッとなりました(気付かなかったけど…)。物足りなく感じる人もいるのも頷けるが、グロが苦手だけどSAWみたいなのを見たいという層はかなり楽しめるかと思います。デートムービーとして最適!そしてこれ4DXもあるんだね。さらにアトラクションぽくなって楽しそう

 

【予告】

 

映画感想 - ドクター・ドリトル(2020)

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ドクター・ドリトル

★★★☆☆

 

【あらすじ】

動物と話ができるドクタードリトルは妻とともに獣医師として広く知れ渡っていたのだが、妻が冒険中に命を落として以来人目を避けて動物たちと暮らしていた。そんなある日、病に伏した女王陛下を助けて欲しいという依頼を受ける。回復させるためには亡き妻が探し求めた地図に載っていない伝説の島に生えてるエデンの樹の果実が必要だった。動物たちと大冒険が始まる!な話

 

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【感想】

映画を愛し、映画に愛されてるので試写会にて。いつもありがとう…。ロバート・ダウニーJrによる有名な児童文学のリブート。エディ・マーフィー版(現代)より時代が100年くらい昔に設定されてますね。さらに動物の声優にラミ・マレック、トムホ、ジョン・シナなどかなり豪華。はからずもアイアンマンとスパイダーマンの共演…

 

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で、海外ではめちゃめちゃ酷評されてるらしいですね…。それもありつつ、かなり子供向けなんだろうな〜とかなりハードルを下げて見たんですが、本当〜に小学生向けぐらいにターゲットを絞った夢と希望の話でしたね。可もなく不可もなく、意外なことは何も起こらず、オウムのナレーションが全てを説明してくれて、しゃべる動物たちのかわいい絡みと成長、個性を最大限活かして危機を乗り越えるあるある感、そして待ち構えるファンタジックな冒険!元が児童文学だし、そこまでボロクソ言うようなことでもないと思うけどな。ファミリーで見に行くにはピッタリかと思いますよ!

 

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くるりんぱ

 

一点だけすみません。いわゆる昔の潜水服(頭がでかくて丸くて、ガラスが張ってあるアレ)に身を包んだ時にロバダウの顔面がドアップになる画があるんだけど、アイアンマンでスーツ着た時にマスク下でアップになる顔と完全一致してました。完全に意識してるよなぁ〜あれ。敬具

 

【予告】