にっきにっき

映画の感想ばかり書いているスーパーミラクルブログです。あなたのスターをお待ちしております

映画感想 - WE GO ON 死霊の証明(2016)

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WE GO ON 死霊の証明

★★☆☆☆

 

【あらすじ】

死ぬことに対して異常に恐怖をおぼえる編集者マイルズは、「死後の世界を証明してくれたら3万ドルやるで〜」という広告を新聞に出した。1000通を超える応募の中から科学者、霊媒師、企業家の三人にしぼったマイルズは彼らとの接触をはかる。はたしてマイルズは死後の世界を見ることはできるのだろうか?

 

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【感想】

地味すぎて盛り上がりに欠け、インパクトも無く、途中で取り憑かれてしまう幽霊のビジュアルも弱いという、「無」の90分だったかな。なんか変に期待しすぎてしまったのかもしれない。う〜〜ん。生きながらにして死後の世界を見ようとする映画は「マーターズ」が印象に残るけど、あれぐらいめちゃめちゃにやってほしかったよね〜。うん。終わり。終わりです。すみません。まあこういうやつを見るからこそ、超絶面白い映画に出会った時の感動もひとしおというところもあるので、こういった映画に触れることも大事ですよね。敬具

 

【予告】

映画感想 - ザ・シェフ 悪魔のレシピ(2016)

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ザ・シェフ 悪魔のレシピ

★★★★☆

 

【あらすじ】

クルド系移民のサラールはロンドン郊外で小さなケバブ屋を父親とともに切り盛りしていた。しかし父親は病気がちな上、自分も苦学生で、生活は苦しいものだった。さらにこのサウスコートの街は夜な夜な若者たちが酒に酔い暴れまくるという最悪に治安が悪い地域。店内で喧嘩があっても警察がくるのは3時間後、さらに移民ということもあってナメられることもしばしばだった。そんなイライラが募る中、父親がからんでくる酔った若者を追い払おうとしたら突き飛ばされ、打ち所が悪く死んでしまった。しかも目撃者がいないので本人を罪に裁くこともできなくなった。も〜〜〜〜〜いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜!

 

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さらに数日後、店内でまた暴れる若者がいた。ちょっとサラールが裏に行ってる間に勝手にキッチンに入って揚げ物を作り始めたのである。いい加減にしろと追い出そうとするが、抵抗し、もみ合ううちに超高温のフライヤーに若者の頭をぶっ込み、からっと揚げ殺してしまった。やっべ…でも…腐りきった世の中、死んでも誰も気にしないカス、差別意識の消えない格差社会…、全てを憎んだ勤勉なサラールは何かが弾け、この若者を細かく刻んでケバブの材料として次の日の「仕込み」にしてしまった。いったいどうなる…。

 

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【感想】

あらすじが長くなってしまったけど、「まじめな若者が様々なものを憎みまくって凶行に走る過程」にものすごく見応えがあったので、興が乗ってその辺りまで書いてしまいました。単純なゴアホラーではなく、移民問題を含んだ社会風刺が説教くさくなく描写されて「そりゃ人肉をケバブにしたくなる気持ちもわかるわな」と応援したくなることうけあいです。だって、こんな最悪な街、ある…?ってちょっと笑っちゃうぐらい治安悪いんですよ。

 

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一番最悪な客は、勝手に店に入ってきて女同士で痴話喧嘩し、静止したらサラールにも暴言を吐きまくり、机の上に置いてあった論文作成用のPCをぶっ壊し、店の前に突き飛ばしたら突然M字開脚で自慰を始め、さらにサラールを裏につれこんで即尺しようとした女。どういうこと???いくら酒に酔ってるからってそこまでいく???もちろんケバブの材料や!!!!殺せ!!!!となりますよね。そんな感じで殺してもいい若者が無限に出現するので、食材には全く困らない街でした。原価ゼロ。でも最悪であればあるほどサラールの凶行がより正義に見えてくる構図が良いんですよ。18禁ということもあって、ゴア描写はなかなかのものだし。オチはちょっと微妙だったけど、この人肉ケバブでどんどん有名になっていくのはよかったな。

 

【予告】

映画感想 - ジャック・リーチャー NEVER GO BACK(2016)

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ジャック・リーチャー NEVER GO BACK

★★★☆☆

 

