映画感想 - Z インク(2017)
Z Inc. (Zインク)
★★★★☆
【あらすじ】
感染すると感情と理性の抑制がきかなくなって暴力的になったり、様々な欲求が爆発してしまう「ID7ウイルス」というものが流行っていた。大手法律事務所に転勤したデレクは順風満帆に出世街道を登っていたのだが、身に覚えのないミスをなすりつけられ不当な解雇を受けてしまう。その瞬間、この高層ビルにID7ウイルスの感染が見つかり、出入りが禁止になってしまった。
ウイルスは瞬く間に全社員に感染し、もちろんデレクにも。感染センターが撒いた中和剤が効くのは8時間。その間社内は阿鼻叫喚の騒乱祭。しかし不当な解雇で怒りを爆発させたデレクは、重役と社長に復讐するために何もかもをウイルスのせいにし迫り来る暴れ会社員達をなぎ倒しながら、最上階を目指す!ウイルスが感染してる間は、殺そうが何をしようが罪には問われないのだ!急げ〜!
【感想】
「ウォーキング・デッド」のスティーブン・ユァンと「ザ・ベビーシッター」のサマラ・ウィービングどのが感情を大爆発させてドンチャン騒ぎを繰り広げるやつ。この二人が出てるので、面白くないわけないでしょう!という感じで見た結果、やっぱり面白かったです。話は無茶苦茶でウイルスの都合の良さもあるんだけど、日頃からムカついていた社員どもを一人ずつぶっ倒して最上階を目指していくその展開はスパルタンXやドラゴンボールのマッスルタワー、そして映画キン肉マン「正義超人VS戦士超人」の七重の塔のような感覚で楽しかったです。
スティーブン・ユァンといえば「ウォーキング・デッド」のグレンで一躍有名スターの仲間入りを果たしたことでおなじみ。頼りになる人気キャラだけど、本作ではもうバイオレンス全開で血みどろバトルを展開する違った顔を見せてくれるのも良いですよね。サマラ・ウィービングどのも釘打ち機とハンマーを駆使してボコボコにしてく危険な美女として大活躍。「ザ・ベビーシッター」もかなり面白かっただけに、また見れて最高でした。
個人的にはもっとバイオレンスにしてもらいつつ、もっと悪役を魅力的+確実にぶっ殺したいと思わせてくれるほどに悪にしてもらえたらもっと良かったかもしれませんね。
【予告】
【スティーブン・ユァン関連】
【サマラ・ウィービングどの関連】