にっきにっき

映画の感想ばかり書いているスーパーミラクルブログです。あなたのスターをお待ちしております

映画感想 - バーフバリ 伝説誕生(2015)

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バーフバリ 伝説誕生

★★★★★

 

【あらすじ】

マヒシュマティ王国の国母シヴァガミは産まれたばかりの赤ん坊を抱えて追手から逃れ、命と引換えに滝の下の村へ逃した。村人に拾われシヴドゥと名付けられた少年はたくましく育ち、25年が経った。ある日シブドゥは滝から女性の仮面が落ちてきたのを発見し、その女性に会いたい一心で何百mもある滝を登りきると、そこで出会った仮面の持ち主アヴァンティカは暴君バラーラデーヴァに囚われた妃デーヴァセーニャを救う反乱軍の一員だった。アヴァンティカに恋に落ちたシヴドゥはその一団に加わりマヒシュマティ王国に乗り込むのだが、そこで自身の出生の秘密を知る…!

 

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【感想】

2015年に公開されたやばいインド映画二部作の一作目。やばすぎる…これほどまでに血湧き肉躍るアクション映画あったかな!?って思うぐらいに凄まじい熱量を放っておった。本当にすごいですよこれ…。アクションあり、ヒューマンドラマあり、唐突に始まる歌とダンスあり、余りにもかっこいいカメラワーク、人々の因縁、全てが折り重なって続編につづいていく引きも素晴らしかったな〜。

 

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基本的にはシヴドゥを中心に話は進んでいくんだけど、マヒシュマティ王国のバラーラデーヴァが君臨している意味、デーヴァセーニャ王妃がとらわれている謎、なぜシヴドゥは辺境の村にやらなければならなかったのかなどの謎が積み重なっていきながら、一作目では一切明かさずに後半の1時間ず〜っとシヴドゥの父であるアマレンドラ・バーフバリが若き日に体験した戦争を描きまくる時間の使い方もすごかったな。これも非常に重要ながらスケールがめちゃめちゃでかく、全く退屈しない!すごすぎる!こんなことある!?そして緊張が最高に高まったところで「続く!」と終わらせる豪胆さ。二作目に直結するとは知らなかったので、こんなに露骨な終わり方あるかよ!と好感が持てました。これは是非見て欲しいものですね…。

 

【予告】

映画感想 - ドント・ノック・トワイス(2016)

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ドント・ノック・トワイス

★★★☆☆

 

【あらすじ】

クロエとダニーは、とある噂話を耳にした。街の外れにある空き家はかつて老婆が自殺した事故物件であり、扉を二回ノックするとそのババアに取り憑かれてしまう…というもの。嘘くせ〜と思いつつ二人ともノックをするが、その夜ダニーは姿を消してしまう。そしてクロエもやせ細った老婆の手がシンクから出てくる幻覚を見始めて怖すぎるので、母ジェスの元を訪れる。ジェスは現在は売れっ子アーティストだが、かつて子育てを放棄しドラッグに逃げた結果、クロエを施設に預けてしまったという過去があり、大変にギクシャクした親子関係であった。しかしジェスは愛する娘のため、呪いを解こうと奔走する。

 

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【感想】

「あの家の扉を二回ノックすると呪われる」という都市伝説がテーマになっているホラー。呪われた娘を助けるのはやはり母。しかしかつて育児放棄をして施設に預けたのでクロエはめちゃめちゃ恨んでおり、でも今なら全てを投げ出して娘を助けてみせるという母娘再生が組み込まれてるのが良かったね。普通の家族だったらめちゃめちゃ平坦な話になってたような。

 

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で、ここに登場するお化けこと呪いのババアメアリーがクロエの前にいろんな形で登場するんだけど、バリエーションが豊かでその姿もなかなか気持ち悪くて◎でした。目の前からなんの前触れもなくいきなり現れて叫びだしたのはマジで良かった。思わず巻き戻してもう一回見るくらい。

 

