にっきにっき

映画の感想ばかり書いているスーパーミラクルブログです。あなたのスターをお待ちしております

映画感想 - パッセンジャー(2016)

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パッセンジャー

★★★★☆

 

※ややネタバレありです

 

【あらすじ】

地球よりも良い環境である理想の惑星「ホームステッドII」に移住するために出発した宇宙船アヴァロンの航行期間は120年で、5000人以上の乗客はみんな冷凍睡眠でその時が来るのを静かに待っていた。しかし30年しか経ってない状態で、エンジニアのジムだけがいきなり起こされてしまった。嘘でしょ…。地球にSOSの連絡を送るも、届くの19年後だし、一般客だから制限されたエリアにしか入れず、再び冷凍睡眠することも出来ない。このままじゃ目的地に着く前に寿命で死んじゃう〜!たすけてくれ〜!な、話

 

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【感想】

全く前情報も何も入れてなかったんだけど、題材が気になったので見てみた。最近はゼロ・グラビティみたいな凝りまくったやつや、インターステラーみたいな哲学的なテーマの宇宙モノが話題になっている中で、こちらはおやつ感覚でさくっと楽しめるデート向け恋愛SFものであった。キャストが超絶少ない中でクリス・プラットジェニファー・ローレンスの二人はさすがとしか言えない素晴らしい演技でした。

 

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★ここからちょネタバレ

当初の予告やポスターを見ていると、「二人が起こされたのは理由があるー」という見え方になってるけど実際のところジムが起こされた理由は単純に機械の不調だし、ジェニファー・ローレンス演じるオーロラが起きるに至ってはジムが人恋しすぎてわざと冷凍睡眠ポッドをぶっ壊して起こすというとんでもないものなので「何じゃそりゃ」とは思ったかな…。これ絶対バレるなと思いつつ見ていたら案の定バレて死ぬほど嫌なムードになるのは最悪過ぎて良かった。それでも頑張る姿に涙…。

★ネタバレ終わり

 

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しかしこの宇宙船、120年の航行のうち、30年ぐらいでそこら辺にダメージを負ってガタが来まくるんだけど、もしこの二人が起きてなかったら普通に大爆発して終わるな…とは思った。そこがちょっと気になったけど全体的にはなかなか良かったです。でも今見るなら完全にキングコング見に行った方がいい。

 

【予告】

映画感想 - キングコング 髑髏島の巨神(2017)

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キングコング 髑髏島の巨神

★★★★★

 

【あらすじ】

1977年、南太平洋のあるところに常に嵐に包まれた人類未開の島があることを発見したランダ博士は、民間人の調査隊、カメラマン、そして腕利きの傭兵や軍人部隊を率いて調査に乗り出すが、そこにめちゃめちゃでっかいゴリラのばけもんが現れた!!!なんやこいつ〜〜〜!!さらにそこら中からどでかいモンスターがボコボコ出て来る〜!なんやこのやばすぎる島〜!たすけて〜〜〜!!!

 

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【感想】

まだ見てない皆さん…逆に聞きますけど、何故初日に見なかったんですか!?こんな最強で最高にテンションあがる爆裂ハイテンション巨大ゴリラモンスターバトル映画、面白くないわけないでしょう!!キングコングと謎のモンスターが暴れまわり、走り回り、殴り合い蹴り合い締め合いするスーパーバトル、最高すぎっっっ…!こんなことある…?

 

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最早人間はもうキングコングとモンスターの戦いを引き立てるだけの超絶脇役であるものの、しっかりと戦地から逃げおおせようとする人々の人間ドラマはしっかり描けてたかな。傭兵のトムヒもキャラ薄かったけどガスマスクつけて毒霧が撒き散らされる中で日本刀を振り回しながら切り刻んでいく姿は最高にカッコイイ。軍人のリーダーであるサミュエル・L・ジャクソン(映画出過ぎ)も「ゴリラぶっ殺す」という目的のために軍人としての誇りを捨てずに立ち向かおうとするのも良い。、人間たちのあがきもかなり見どころがいっぱいにしつつ、美女に心を開くという旧シリーズへのリスペクトも忘れない監督の気遣いも素晴らしい…、けどやっぱりキングコングのスーパーバトルの前にはもう歯が立たない…最高だ〜〜〜!ぶっ殺せ〜〜〜〜!!

 

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スーパーゴリラダンク!!!!!!! 

