映画感想 - アナイアレイション-全滅領域-(2018)
アナイアレイション -全滅領域-
★★★★★
【あらすじ】
元軍人で美人大学教授のレナ氏のもとに、1年間全く音信不通だった夫ケインが突然帰ってくる。レナはどこで何をしていたかめちゃめちゃ聞きまくるが、ケインは心ここにあらずボ〜〜っとして家までたどりついた記憶も曖昧で何も教えてくれない。なんでやねん…。すると突然ケインの容態が急変してしまったので病院に向かうものの、突然軍隊が押し寄せてケインとレナを拉致してしまう。
レナが連れてこられた施設では、最近ある地方に現れた謎の空間「シマー」を調査しており、ケインは唯一の生還者だという。レナは、施設内にいた4人の女性がシマーの中に入るということを聞き、自ら調査隊員に志願する。果たしてシマーとは何か?中に何があったのか?ケインはそこで何を見たのだろうか…?
【感想】
ナタリー・ポートマン主演のNETFLIXオリジナル映画で、「エクス・マキナ」のアレックス・ガーランド監督の新作。う〜〜〜〜〜ん、良い。こんな凄いものがNETFLIXで自宅で見ていいんでっか…?となるやつでした。
シマーの中の幻想的な色彩感覚、ガラリとかわった生態系、なんかもう大変なことになってる死体など、とにかく鮮烈な世界観とただならぬ怖さに目を奪われますね…。ベタな言い方をすると、全てのシーンをデスクトップの壁紙にしたいと思えるような。
シマーの中はとにかく謎が謎を呼ぶ怖さがあるんだけど、「さあ、シマーに入って調査するぞ!」って入っていったのにふと気がついたらいきなり4日目の朝で、その間のことをメンバーが誰も覚えてないっていうエグ過ぎる洗礼がまず怖かったです。人間の記憶とか習慣とかそういう常識が一切通用しないという不可解さ…怖いですね…。原作は割とややこしいらしいけど上手く噛み砕いて分かりやすく展開してくれたこともあってかなり良かったですね。
で、あの〜〜これは思い出したくないんですが、中盤に出てくるクリーチャー、の、鳴き声…。ウッウッ、トラウマ過ぎる…。襲った人間の恐怖におののく声をコピーしてしまうという性質で、ということは…映画史上最低最悪な鳴き声になるということですね…。いや過ぎる…。
【予告】