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ただ、母娘再生はまあいいとして、都市伝説ホラーにミステリーやエクソシスト的な要素が加わって、てんこ盛りになった挙句に吹きこぼれてけっこう散らかってしまったな、という印象はあったかも。似たようなやつで正統派直球ホラーを突き詰めた「ライト/オフ」の方が圧倒的に面白かったよな〜やっぱり。その辺がちょっと惜しかった!ちなみに、クロエ役のルーシー・ボーイントンどのはツン不良少女でなかなか可愛かったですし、あと、ジェスとクロエの母娘が揃って着てるTシャツが全部ダサかったの、なんか良かったです。

 

【予告】

 

【まあ見るならこっち】

2017年100本映画見たので、よかったやつ15本挙げます

見た順で挙げます。「浅い」と思う人は、まあそっとしておいてください。ちなみに、以下は「見て当たり前サイコー枠」なので割愛します。今年もヒット作が多すぎでした…。

 

【見て当たり前サイコー枠】
ラ・ラ・ランド / モアナと伝説の海 / コクソン / キングコング:髑髏島の巨神 / スプリット / ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス / ジョンウィック:チャプター2 / ワンダーウーマン / トランスフォーマー最後の騎士王 / スパイダーマン:ホームカミング / 新感染ファイナルエクスプレス / ベイビードライバー / ダンケルク / IT / ジグソウ:ソウ・レガシー / マイティ・ソー バトルロイヤル / ブレードランナー2049 / ジャスティスリーグ / スター・ウォーズ/最後のジェダイ

 

ちなみに今年公開されたやつではなく、今年「見たやつ」です。お間違えなきよう。レンタルされてるやつも多々あるので、年末年始の参考にしていただければ幸いです。

 

■豪雨の中で起こる超絶超常現象!「ダークレイン」

【あらすじ】

未曾有の豪雨によりバスステーションで足止めを食らった男女がいた。双子が産まれたので早く病院に行きたい男、夫とケンカしてしまった妊婦、謎の言語を話すシャーマンのババア、ステーションに住み込みで働いている女、病気の息子をもつ母などなど。

いつまで経ってもバスが来ないどころか、何故かステーションから出ることすら出来ない。次第にイライラが募ってわちゃわちゃが最高潮に達した時に、とんでもない事態が巻き起こる〜〜〜!

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絶対に予想不可能、超絶トンデモ大密室劇!監督のイザークエスバンの前作「パラドクス」もヤバイのであわせてどうぞ。

 

 

■吹き替えに挑戦しました!ドクター・ストレンジ

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これは見て当たり前サイコー枠なんですが、僭越ながら「満身創痍のドクター・ストレンジから時計を奪うチンピラ」役として声優に初挑戦させていただいた思い出深いやつなので挙げさせていただきました…。

 

 

 

■「オススメ映画は?」と聞かれたらこれ!「フリークス・シティ」

【あらすじ】

平和な田舎町ディルフォードは、人間とヴァンパイアとゾンビが平和に暮らしていた。そんな中、突然エイリアンが襲来!しかし「ヴァンパイアがこの宇宙人を仕向けてきたんだ!ヴァンパイアを殺せ!」と奮い立つ人間と、「人間が仕向けたエイリアンか!?受けて立つ!」と迎え撃つヴァンパイア、そして脳みそ食べたいゾンビたちが三つ巴で抗争が勃発してしまった!さらにそこに襲いかかるエイリアン!この広げすぎた風呂敷、一体どうなるの〜!?

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これ、最近「なんかオススメの映画ないですか?」と聞かれたら絶対に答えるようにしているやつです。おそらく多くの人は見ていないであろうやつで、めちゃめちゃな設定で、それなのに誰しも楽しめるという本当にありえない最高のエンタメムービーなので。これだけはマジで見てください。頼む…。

 

 

■目を疑うラストカット!「ファウンド

【あらすじ】

B級ホラー映画好きな少年マーティは学校ではいじめられており、グロテスクなグラフィックノベルを描くことと、家族の秘密を覗き見することが趣味だった。母親はベッドの下に元彼のラブレターを隠している。父親は車庫にエロ本を隠している。そして両親と仲が良くない兄のスティーブは、部屋に本物の人間の生首を隠している。