 

バトル・アクションものではマジの最高峰と言えるぐらいのレベルなので、未見の人(何故初日に見ないのか?)は是非とも今すぐ見に行ってください。絶対後悔しません。

 

【予告】

 

ちなみに、ちょっとナヨっとした赤ハチマキの軍人スリフコを演じたトーマス・マン、どこかで見たな〜と思ったら「ぼくとアールと彼女のさよなら」に出てましたね。こちらは巨大モンスターはおろか銃撃や爆発は一切ないんだけど、ラブコメとしてめちゃめちゃ最高なのでこちらもあわせてどうぞ。

 

トーマス・マン関連】

映画感想 - ミッドナイト・スペシャル(2016)

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ミッドナイト・スペシャ

★★★☆☆

 

【あらすじ】

少年アルトンは、実父のロイと彼の友人ルーカスとともに真夜中の逃避行を続けていた。超能力を持って生まれてきたアルトンは、神の啓示を授けると信じられたために宗教団体によって強引に養子を組まされ奪われてしまったのだ。ロイは数年見守っていたが、アルトンが持つ「ある目的」を果たす手助けをするために誘拐することを決意する。果たしてこの逃避行に終わりはあるのだろうか…。

 

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【感想】

愛に飢えてる少年と愛に一直線なおじさんの交流が熱い「MUD」や、世界が終わる妄想に取り憑かれたおじさんが家の貯金を全部使って地下シェルターを作ろうとする「テイク・シェルター」など、いい感じのドラマ映画を作るジェフ・ニコルズが送る昔懐かしい雰囲気の漂うSFアドベンチャー

説明を極力排してアルトンのために進んでいくんだけど、宗教団体や政府、そしてアルトン自身の体調の変化など様々な障壁が迫ってきてもちろん平坦ではないんです。それでも全てをかいくぐって何としてもアルトンの目的を果たそうとする父親ロイの決意に満ちた目。普通は自分の子どもが変なことになってたら必死に抵抗しようとするだろうに、アルトンにとってあるべきところに帰すことが最善の手だと受け入れた状態なのが良い。その状態で物語がスタートするのもなかなか出来ることではないすね。父の力強さと覚悟、親子の絆、「家族」にまつわる多くのものが詰め込まれていたかな。

 

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ロイは「テイク・シェルター」のマイケル・シャノン、無骨なルーカスは「ウォーリアー」や「ザ・ギフト」のジョエル・エドガートン、ロイ妻には初代「スパイダーマン」シリーズの陰獣MJで有名なキルスティン・ダンスト、アルトンの能力に一目置いてる国家安全保障局のポールは「フォースの覚醒」でカイロ・レンを演じたアダム・ドライバーと豪華で盤石な俳優陣を揃えていて物語に一層の説得力を持たせていましたね。子役もめちゃくちゃかわいい。

しかし、説明を省きすぎるあまり登場人物に感情移入しにくかったり状況の説明が足りなかったりする箇所はあったかな〜〜〜。↑でけっこういい感じに書いたけど。う〜ん。DVD特典映像でようやくロイ家族と宗教団体の関係性が分かるレベルの説明の無さなんで、最低限の説明は欲しかったかな〜!ジェフ・ニコルズはめちゃくちゃ好きだし、雰囲気も良かったんだけどね。「MUD」が余りにも最高だったもんで比べてしまったかもしれない…。

 

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アルトンの目がゴーグル越しにめっちゃ光る様子は非常にカッコイイ。

 

【予告】

 

ジェフ・ニコルズ関連】

オール・タイム・ベスト3に入るぐらい最高すぎる名作

映画感想 - 哭声/コクソン(2016)

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哭声/コクソン

★★★★★

 

【あらすじ】

韓国の人里離れた田舎町で殺人事件が発生。とある青年が狂いだし身内を惨殺、しかもその青年は謎の発疹でブツブツになって白目をひんむいて、心ここにあらずな感じで呆然と現場に佇んでいたのである。さらにこのような殺人事件が立て続けに連続で起こっており村人たちは不安を募らせる。警官のジョングは捜査を行うが、やがてこのような異常事態になったのはいつからかこの村に滞在している日本人のおじさんが来てからなのでは…と疑いをかける。果たしてこの日本人のおじさんの正体とは?やがてジョングの娘にも、謎の発疹が現れる…。

 

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【感想】

話題になっていた國村隼出演の韓国映画。やばすぎる156分だった…。凶々しい瘴気に包まれた予測不可能すぎるストーリーに、悪魔祓い、悪霊取り憑き、祈祷、サスペンス、ホラー、閉鎖的な村、人間怖い、そしてゾンビ!全ての「狂気」が詰まったパンドラの箱みたいな映画で見るだけでかなりヘトヘトになったな…。とにかく國村隼が圧倒的に怖い!何も語らず、じっと見つめるその視線のパワー!怖いよ〜!

