映画感想 - メガマインド(2010)
★★★★★
【あらすじ】
真っ白なスーツに身を包んだ絵に描いたような模範的スーパーヒーロー「メトロマン」と、天才的な頭脳で街を恐怖にズンドコに叩き落とす青い頭の悪役「メガマインド」は生まれた時からのライバルで、よくあるヒーローVSヴィランの関係で日夜戦いを繰り広げていた。しかし冒頭10分でいきなりメトロマンをぶっ殺してしまう!!
ついにメガマインドの求める悪の世界になってやりたい放題するけども、「やっぱり、ヒーローおらんかったら…張り合い無いやん…」ってことで、メガマインドのライバルとなる二代目スーパーヒーロー「タイタン」をメガマインド自身が作り出す。
しかし悪が創りだした善なので欠陥だらけ。結果的に完全に素行が悪くなってヴィランに成長してしまったので、「やっぱこいつはぶっ殺さな!」ってなる話。
【感想】
2010年にドリームワークスが制作した単品CGアニメ映画なんだけど、日本で一切公開されてない上にDVDも出てなくて、Amazonで配信されているだけ。で、最近日本にやってきたNETFLIXにも配信されてようやく陽の目を見たんだけど、めちゃくちゃ面白いやんけ!!!!!キャラクター造形は全然好感度持てないけど、それを吹き飛ばすぐらいに面白い!!
「ヒーローとヴィランの共依存だった関係が崩れた結果、ヴィラン自身が新たなヒーローを求める」っていうこのダークナイトにも通ずるような陰と陽の関係性が最高!メガマインドは悪役ではあるんだけど、そこまで悪にはなりきれてない人間臭さもあって、善と悪の立場が表裏一体で変わっていくさまが実によかったな…見た目は完全に宇宙人だけど…。メガマインドの成長物語よこれは…。
メガマインドが持つ「対象の水分を奪う銃」「透明カー」「登録した人間の姿をそっくりコピーできる腕時計」など、様々なガジェットが出てきて、この特徴聞いただけですでにわくわくしますやん?で、これをめちゃくちゃ駆使して戦う姿はジョジョ5部辺りの知能戦さながらの熱さとひらめきがあってテンションマックス!楽しすぎ。NETFLIXに入ってるならまず今夜見るべきだと思います。で、「メガマインドって知ってる?」って言いふらして通ぶりましょう。
ちなみに、何故かメガマインドの声がウィル・フェレル(日本語吹き替えは安定の山寺宏一)、メトロマンの声がブラッド・ピットという謎の豪華キャスティングなので、そこもあわせてご確認ください。
【1シーンを切り取っただけの、何の予告にもなってない予告】
【カメントツくん( @comptuterozi )のこの記事が見るきっかけ】