その生首はたいてい黒人の女で、定期的に入れ替わる。マーティには特に優しいスティーブは、いじめられて早退した日も「やられてばかりじゃダメだ。殴り返せ」と助言する。しかしマーティは兄の本当の姿を知っていた…。

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見たのは1月ぐらいなんですが、ラストカットが衝撃的過ぎて今でも目に焼き付いて離れないんですが…。

 

 

■やばいババアスペシャル!「テイキング・オブ・デボラ・ローガン」

【あらすじ】

医学生のミアは、アルツハイマーに関するドキュメンタリー映像を制作するために撮影クルーとともにデボラ・ローガンというおばあさんを取材することにした。一人娘のサラとともにしずかに生活していたが、次第にその症状はアルツハイマーというくくりでは説明できないレベルになっていく。一体何が起きているのか…?

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やばいババアをもうお腹いっぱい堪能できる良作。行き着く先も最高!

 

 

アントン・イェルチン〜!「グリーンルーム

【あらすじ】

売れないバンド「エイント・ライツ」が辺鄙な場所でライブした帰り、メンバーの一人パットが忘れた携帯を取りに楽屋に戻ると、なんと頭にナイフが突き刺って死んでる女がいた。そしてそれを眺める屈強なネオナチ男たち。えっ、何この状況…?男たちは「何故鍵をしてなかった!」と激怒し、抵抗するパットを含むエイント・ライツ全員を部屋に閉じ込めてしまった。見た者は消す、そんなただならぬ危機的状況に包まれた中で、パットたちは生きてここから帰ることができるのか…?

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若くしてこの世を去ったアントン・イェルチンの良さがビンビン伝わる良作。

 

 

■親子再生物語×アナログクリーチャー!「ザ・モンスター」

【あらすじ】

キャシーは、一人娘のリジーと二人暮らし。アル中でシングルマザーのキャシーの生活はだらしなく、身の回りの世話や家事は全てリジーが行なっていた。言い争いをしながらもお互い支え合って日々暮らしていたが、リジーの将来のことを考えて別れた父親の元に預けることを決心する。車を走らせる旅路は夜中まで続いた。暗闇が広がる大雨の森の中を車でかっ飛ばしていると、突然目の前に現れたオオカミを避けきれず衝突し、その衝撃で二人とも軽傷を負った上に車も動かなくなってしまった。

整備工と救急車を呼んで待っていたのだが、気がつくと完全に死んでいたはずのオオカミが忽然と消えていた。さらに何か、ただならぬ気配を感じる。車の整備工がようやくやってきて修理に取りかかっていたのだが、そこに「怪物」が現れ、餌食となる…!このままだと二人もやられる!キャシーとリジーの運命やいかに。

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怪物は最早オマケで、親子の共依存関係・絆の再生をエモーショナルに描きまくるめちゃめちゃ良いやつです。最近ようやっとソフト化したので是非。評価はかなり低いけど、すごい良いんですよ…。

 

 

■リメイク版ジュマンジまでのつなぎに!「グースバンプス モンスターと秘密の書」

【あらすじ】

ザックは隣人の言い争いを聞き、何事かと忍び込んでみると、有名作家R・L・スタインのホラー小説シリーズ「グースバンプス」が多数置かれているのを発見した。鍵がかかって読むことが出来なかったが、近くにあった鍵で「パサデナの雪男編」を開けてみると、なんと雪男が飛び出してきた!!何で〜!

なんとこの屋敷に住むのは小説家R・L・スタイン本人で、彼の創作したモンスターが現実にあらわれてしまうので本に鍵を掛けて閉じ込めていたのである。そんなアホな〜!そして雪男が暴れまわったドサクサに紛れて、狡猾な「腹話術人形スラッピー編」の本も開き、そして今まで閉じ込められていた恨みを晴らすかのように、スラッピーが全ての本の鍵を開けてしまった!飛び出すモンスター達!一体どうすればいいの〜!