 

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序盤から國村隼がふんどし一丁で森の中で鹿の死体をついばむシーンがぶち込まれて完全にやばいと思わせるにも関わらず、目的が何も分からないのが不気味すぎるんですよね。日本人で韓国語も話せないのに何故こんな人里離れた村に…?そして部屋の中にも謎の儀式の後があるし、完全にやべえ奴!しかし人々も狂いだしているのに具体的な証拠は無い、一体何なんだ…みたいな國村隼の圧倒的インパクトが全面に押し出されています。そして中盤に現れた祈祷師が娘にとり憑いた悪霊と祓おうと狂った儀式でドンチャン騒ぎするシーンがあるんだけど、これがすごい。同時に國村隼も儀式を始めて、二つの祈祷が交錯する凄まじい呪いバトル!!最高に盛り上がるポイントでした。鮮烈すぎ!

 

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さらにその勢いとは打って変わって終盤は何が真実で何が虚構か、誰を信じて誰を疑えばいいのか全くわからなくなる緊張感で包み込んでくれるクライマックス。どう転んでも嫌だ…と思ってしまう脚本作りはさすが韓国といったところ。昨今90〜100分の上映時間が流行る中で強気の156分なのに飽きさせずにグイグイ入り込ませる見せ方は素晴らしかったです。ともかく呆気に取られるほど超面白いので是非。

 

【予告】

映画感想 - モアナと伝説の海(2016)

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モアナと伝説の海

★★★★★

 

【あらすじ】

海を愛し、海に愛された女モアナは村の掟で海に出ることは禁じられていた。しかもその美しい海の世界は大地の女神ティ・フィティの心が盗まれたことにより、闇に包まれようとしていた。モアナはティ・フィティの心を盗んだまま消息を絶った伝説の英雄マウイを探し出し、ともに世界を救うために困難な旅に出る。

 

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【感想】

う〜〜〜〜〜ん最高潮。キャラクターと歌がとにかく最高で、ストーリーも分かりやすさの極地なのにここまで最高なのはマジですごい。ポスタービジュアルとかを見ると、「アーロと少年」とか「メリダとおそろしの森」みたいな感じの「そこまでハネんやろうな〜〜〜」というような感じだけど、フタを開けてみればしっかり者の女と荒くれ者の男と完全に頭が狂ったニワトリがガチっと組んで世界を救うために大バトルを繰り広げるという全然イメージの違うものであった。

 

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突然入り込む歌と踊りもめちゃくちゃ楽しいし、それが中ボス戦にも取り込まれているのがとっても素晴らしかったな。何にでも変身できるマウイの武器を取り戻すためにヤドカリのモンスターと戦うんだけど、そのヤドカリがゴキゲンな音楽にのせて歌いながら二人をなぎ倒していくのが斬新すぎたな〜〜〜

 

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こんな感じですげ〜楽しい曲なのにどんどんピンチになっていくんですよ。ただ戦うだけじゃない細かい演出と効果は本当に頭が下がるばかりでした…海のCGの感じももはや実写だし、どこまで突き進むん!?って思いますよね。ビジュアルだけでつまらなさそ〜と思った人こそ裏切られるので今すぐ見に行くべき!マウイの決め台詞「例は結構」はマジで最高に震えるぞ

 

【予告】

 

映画感想 - ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2016)

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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

★★★☆☆

 

【あらすじ】

どこにでもいる地味な少年ジェイクは幼少のころから、祖父から嘘みたいな奇妙な人々と暮らしており、そして自分はモンスターと日夜戦っていたという武勇伝をいつも聞いていた。ジェイクが16歳になったある日、大好きだったおじいちゃんの目がくり抜かれて殺される事件が発生した。死ぬ間際に「ケインホルム島へ行け。そこで1943年9月2日に戻るのだ」と指示される。おじいちゃんの言葉の意味を解き明かすためその島へ向かう。

 

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【感想】

ティム・バートンお得意の何か変な奴がいっぱい出てくるファンタジックなやつ。この色んな特殊能力を持ってる子ども達が出て来る…というプロット見た時点で「ああ〜終盤このこいつらの変な能力を使った連携プレーで悪党をなぎ倒していくんだろうな〜」とわくわくしてたんですが、期待値が上がりすぎてそこまで目の覚めるような展開ではなかったかな。もっとジョジョ5部みたいな知略の限りを尽くして戦ってほしかったよ。