【あらすじ】

アウトローおじさんのジャック・リーチャーががんばる話。かつて所属していた陸軍内部調査部のターナー少佐が身に覚えのない反逆罪で逮捕されてしまった。それなりに仲が良かったジャックは彼女をスンナリ脱獄させてこの件の裏に潜む陰謀を明かそうと奔走する。

 

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【感想】

95カ国、40言語に翻訳されている人気小説シリーズの映画化二作目(前作は「アウトロー」)。トム・クルーズが巨大な悪の陰謀を暴くという渋めのハードボイルドサスペンス。やっぱりトム・クルーズといえば、めちゃめちゃなアクションパートを先に考えてそれを補うようにストーリーを作ってる説が浮上している「ミッション・インポッシブル」シリーズがあるので、どうしてもそれと比べながらみてしまっている自分がいたかもしれません。こちらのトム・クルーズは飛行機にしがみつかなければブルジュ・ハリファに素手で登らず、宙づりにもならず背中で爆発がおこったのに何故か横に吹っ飛ぶような最高にクールなアクションは無いのでどうしても小粒になってしまう印象があったかな…。

 

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あと原作シリーズもよく知らんから「待望の映画化!」ともならないしね…。ジャック・リーチャーの娘(ブス)がひょんなことから同行して、つかの間の休息の時にターナー少佐に人質に取られた時の護身術を学ぶ何気ないシーンがあるんだけど、「これ絶対最後にこれで危機的状況回避するやろ」と思ってしまったしな。ミッション・インポッシブルの最新作作ってくり〜〜。

 

【予告】

映画感想 - グッド・ネイバー(2016)

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グッド・ネイバー

★★★★★

 

【あらすじ】

悪ガキのイーサンは友達のショーンとともに、近所に迷惑をかける意地悪じいさんを6週間かけてドッキリにハメてその様子をドキュメンタリー形式で撮影する実験を行うことにした。その内容は霊がいるかのような停電、物音といった外的要因で霊を信じさせてやろうというものなのだが、どんだけこちらがニセ霊現象を仕掛けて、その様子を隠しカメラで観察してもじいさんは物怖じせず、調べもせず、周りに協力も求めず、通報もせず、ただただ傍観し、ロッキングチェアに腰掛けてTVを見、そして鍵のかかった地下室に一晩中こもるのみだった。そしてイーサンたちの悪巧みは、思わぬ方向へ転がりだす…!

 

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【感想】

認知症のジジイが復讐の旅に出る「手紙は憶えている」、目の見えないジジイがコソ泥を返り討ちにする「ドント・ブリーズ」といった、ジジイが活躍する映画は最近注目されており、DVDスルーとなったこちらはまあ二番煎じだろうな…と思ってたんですが、マジでひっくり返りましたよね…。これ、絶対みた方がいいですよ皆様…。

 

イーサンたちの実験は「裏の網戸が勝手に動く」とか「勝手にオーディオの電源がついて音楽が鳴り響く」といった些細なものなんだけど、それがおこる度にジジイは「あること」を思い出していくんですよ。これがも〜〜〜とんでもなく巧みな伏線となって積み重なる!ジジイに関する全てが明らかになった時にはもう驚愕すること間違い無し!パクリっぽいB級映画とスルーするのはもったいないぐらい、良さがありました。何も言ってないに等しい感想で恐縮なんですが、ネタバレは本当に興を削ぐのでできればこのまま予備知識を入れずに見ていただければと思います。実に良いので…。

 

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ジジイ役のジェームズ・カーンは「ゴッドファーザー」の長男ソニー・コルレオーネ、「ミザリー」の主人公ポール・シェルダンを演じた超大御所俳優。物静かで奥に秘めた狂気と悲哀が合わさったような素晴らしい演技で盛り上げてくれましたね。二人の悪ガキも「ゾンビーワールドへようこそ」や「プラスワン」など、私の好きな映画に出ているということもあってかなり親近感をもってみれたのもあって、キャスティングもなかなかいいですよ。

 

ちなみに、イーサン達のパートは自らカメラを回すPOVにしつつ、ジジイのパートに入ると普通のカメラワークになるという登場人物の視点で撮影方法が変わるのは何か新鮮だったな。個人的にはPOVでいくならPOVで全編通して欲しいとは思うけど、まあそれはあまり気にしなくてもいいかもしれません。とにかくおすすめ!