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これもマジでめちゃめちゃ楽しかったです。ファミリー向け。リメイク版「ジュマンジ」が4月に公開されるけど、それまでのつなぎに是非どうぞ。 

 

 

■悪はジジイか?ガキか?「グッド・ネイバー」

【あらすじ】

悪ガキのイーサンは友達のショーンとともに、近所に迷惑をかける意地悪じいさんを6週間かけてドッキリにハメてその様子をドキュメンタリー形式で撮影する実験を行うことにした。その内容は霊がいるかのような停電、物音といった外的要因で霊を信じさせてやろうというものなのだが、どんだけこちらがニセ霊現象を仕掛けて、その様子を隠しカメラで観察してもじいさんは物怖じせず、調べもせず、周りに協力も求めず、通報もせず、ただただ傍観し、ロッキングチェアに腰掛けてTVを見、そして鍵のかかった地下室に一晩中こもるのみだった。そしてイーサンたちの悪巧みは、思わぬ方向へ転がりだす…!

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 ヤバイジジイつながりで「ドント・ブリーズ」の方が有名になってしまった感はあるけど、こっちもマジの最高です。絶対に見てください。NETFLIXにあるから…。

 

 

■イタリア産ヒーロー!「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ

【あらすじ】

孤独なチンピラおじさんエンツォは、ひょんなことから鋼鉄のような耐久性とパワー、そして脅威の再生能力を宿してしまう。その力を利用して私利私欲のために使っていた。そんなある日、世話になっているセルジオと闇取引をしている最中に揉め事が起こり、その流れでセルジオは取引相手に殺されてしまい、その娘のアレッシアの面倒をエンツォが見ることになった。彼女は母親を亡くして以来自分の殻に閉じこもってしまい、現実とアニメ「鋼鉄ジーグ」の世界を混同するほど天真爛漫であった。

一方、セルジオの行方がわからなくなったことで街の一角を仕切るゴロツキのジンガロがアレッシアのもとへ訪れて居場所を吐かせようとするが、辛抱たまらずエンツォが窓から乱入し、その力を使ってチンピラ達を撃退した。その姿を見たアレッシアは、エンツォを司馬 宙(鋼鉄ジーグ)と重ねて見るようになる…。

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 イタリアが産んだスーパーヒーローもの。といっても汚えおじさんが一切変身しないまま戦うんだけど、その等身大感も素晴らしく、また「鋼鉄ジーグ」を使うというセンスも素晴らしすぎる!絶対に見てください。

 

 

■死体が巻き起こす恐怖!「ジェーン・ドゥの解剖」

【あらすじ】

遺体安置所に、とある身元不明の女性の遺体が運び込まれた。検死官親子の二人は解剖を行うが、外傷が全く無いにも関わらず手首足首が粉々に折れていて、舌が切り取られ、肺が焼け焦げ、内臓がズタズタに切り裂かれて、胃には布にくるまれた自分の歯が溶かされずに検出される…など、調べれば調べるほど不可解な状態であった。なんでなん…?そしてこの女にまつわる様々な憶測が飛び交うなか、さらに説明のつかない怪現象も巻き起こるようになった。外は嵐。一体何が起こるの…?

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正統派ド直球のホラーといえば今年はこれが際立って良かったな〜。 

 

 

■人種差別×ホラー×ギャグ!「ゲット・アウト」

【あらすじ】

黒人のクリスは白人のローズと付き合っており、この週末を利用してローズの両親に挨拶しにいく計画をたてた。白人の娘の彼氏が黒人であるということを少し気にしていたクリスだったが、ローズは「うちの親はそんなの気にしないわ」と明るく返す。ホッ。

かくしてローズの実家・アーミテージ家にやってきたクリスは両親に暖かく迎えられ、その心配は杞憂に終わった。しかし、この家の庭師である黒人男性とメイドの黒人女性、なんかやけに不気味な雰囲気を漂わせている…。話も全然通じないし…。

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今年最も注目されたかもしれない超絶ブラックユーモアの極地。 めちゃめちゃ怖い女メイドの表情、余りにも鮮烈すぎる…。

 

 

■終盤の展開急すぎ大賞受賞!「アイム・ノット・シリアル・キラー

【あらすじ】

葬儀屋の息子ジョンはソシオパス(反社会的人間)とカウンセラーから診断される。死体への異常な興味、思いやりの欠如、連続殺人鬼の心理考察など、人の道から外さないようにはしていたが普通に殺人者予備軍ではある。

そんな中、平和なこの街で連続で殺人事件が起こる。被害者はどれも体を食い破られたかのような凄惨な状態で、ジョンはもう興味しんしん丸。同一人物の犯行と推察し独自の調査を始めるが、何と隣に住むおっとりしたクローリー爺さんがひと気の無いところで人を殺し、さらに屍肉を食べるところを目撃してしまった。え〜!そしてジョンは次なる殺人を止めるべく、じいさんと対峙する…!