 

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空気より軽くて浮いちゃう子、体内に蜂を飼ってる子、ずっと透明な子、後頭部にでっかい口がある子、物に生命を吹き込める子など、さまざまな特殊能力を持ってる子どもたちや、ペレグリンと子どもたちは1943年の9月2日を永遠に繰り返しており、その設定と理由付けなどはもうティム・バートン好きそうだね〜って感じで原作との相性よかったな。敵もジェイクしか見えない上にかなりきもいという設定もよかった。キャラクター、世界観、ともに良かったのに何故そこまで燃えあがらなかったんだろう…。う〜ん。さらに調べたところによるとずっと布をかぶった双子は映画オリジナルらしい。終盤明かされる能力とかを考えると「いれる必要あった…?」とは思った。課題の残る作品だったな〜。頑張れティム・バートン

 

【予告】

映画感想 - ナイスガイズ!(2016)

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ナイスガイズ!

★★★★☆

 

【あらすじ】

1977年ロサンゼルス。示談屋ジャクソン・ヒーリーは、天然系探偵のホランド・マーチを相棒にし、とある少女の失踪事件を捜査することになった。マーチの娘ホリーも同行して聞き込み調査を進めていると、様々な不審死事件の被害者が失踪した少女に関係のある人物だった。やがて全てがつながる時、大いなる陰謀が明らかになる…!

 

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【感想】

70年代のアメリカの雰囲気を完全に再現したオールドスタイルな探偵バディムービー。最近「ラ・ラ・ランド」でその名を上げたライアン・ゴズリングが主演。新宿バルト9はこの二作が同じフロアで上映されていたのでさながらゴズリング祭りであった。

ストーリーは連続不審死事件がどんどん失踪する少女につながっていくという感じの割にそこまで特筆するほど面白いものでは無かったが、とにかく70年代の雰囲気と凸凹コンビのやりとりが楽しい一品。特にライアン・ゴズリングがとにかく失敗だらけなのが最高。

 

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挙動がおかしい

 

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めっちゃ腕切る

 

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色んなところから落ちる!

 

みたいな感じでとにかくボコボコになるんですよ。ラ・ラ・ランドとは全く違うグズおじさんで常に色んなダメージを食らってるのがめちゃめちゃ面白い。さらに様々な殺し屋がやってきて襲い掛かってくるけど牛面人ミノタウロスみたいな巨体ラッセル・クロウとともに危機を乗り越えていく様が楽しいよ。

 

…そんなことはどうでも良くて、ホリー役のアンゴーリー・ライスちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!100億年に一人の逸材〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!かわいすぎる〜〜〜〜!!!!!

 

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かわいい

 

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かわいい

 

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かわいすぎるって

 

かわいすぎるから〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!それに尽きる。これもドラマシリーズ化希望

 

【予告】

映画感想 - ラ・ラ・ランド(2016)

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ラ・ラ・ランド

★★★★★

 

【あらすじ】

映画スタジオのカフェでバイトするミアはいつか大女優になることを夢見てオーディションを受けまくっている。ジャズピアニストのセブはいつか自分でバーを開いて好きなジャズを思う存分演奏したいと夢見ている。そんな二人が出会ってお互い励まし合いながら夢を叶えて突き進む…。

 

【感想】

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夢と魔法の2時間かって。話は恐ろしいほど普通だったけど全ての歌とダンスと曲と演出が最高すぎたので「最高の映画かい」と思いました。夢を叶えることと、現実を知ること、大人になること、人生の全てが詰まっておりましたよね…うえっうえっ。私からは以上です。

 

【予告】

 

ちなみに、こちらの記事をもって映画感想記事が800になりました。どんだけ〜

映画感想 - キング・オブ・エジプト(2015)

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キング・オブ・エジプト

★★★★☆

 

【あらすじ】

人間と神がともに暮らす古代エジプトを統べる王オシリスは、その王座を息子の天空の神ホルスに継承させようと戴冠式を執り行おうとしていた。滞りなく終わるかと思ったが、途中で弟セトが乗り込んできてオシリスをぶっ殺し、逆上して襲いかかったホルスの両目も奪った挙句、エジプト全土を乗っ取ってしまった。

セトは人々に奴隷のような生活を強いても〜大変。ホルスも行方知れずだし。でもこのピンチを救ってくれるのはホルスだけ…!そう思ったコソ泥のベックは警備の厳しい宝物庫からホルスの右目を奪い返すことに成功。ワンチャン巡ってきた神ホルスは人間ベックとともに行動し、困難を極めるエジプト奪還計画をスタートさせる。一体どうなるの〜!

