映画感想 - マローボーン家の掟(2017)
マローボーン家の掟
★★★★★
【あらすじ】
忌まわしい過去を振り切り、母がかつて住んでいた郊外の一軒家に引っ越してきたマローボーン家。家族5人で力を合わせて新たな暮らしを始めようとした矢先、母が病で帰らぬ人となった上、正式に屋敷を相続するための多額の手数料が必要となってしまった。責任感の強い長男ジャックは、妹弟たちを守るために血塗られた掟に手をかける…な話
【感想】
おもろい!!!!ホラー、サスペンス、スリラーをミックスさせながら全編に張り巡らせた緻密な伏線をバババ〜っ回収する衝撃的な展開はお見事の一言で、そういえばあのシーンも!あれも!これも!そういうことだったんかいっ!!と唸らせてくれるかなり気持ちのいい鑑賞後感でした。基本的に全ての予想がハズレてしまうほど何も推測できないポンコツ脳なので、最後の展開はかなり驚きに満ちてました。あまり話題になってない上に公式サイトに全てのネタバレが書かれてるけど(いいの?)、何も情報を入れずに見るのがいいと思います。展開が分かってるうえでもう一度見て認識できなかった細かい伏線を再確認したい…!
で、調べたらこれキャストはイギリス人で舞台は60年代のアメリカなんだけど、製作はスペインなんですね。ヒットしてるスペイン映画といえばこういった伏線回収が顕著な気持ちいいやつということもあり、その辺は何となく腑に落ちました。ジャックを始めとするマローボーン家の面々はみんな闇を背負った幸の薄い顔つきと演技が素晴らしく、あと、やはりアニャ・テイラー=ジョイさんがあまりにも可愛すぎる…魚みたいな顔なのに、愛嬌があって、唯一無二な個性的な表情が最高だ…。Instagramも良い写真しかないし…。そんな感じで予備知識を何も入れずに見ることをオススメします
【予告】