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クリストファー・ロイド(BTTFのドク)が出ているんだけど、終盤の余りにもすごい急展開に誰しも「何じゃそりゃ!?!?」とつっこんでしまう良さのあるやつです。 

 

 

■2時間遊んでるのを見る!「エブリバディ・ウォンツ・サム!!世界はボクらの手の中に」

【あらすじ】

野球の推薦で大学に入学したジェイク。期待と不安を混じらせながら寮に入るのだが、チームメイトは皆明日のことは一切考えない今を最大限に楽しむサイコーな奴らだった。子どもと大人の境目で、最高に楽しいバカ騒ぎがおっ始まる!

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野球部員がほとんど野球せずに遊びまくってるのを2時間見るだけの最高のやつ。こんな青春時代送りたかった…。ナンパに出かけるときに車内で歌いまくるシーンが本当に笑える。

 

 

■不発弾×超常現象!「アンダー・ザ・シャドウ」

【あらすじ】

戦時下のテヘラン。主婦のシャイダの住むアパートに一発のミサイルが撃ち込まれる。幸い不発弾で爆発はしなかったのだが、それ以降、家で不思議なことが起こる。誰かがいるような気配がするし、娘のお気に入りの人形も見当たらない。ふいに停電になりミサイルの警報が鳴り響き、徐々にシャイダの精神は蝕まれていく。

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これは見ていくうちにどんどん怖さと嫌〜〜〜な雰囲気が積み重なってかなり疲れるんですが、良い疲れを感じることができます。 オススメです。NETFLIXにあるから!

 

 

*****

 

以上です、それではさようなら。来年も良い映画たくさん見るぞ〜。

 

【2016年版】

映画感想 - クリープ2(2017)

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クリープ2

★★★★☆

 

【あらすじ】

サラは「話し相手募集」「子守をして」などのネット求人に率先して応募し、その人と向き合ったインタビューをyoutubeに投稿していたのだが、つまらなさすぎて再生数が伸びていなかった。引退を決意し、そして最後応募した依頼者は、アーロンという男だった。

 

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彼は自分のことを殺人鬼と呼び、今までに何人も人を殺し、山奥で一人暮らしをしている孤独な男だった。依頼は彼の自主制作映画を手伝って欲しいのだが、も〜話せば話すほど狂っている。サラも逃げ出したかったが、最後に大物が引っ掛かった…これをまとめてyoutubeに投稿したら万再生は固い…と、危険と知りながらアーロンの心の闇に飲まれていく。

 

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【感想】

気持ち悪いおっさんがキモさを発揮しまくった挙句標的を殺す尖りまくったPOVホラー「クリープ」の、まさかの続編。今回はyoutuber的な女がアーロンのもとにやってくるものの、またキモさが爆裂しており、前作「クリープ」のラストシーンの様子をまずサラに見せたり、「心の壁を取り払おう」と言いながら初対面のサラにいきなり全裸で立ちはだかったり(モザイクは無く、立派なチンチンがめちゃめちゃ映る)、そして前作でもかぶった狼の仮面をかぶって車を運転したりと、理解に苦しむ気持ち悪さ。前回よりヒゲがたくわえられて少しシャープにはなっているがきもさは相変わらずで安心(?)しました。そして前回と違うのは、アーロンに密着する人がかなり肝が座った女性でこれほど狂ったアーロンを意外にも手玉に取ったりしているのが新鮮で良かったです。よくここまで付き合ってやるよな…。

 

で、山で自主制作映画を撮ろうとするも、鳥がやかましく鳴くせいで上手く撮れず、癇癪を起こして山奥に走っていき、心配そうにサラが見に行くと…

 