 

【予告】

映画感想 - インバージョン 転移(2015)

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インバージョン 転移

★★★★☆

 

【あらすじ】

とある小屋で目を覚ましたアダム。自分の名前すら思い出せないほどに記憶が無くなっている。ここはどこなんだ?さらに鏡を見ると、自分の顔が黒い液体を撒き散らしたゾンビのように変化していた。なんで…?さらにさらに、部屋を眺めているとめちゃめちゃに荒れ果てており、窓やドアは木の板で閉じられ密室にしつつ、壁には「思い出せ」というメッセージと似顔絵が貼られていた。何もかもが不明すぎるこの状況、しかし徐々に記憶を手繰り寄せていくのだが、そこには自分が経験したことのない知らない人の記憶も思い出してきた。一体この現象は何なのか?

 

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【感想】

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のジェームズ・ガン監督が2014年のイケてる映画12選に選ばれたスリラー映画。「メメント」のように、時系列がバラバラに展開していって「一体何が起こったのか?」を断片的に解明していく飽きさせない作りと、謎のウイルスに感染すると黒い液体まみれになり思い出せば思い出すほど知らん人の記憶まで入り込んでくるという謎が謎を呼ぶミステリアスな展開、結構よかったですよ。時系列は現在・過去・全然知らん場所の三つが複雑に絡み合うので映画見慣れてない人は結構しんどいかもしれないけど、序盤の謎すぎる状況が少しずつ明らかになっていく気持ち良さはお見事。

 

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この黒い液体に感染することで、呼称が「我々」になったりそこからある目的を達成しようとする人知を超えた存在も明らかになっていって、少しずつ世界中が侵食していくというアイデアも斬新。とはいえとりあえずアダム視点での事態はひとまず収束するものの、最終的に「我々」がどのような終着点を目指しているのかがよく分からず、なぜなぜどーしてな点がけっこう残ってしまうのはちょっとあったかな。全部解明しないと気になりすぎて低評価つけちゃう皆さまにおかれましてはモヤモヤが残るかもしれませんが、私はかなり楽しく見れました。皆様も是非。

 

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【予告】

映画感想 - ゴースト・チーム・ワン(2013)

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ゴースト・チーム・ワン

★★★☆☆

 

【あらすじ】

アメリカでよくあるホームパーティーを主催したセルジオは、2階で喘ぎ声を聞く。誰かが部屋に連れ込んでよろしくやってるのかと思いきや、調べてもコトに及んでいる人はいないどころか女の幽霊を目撃してしまう!わ~!よくよく調べてみるとセルジオが住む家はその昔売春宿だったらしく、娼婦の霊がまだここにとどまっているらしい。昨夜の喘ぎ声も幽霊ってこと…?そんなわけでセルジオはルームメイトのブラッドと霊感が強い美女フェルナンダをチームに引き込み、「ゴースト・チーム・ワン」を結成し幽霊の正体を暴くというドキュメンタリー映画を制作する…というのは建前で、これを機にセルジオもブラッドもフェルナンダの気を引きたいだけなのであった…。

 

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【感想】

NETFLIXで配信されてた劇場未公開なホラーコメディPOV。娼婦のエロ地縛霊と対峙するということで、全体的に下ネタが多めな上に、冴えない男達が幽霊そっちのけで「あの女(フェルナンダ)抱きて〜〜〜」と思いながら行動するのがバカバカし過ぎて最高。終始そういったエロと童貞ムードで進んでいくのでたまに出てくるホラー描写にも全く緊張感が無いのも見どころでした。こんな私利私欲にまみれたドキュメンタリーある?そんな楽しさが詰まっています。特に地縛霊が攻めてくる終盤シーンはめちゃくちゃ過ぎて爆笑してしまいました。今思い出しても「何だったんだあれは…」と唸らずにはいられない度を超えたバカバカしさ!見事演じきった役者たちに拍手喝采!

