映画感想 - シークレット・チルドレン 禁じられた力(2015)
シークレット・チルドレン 禁じられた力
★★★☆☆
【あらすじ】
人里離れた場所に高い壁を囲ってひっそりと暮らすザック、エヴァの兄妹。彼らには瞬間移動能力が備わっているものの、この力を「神からの罰や!」と信じて疑わない堅物父ダニエルによって厳しく禁止されていた。とは言いつつも目を盗んで夜な夜なその力を利用して遊んでいた二人だったが、病弱な妻エリザベスの容体が次第に悪化してしまう。果たして二人に待ち受ける運命とは…?な話
【感想】
イージーリスニングを聞いてるかのごとく、静かで安らかで清らかな時の流れる、瞬間移動能力を持つ兄妹に関するドラマ。ザック役のティモシー・シャラメ目当てで見にきてる人が多いように、そのご尊顔は整いすぎておりましたね。最大20m程度の瞬間移動の描写は、集中力を高めて煙のように消えるような演出で割とすきでしたが、ストーリーとしては邦題がほぼほぼ説明してしまってる上に特に驚きも無いような展開で、「まあ、そうなるよね…」という感じだったかな。全体的に薄暗く静かな画作りはアーティスティックなものの体感時間50000分ぐらいに感じたのでそこも一長一短ですね
あと、兄妹の家の周囲には高い壁が建てられていたんだけど、瞬間移動できるなら簡単に壁の向こういけないか?と少し思ってしまいました。そこは無理矢理「この壁は実は厚さ300mぐらいの分厚さで瞬間移動では抜けられないんだな!」と解釈しておきました。でもそう考えるとそんなやばい壁を一人で作った父の方が「神からの罰」レベルの脅威になってしまうという矛盾も出てきたので、もう考えるのをやめました。敬具
【予告】