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この状態でふてくされてたんだけど、これはマジで笑ってしまいました。この体勢、自分もよくやるのでめちゃめちゃ親近感がわきましたね…。で、今回も自分語りがかなり多く人によっては退屈になるかもしれないけど、「人を殺すごとにその精神が自分に入り込んでいる。だから自分は30人の精神の融合体なんだ」みたいな感じのわけのわからん殺人哲学は普通に聞いてて興味深いな…とは思った。

プロデューサーはジェイソン・ブラムなもののいつもの分かりやすいホラーとは一線を画す「キモすぎる人間の理解できない奇行」という尖ったジャンルを今回も突き詰めて研ぎ澄まして、それはそれは立派なホラーに仕立て上がっておりました。最終的に本当に意味不明の境地に達してたけどそれもまた常識という尺度では測れない凄みを感じた。

 

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ただ、これ12月24日〜25日をまたいで見てしまったんだけど、もっとふさわしいのあるな…とは思った。ホームアローンとかダイハードとか。普通におっさんのチンチンを聖夜に見るとはな。

 

【予告】

予告にもちょっとあるんだけど、全く意味のないところでめちゃめちゃビビらせてくるのは腹立つ

 

【前作】

映画感想 - ザ・ベビーシッター(2017)

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ザ・ベビーシッター

★★★★☆

 

【あらすじ】

12歳のコールは学校でいじめられている内気な少年だったが、ベビーシッターのビーが励ましてくれるおかげで何とか頑張っておった。その日の夜、コールの両親が夫婦水入らずで過ごすために外泊に行ったため、コールの子守をするのはもちろんビー。かわいい、器量良し、映画の知識も合う、プールで遊んだり一緒にダンスをしたり、とても楽しい時間だ。

 

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しかしクラスメイトの女の子のメラニー曰く、「コールを寝かしつけたあと、彼氏を連れ込んでよろしくやってるはずだよ」とのこと。気になったコールは実際に夜中に何をしているのか寝たフリした後にこっそり起きて様子を見てみることにした。するとビーは高校の友達を数人呼びヤンヤン遊んでいたのだが、突然ビーが一人の男子にナイフを二本頭にブッ刺して殺してしまった!え〜!

なんとビーは、生贄をささげて悪魔を降臨させ、自らの願いを叶えようとしていたのだ!助けて〜〜〜〜〜!!!

 

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【感想】

かわいいベビーシッターが実は悪魔崇拝者だった!!!というコメディ。良い。実に良い。何も考えずに見れる。まずビーどの(サマラ・ウィービング)がめちゃくちゃに可愛い。こんなにイケイケでホットなベビーシッターが来たら、絶対にホレてまうやろと思うんですが。

 

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話はまあ悪魔崇拝の儀式を見てしまったコールが、生かしてはおけないとビー達に狙われてしまいつつ、一人ずつ対峙することで成長していくというストーリーなんだけど、まあ無茶苦茶ながらエンタメ映画の「良さ」が凝縮されていて楽しかったな。監督が「チャーリーズ・エンジェル」やら「ブラック&ホワイト」とかのマックGでコメディのノウハウはある人なので、その辺のバランス感覚も納得。日本にはあんまりこういうバイト感覚のラフなベビーシッターって概念は無いと思うけど、遠き国に思いを馳せながら楽しみましょう。本当に可愛いです。サマラ・ウィービングどの…。来年公開されるスティーブン・ユァン主演の「Zインク」にも出ているので楽しみ。

 

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内気な少年はジュダ・ルイス氏。非常に整った顔つきながらいじめられっ子っぽさを存分に発揮していましたね。あとビーの友達で、何故か左おっぱい(心臓の位置)を銃で完全に撃ち抜かれたのに普通に生きてる女がいたんですが、その辺の理由が全く説明されずに撃たれたあともずっと出まくってたのが何か良かったです。

 

【予告】

映画感想 - ブライト(2017)

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ブライト

★★★☆☆

 