 

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二人がフェルナンダと仲良くなってくると娼婦の地縛霊もその気になって、パラノーマル・アクティビティっぽく夜中に現れて下半身をまさぐってそういったプレイを始めるという奇想天外すぎる描写以降、ブラッドの肩書きが「パラノーマルセックスサバイバー(超常セックス生存者)」になるのもアホすぎ。全編こういったゆるい雰囲気で進みつつ、童貞のセルジオ、さかりのついたブラッド、美しいがちょっとクレイジーなフェルナンダ、そして3人目のルームメイトのチャックなどなど、濃いキャラクターでストーリーを盛り上げてくれて楽しく見れますよ。まあ他のPOVに比べると見劣りはするけど、コメディホラーに振り切ったPOVは割と珍しいですね。

 

【予告】

 

【コメディPOV関連】

映画感想 - バスケット・ケース(1982)

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バスケット・ケース

★★★★☆

 

【あらすじ】

大きなバスケット・ケースを担いで旅をするドウェイン。このバスケットの中には、世にも奇妙な形相をした肉の塊が潜んでいた。この生命体は、幼いころからドウェインの右脇腹に奇形としてへばりついていた双子の兄なのである。二人の仲は良かったが親から忌み嫌われた彼らは医者によって無理矢理引き剥がされたという過去があり、医者たちをひどく憎む兄は弟の補助のもと、一人一人ぶっ殺そうとしていたのである。果たしてこの復讐劇の行方は…?

 

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【感想】

私が生まれた年に公開されたクラシカルなスプラッターホラー映画。奇形児として醜い体で生まれてきてしまった怪力の兄が健常者の弟を引き連れて医者を殺す旅に出る、というストーリーはなかなか味がありましたね。ストップモーションや着ぐるみを駆使した奇形児のアクションはなかなかエキサイティングかつアナログ的な愛らしさにあふれていて素晴らしかった。女医の死に様はマジで爆笑。中盤までかなり兄の造形を制限して、いざバスケットの中身が放たれた時の爆発力もお見事で、この手法は現代でも普通に使われてるなと思いました。

 

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奇形児の復讐劇にとどまらず、障害者の性というかなり踏み込んだところまで描いているのも良かったです。こんな体だけどしっかり性欲はある兄、振り回されて荒んだ人生の中でようやく愛する人と出会えた弟、そしてその恋仲を嫉妬心で引き裂く兄…、というかなり何とも言えない胸糞展開。兄のビジュアルが面白すぎるのでどうしても笑っちゃうけど。あと回想シーンがやけに畳み掛けるように急ぎ足になったのと二人を引き剥がす手術シーンがめちゃくちゃ適当だったのが少し気になったけど、ぜひ現代の技術でリメイクして欲しい逸品だなと思いました。続編はあるけど見る価値はあるのかな。

 

【予告】

映画感想 - グースバンプス モンスターと秘密の書(2016)

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グースバンプス モンスターと秘密の書

★★★★★

 

【あらすじ】

教頭である母親の転勤で、ニューヨークから田舎町に引っ越してきた少年ザック。父親の死を引きずりながらも、隣人のハンナとふれあい少しいい感じになる。しかし彼女の父親は気難しいおじさんで「娘に近づくな」と高圧的に迫るのだった。

そんなある日の夜、ザックはハンナの家で言い争う声を聞く。心配になり忍び込んでみると、書斎にたどりついた。そこには有名作家R・L・スタインのホラー小説シリーズ「グースバンプス」が多数置かれていたのだが、鍵がかかって読むことが出来なかった。何故錠前が…?と思い、近くにあった鍵で「パサデナの雪男編」を開けてみると、なんと雪男が飛び出してきた!!何で〜!

 

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なんとこの屋敷に住むのは小説家R・L・スタイン本人で、彼の創作したモンスターが現実にあらわれてしまうので本に鍵を掛けて閉じ込めていたのである。そんなアホな〜!そして雪男が暴れまわったドサクサに紛れて、狡猾な「腹話術人形スラッピー編」の本も開き、そして今まで閉じ込められていた恨みを晴らすかのように、スラッピーが全ての本の鍵を開けてしまった!飛び出すモンスター達!一体どうすればいいの〜!

 

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【感想】

久々の映画鑑賞がこれで良かった!!と思うぐらいにめちゃめちゃ面白かった痛快ドタバタアクションコメディ!!雪男に狼男、100人の小人に巨大カマキリ、ゾンビにミイラに殺人ピエロ、透明人間に巨大スライムと、これでもかと畳み掛けるモンスター達の大行進は、まさに現代版「ジュマンジ」を彷彿とさせるクオリティ!!こんなに楽しくて面白いのに何で全国区じゃなくて「未体験ゾーンの映画たち2017」の限定公開だったんだ〜〜!