 

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【感想】

神と人間が共存しているエジプトで繰り広げられる神々のドンチャン騒ぎなんだけど、いや〜〜〜「ディス・イズ・エンタメ」って感じで良かったですね…。何も考えずに見れるし、バトルモードに変身した時の神々のキンキラキンのビジュアルがとにかくカッコイイんですよ。他の神も、分身が何人もいて知識を共有したり、めちゃめちゃでっかい蛇を乗り回したり、森羅万象全てに愛され過ぎるあまり死後の世界の魔物にも好かれた挙句に魔封じの腕輪をつけていないと冥界に引きずり込まれて即死する愛の女神や、死ぬほどでっかい砂のスフィンクスが出てきてクイズを出してきたりと、皆がどこかで見たことのある神様が出てくるのが熱い。

 

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さらに「太陽を引っ張って昼と夜の概念を作ってるジジイ」が「燃えながら巨大化」して「杖から爆発火球を放って」「世界の裏側にいるデカイ冥界の魔物と日常的に戦う」…といった余りにも壮大すぎる世界観が最高。死ぬほど風呂敷広げまくって全ての常識が通用しない神々の生態を描ききった監督はすごい。映像ももちろんド迫力で言うことなし。さらに神々は人間より若干デカく、↑みたいな腐女子が喜びそうな凸凹コンビ珍道中も楽しい。悪役のセト神は「300」ジェラルド・バトラーだし圧倒的インパクト!世間的には評判悪いけどそういうの忘れて見るとかなり楽しいよ!

 

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ちなみに吹替えで見たところ、神々の方は中村悠一沢城みゆき小山力也と盤石なる体制だったのに対し、人間側の主人公ベックを玉森裕太(キスマイ)、ヒロインのザラを若手女優が担当していたんだけど、公開処刑や…としか言えないぐらいやばい吹替えでした。さらに言うとそのザラどのはめちゃめちゃおっぱいを強調している衣装で、「出てきてくれ〜ウッヒョ〜」という願望と、吹替えがマジで終わりすぎてる故の「出てこないでくれ…」という本音がぶつかり合うジレンマに悩まされてしまいました。おい!映画見ながらそんなことで悩みたくないんだよ!タレントを使って集客して話題を作りたい気持ちは分かるけど、だからって素人同然の奴に吹替えやらせるなって!何度人は同じ過ちを繰り返す!スタッフも「これやべえな」って思ってただろ!砂の魔神スフィンクスも大砂嵐というお相撲さんがやってて、絶対名前だけで選んだだろと思った。おい。ふざけんなよ。まあ最後に熱くなっちゃってめちゃめちゃ言ったけど、映画自体はかなり壮大でめちゃくちゃ過ぎて笑っちゃうので皆さん見ましょう。歴史考証は多分してないと思いますが。

 

【予告】

映画感想 - キラー・インフェルノ(2016)

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キラー・インフェルノ

★☆☆☆☆☆

 

【あらすじ】

車で荒野をひた走るカップル。しかし途中でタイヤがパンクし、近くの民家に助けを求めた。しかしそこはまさに殺人が行われた現場だった!しかしこの二人は全くひるまない。何故ならこのカップルもまた連続殺人鬼だったからだ!

 

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【感想】

私は基本的に映画は褒めまくり、ダメな映画だったとしても良かった探しはする方なんですが、う〜〜〜んこれは、つ、つ、つ、つまら…いや、よそう…こんな話は…。一定時間でゾンビになったり人間に戻ったりしてわちゃわちゃしちゃうホラー「サマー・インフェルノ」と邦題もジャケットも完璧に似せてきてる割にそれを超えるクオリティでは全然無かったし、ストーリーラインにある最初に殺人を起こすジジイはそこまで根っからの悪人ではないところに齟齬があった。つ、つまらな…いや、言えない…!あと、連続殺人鬼のカップルも思想がやけに高尚なのもちょっと釣り合ってない気がした。「人間とは?」「殺人とは?」みたいな小難しい永遠のテーマをC級映画で語られてもな…。もっと単純でいいよ!無理すんな!

 

【予告】

 

【ジャケットタイトルパクリ元】

こっちの方が全然マシ