【あらすじ】

人間、オーク、エルフが共生する現代のロサンゼルス。黒人警官のダリルは初のオーク警官ニックを相棒としていたのだが、不良オークの銃撃にあいダリルは負傷。ニックが追うも逃してしまう。ニックはオークからも人間からも疎まれた存在であり、署内でも「同族だから逃したのでは?」という疑いすらかけられていた。

そんなある日、魔法の杖を使って2000年前に封印されたダークロードの復活をたくらむインファーニの存在を知った二人は、魔法の杖を追う。

 

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【感想】

NETFLIXオリジナル映画で、半年ぐらい前からやたらと騒がれていたやつ。ウィル・スミス&ジョエル・エドガートン、監督がデビッド・エアーっちゅうことで否が応でもテンションは高まるし、これをNETFLIXが作れるという裏に見えるえげつない資金力もちらつくという年末の話題作。現代なのに何故か人間とオークとエルフが共存しているのが何の説明もなく当たり前のようになっている世界設定は、今年の1月に見た「フリークス・シティ」を彷彿とさせますね。でも…何だろ、こういう世界観と、ストリートのアングラ感と異種族の親和性が大変良かったのに、何故かガッと入り込めなかったような…。

 

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事前にこういう世界観なんじゃい!という説明が一切無かったし、現代の世界なのかファンタジーの世界なのか、どっちに比重を置きたいんだいという境界が曖昧だったからかな〜。う〜ん。普通に警察の汚職とかオークのアングラ感やら社会的な問題も描きつつ、いきなり2000年前に封印されたダークロードを復活させる!って言われても、何やそれ…ってなったかも。割と興味深かったのにちょっと肩透かしを食らったかもしれません。好きな人はめちゃめちゃハマると思います。

 

【予告】

 

【異種族関連】

人間、ヴァンパイア、ゾンビが暮らしている街にエイリアンが襲来するめちゃめちゃなコメディ

映画感想 - iBOY(2017)

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iBOY

★★★☆☆

 

【あらすじ】

地味高校生のトムはとある事件に巻き込まれて銃で撃たれた結果、頭に携帯電話が埋め込まれてしまった!しかしそれをきっかけに、デジタル機器を操作できる特殊能力が身についてしまう。ギャングに目をつけられてしまった想い人を救うために、iBOY(アイボーイ)と名乗って立ち上がる!

 

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【感想】

NETFLIXのオリジナル映画。めちゃめちゃスパイダーマンリスペクトな展開で分かりやすかったです。デジタル機器が頭に埋め込まれて以来、念じるだけでハッキングできたりメールを送れたりと機械を自在に操れるという能力を駆使して地味な高校生が頑張っていましたね。ただ能力はかなり地味で戦闘能力が劇的に上がったわけではないのでアクションとかはやや地味ではあったかな〜。

 

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ちなみに舞台はイギリスで登場人物はみんな団地に住んでるんだけど、めちゃめちゃ治安悪いのがめちゃめちゃ気になった。グラフィティはあるし、団地の広場に毎日ヤンキーがたむろしてるし、鬱屈した雰囲気があって、イギリスってこんなに治安悪いん…?と怖くなりました。もうちょっと設定は明るくしてもらってもいいと思うんだけどな。

 

【予告】

映画感想 - ライフ(2017)

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ライフ

★★★★☆

 

【あらすじ】

火星から採取した土から、微生物を発見。「カルビン」と名付けられた未知の生命体は、宇宙ステーションで6名の宇宙飛行士によって研究されていた。しかしカルビンは次第に意志を持ち、どんどん成長していく。そしてやがて人すらも食い始めていく…助けて〜!

 

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【感想】

簡単に言うと「宇宙船で正体不明のクリーチャーに一人ずつ人が食われていく」という手垢まみれのストーリー。なのに、「予算」と「豪華キャスト」のおかげで大変良く見れました。良い…「デッドプール」のライアン・レイノルズ、カメレオン俳優のジェイク・ギレンホール、日本から真田広之、あといろいろ。宇宙船やら宇宙科学の考証がしっかりしとる設定だな〜とは思ったし、本当に安心して見れる良さです。

 