 

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CGはかなり気合いが入っている方で違和感は全くないし、ストーリーもかなりベタながらも見せ方が巧い+中だるみの無い展開で目は釘付けになることは確実。子どもは食い入るように見ちゃうんじゃないかな。そして登場人物も主人公のザック(ドント・ブリーズに出てましたね)、いい感じの女の子ハンナ、100%おとぼけフェイスのチャンプ、そしてR・L・スタイン役がジャック・ブラックと、問題を解決する4人がもう鮮烈なキャラ造形で物語を魅力的なものにしてくれるし、全員に見せ場があるところも最高潮。嫌なところが一つも無く見終わったあとも清々しい気分になるので今すぐ見てほしい!

 

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ちなみに「グースバンプス」はR・L・スタインの代表作である小説シリーズが原作で一つ一つの話が独立してるんだけど、映画化ということでこういう形式で展開されたらしいです。素晴らしいアイデアだね。ちなみに続編の公開が決定しているそ〜ですが、日本ではDVDスルーだろうな…是非ご覧ください。

 

【予告】

映画感想 - クリーピー 偽りの隣人(2016)

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クリーピー 偽りの殺人

★★★★☆

 

【あらすじ】

元刑事で犯罪心理学者の高倉は、元後輩の野上に頼まれてとある一家失踪未解決事件の分析をすることになった。唯一の生き残りである少女から話を聞こうとするが、非協力的な上に記憶が曖昧で時間を要するようだ。同じころ、高倉は妻とともに引っ越しをしていた。挨拶をしようと隣人を訪ねるものの、何かきめえ。そして、少しずつ距離が近くなっていったある日、隣人の娘から、「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です」と告げられる。高倉が追う未解決事件と隣人の不穏さが静かにつながるとき、果てしない闇が広がるのであった…。

 

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【感想】

黒沢清監督の不気味〜なサスペンスホラー。高倉が野上とともに追う一家失踪事件と、きめえお隣さん。確実につながることは分かりきっているのに真相が近づいてくると胸騒ぎが止まらなくなる演出力はお見事。お隣さん(香川照之)はもう問答無用で不気味で気持ち悪くて、高倉妻の康子との最初の会話も、一見普通なのによくよく噛みしめると

 

妻(犬を連れながら)「犬飼ってるんですが、ちゃんとしつけてあるんで(無駄に吠えないです)」

隣人「犬、しつけてるんですかあ…??へ〜〜………良い〜〜ですねえ…」

 

しつけてることにそこまで食いつく!?みたいな感じがきもかったな〜。いや〜とにかく香川照之が素晴らしすぎるので一見の価値ありですね。

 

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こわいって

 

ただ、お隣の家の構造が割と謎過ぎるのと、打たれると全く抵抗ができなくなる注射の成分がよく分からなかったな…。なんやあれ。あと、最後に車で爆走する時のあのチープ感。ここでこうなる!?と言いたくなるような、すごすぎる演出でした。

 

【予告】

謎の日本語リミックス!音楽ジャンル「Future Funk」のオススメ楽曲

私は「いかに気取った音楽を聞くか」というところに人生の9割を注いでいるのですが、最近「Future Funk」という謎の音楽ジャンルがあるということを知ってからというもの、その楽曲をあさっている日々を過ごしています。

 

「Future Funk」とはインターネット上で生まれた新たな音楽ジャンルで、ハウスやクラブミュージックをベースに、日本のアニソンや懐メロを大胆にサンプリングしてホットで聞き心地の良いイケイケな楽曲に仕上げる大変「良い」音楽ジャンルです。解説するサイトは少ないのですが、どうやら制作者はだいたい外国人で、「支離滅裂な日本語名」や「ループするアニメのワンシーン」を楽曲動画に盛り込んでいるのが特徴です。

 

けっこう著作権的にグレーなところがあるのですが、これぞインターネット音楽と言ったような成り立ちと派生の仕方が気になって曲を探す日々が続いています。そんな感じで本日はFuture Funkのオススメアーティストとオススメ楽曲をいくつかご紹介したいと思います。

 

 

 

Night Tempo「しましょう!Do it」

 

韓国のアーティスト、Night Tempoさんの楽曲。こちらは香坂みゆきさんの「ニュアンスしましょ」という1984年の曲を大胆にアレンジしているんですが、めっちゃ良いです。原曲もいいけどより現代風なアレンジが施されて、こっちも良い…というクオリティ。

 

 

 

Night Tempo – Reversible Love

 

同じくNight Tempoさんの、彩恵津子さんの「リバーシブルに恋してる」をサンプリングした楽曲(原曲)。このリミックスはもうハチャメチャにカッコイイので絶対に聞いてみてください。

 

 

 

スーパーセックス永遠にSUPERSEX420 – セクシーなバウンスBOOTYBOUNCE

 

めちゃめちゃな名前なんですが、「スーパーセックス永遠にSUPERSEX420」さん(外国人)のイケてる曲です。こちらは中原めいこさんの1988年の楽曲「ココナッツの片思い」を一部サンプリングしています(原曲はこちら)。動画も「そこループさせる?」というようなセーラームーンのシーンも注目です。

 

 

 

悲しい ANDROID – APARTMENT¶ – 涙と恐怖 [Wipe away your tears], to the unknow.