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謎のクリーチャーは知能は一切なく筋肉のみで構成された存在で、異常なスピードで成長していっていくんだけど、その造形もま〜〜〜〜普通。特筆なし。体全体で獲物を取り込んで、細いダクトを通って宇宙船のいろんなところを移動する。ジョジョ第二部のサンタナと全く同じ。何から何まで普通なのに、すごい面白い。不思議すぎる…。これぞ宇宙の神秘…。

 

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真田広之が序盤でタブレットを使って地球の奥さんと通信してて、その奥さんが子を産むんです。で、「娘が産まれた〜!」ってみんなに祝ってもらうんだけど、ベッタベタな死亡フラグ!!!!!!!絶対地球に帰れない!!!!!と悲しくなりました…。そんな感じで一人ひとり殺されていって、最後どうする〜!ってなった時のオチも、実に良かった。大体読めたけど、このオチはとっても好き。90分ぐらいでさくっと終わるのでオススメです。

 

【予告】

映画感想 - 都市伝説:長身の怪人(2015)

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都市伝説:長身の怪人(スレンダー:長身の怪人)

★★★★☆

 

【あらすじ】

リポーターのサラとマイロは、空き家から残置物を回収する業者の取材をしている最中、立ち寄ったウィトロック家の倉庫からビデオテープを発見した。普通の家族の日常を記録したホームビデオと思いきや、見ていくと何かカメラの端に常に映る謎の長身の男が映っていた。この家族の消息と、長身の男の関連性を調べていくうちに、マイロの元にも長身の男がやってくる…。

 

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【感想】

アメリカで2009年頃に生み出されたインターネットの架空キャラクター「スレンダーマン」を元にしたPOVホラー。いや〜〜〜。良い。おなじみPOV手法で長身スーツのっぺらぼうの謎の男スレンダーマンに取り憑かれてしまった登場人物達の行く末を臨場感たっぷりに描いてくれていて、良い。開始2分のツカミもバッチリ。

スレンダーマンは終始アップでは映さずに、森の奥にチラッ…、窓の向こうからスッ…、木の陰からボヤ〜〜〜…と、起源になった画像・そこから構築された各種設定を裏切らずに極限まで映さないという勇気も拍手。私のようなPOV好きからしてみると「これ直接映すとめっちゃ興ざめするからやめてや〜」という心の中で願ってしまうもんなんですが、それを汲み取ってくれたかのように超絶チラリズムで恐怖を増幅させていきました。

 

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スレンダーマンは自分から攻撃することはせず、ただただじっ〜と対象を遠くから眺めるだけで何もすることは無いものの、常に見られている、肉眼では見えずカメラでしか捉えられないということでじわじわと心を蝕んで人を狂わせるという特徴も良い。じゃあビデオ止めりゃいいじゃんって思うだろうけど、そうするとまた恐ろしいことになるのでビデオが手放せなくなる…というPOVのために作られたかのような設定ももう許せるよ。スレンダーマンの雰囲気がやはり凄い上にPOVとの相性もバッチリ。派手なクリーチャーがバリバリ人を殺しまくるのが好きな人は物足りないと思うけど、じっとりとした気味悪さを体験したい方はオススメです。

 

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【予告】

公開時には「スレンダー:長身の怪人」だったけどソフト化する際に「都市伝説:長身の怪人」に変わったの、なんで?

映画感想 - スター・ウォーズ / 最後のジェダイ(2017)

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スター・ウォーズ / 最後のジェダイ

★★★★★

 

【あらすじ】

ファースト・オーダーの侵略&攻撃はとどまることを知らず、レイア将軍率いるレジスタンスも対抗するが徐々に押され始めていた。このままじゃ全滅してしまう〜!元ストーム・トルーパーのフィンは、この状況を打破するためにメンテナンス担当のローズとともに敵艦隊に一矢報いようと画策する。一方、伝説の英雄ルーク・スカイウォーカーと巡り合ったレイは、フォースとは何か、自分がすべきことは何か、ルークとカイロ・レンの間に何があったのか、それを解き明かそうとする…。果たしてどうなる?

 

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【感想】

「おもろ」が確定した案件なので、特に言うことはありません。最高。ルーク・スカイウォーカーのフォース、マジでとんでもね〜〜〜〜〜〜〜〜。以上

 

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【予告】