 

続いてはロンドンのDJ「悲しいANDROID-APARTMENT」さんの楽曲。こちらのサンプリングは八神純子さんの「みずいろの雨」(原曲)。前に紹介した二組もそうですが、共通して「なんでそんな曲知ってるの!?」という日本語曲のチョイスも抜群に素晴らしいですね。

 

 

 

マクロスMACROSS 82-99 – 葛城 ミサトYEBISU (YUNG BAE EDIT)

 

それでいいの???なんなの???と言いたくなるような、マクロスMACROSS82-99さん(外国人)の「葛城ミサト」という曲。短いながら印象的なメロディラインはクセになること請け合いです。

 

 

 

ことなるWay – As Days Go By


こちらは南野陽子さんの「昼休みの憂鬱」をサンプリング…というかほとんど変えずに自分の曲としている、ことなるWayさんの楽曲。この動画で初めてこの原曲を知ったのですが、めちゃめちゃ良いですねほんとに…。ちなみにことなるWayさんのtwitterfacebooksoundcloudのアカウントは現在完全に削除されているので、「パクるな」という天罰が下ったのかもしれません。

 

 

 

コンピュータサイバー魂PC’86 – OPEN UP YOUR HEART


コンピューターサイバー魂PC’86さんというすごい名前の人のオススメ楽曲はこちら。最初にキランキラーンと輝く音が心地よくそのまま、透き通るようなボーカルが魅力的です。これも原曲から完全にパクってたらどうしよう…。

   

 

 

コンシャスTHOUGHTS – Miracle

 

コンシャスTHOUGHTSさんの「Miracle」は80’sな感じのクラブミュージックを彷彿とさせるノリノリでイケイケな楽曲です。

 

 

 

Prelude 88 – I'll Never Grow Up,No!

 

開始1秒でめちゃめちゃカッコいいことがわかる、Prelude88さんの楽曲。他の曲も抜けるような爽快感のあるものが多く、平たくいえばサイコーです

 

 

 

ミカヅキBIGWAVE - Idolstep夢見

レーベル「ピンクネオン東京」を運営している日本人ミカヅキBIGWAVEさん。石川秀美さんの「めざめ」をサンプリング。昔のヒット曲を現代によみがえらせる彼のスキルはめちゃめちゃ最高だし、さらにオリジナル曲も素晴らしいものばかり。future funkのジャンルで一番好きかもしれません。他の曲も聞いてみてください→

 

 

 

 

あとはオススメ垂れ流し

Future Funkの楽曲は「Artzie Music」というレーベルのyoutubeアカウントが毎日1曲精力的にアップしており、シーンを盛り上げております。明日には全て消されている危うさもありつつ、非常にクオリティの高い楽曲が毎日追加されるので、暇な時にいろいろ探してみてはいかがでしょうか。あとは他のオススメ曲を貼っておくので暇なときに聞いてください。

 

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>>Artzie Music<<

 

 

 

ことなるWay – Dreaming of You

※耳で聞いた歌詞で検索しても全く引っかからなかったのですが、原曲知ってたら誰か教えてください

(7/12追記)麻倉未稀さんの「49%の関係」が原曲でした(やっぱりほぼ一緒)

 

 

ΛDRIΛNWΛVE – it’s good to see you again!!

 

 

 

ミカヅキBIGWAVE – 超時空GROOVE (September Delta)

 

 

 

 

AnTgry – Palm Road

 

 

 

Aritus – Winter Dance

 

 

 

Desired - Wake Up

山口美央子さんの「いつか揺られて遠い国」のサンプリング。原曲もめちゃめちゃ良いんだけど、なんでこんなマイナーな曲知ってんだろ

 

 

 

作業用BGMにピッタリ、Future Funk入門編・1時間リミックス