映画感想 - クラウン(2015)
★★★★☆
【あらすじ】
息子の誕生日に手配した出張ピエロが手違いで派遣されなくなったので、お父さんが抱えている不動産物件の物置から見つけてきたピエロの衣装に自ら身を包むことでその日は何とか乗り切ったんだけど、カツラと鼻と衣装がどうやっても取れない!で、よくよく調べてみたらその衣装には悪魔が乗り移っていて、絶対に脱げないのであった・・・ぼくちんこれからどうなっちゃうの〜!
【感想】
この映画はどちらかというと製作までの流れが面白くて、ジョン・ワッツとクリストファー・フォードっていう映画学校に通ってた奴らが「こういう映画作りたいけどお金が無いから、とりあえずフェイクの予告編作ろうぜ!監督はイーライ・ロスって勝手に入れちゃおう。会ったことないけど。」ってyoutubeに投稿したら二日後にイーライ・ロス本人から「めっちゃいいアイデアじゃん。実際に作ろうぜ!」ってなったんだと。夢があるねえ。
肝心のお話は、古典的なピエロの怖さと悪魔に取り憑かれてだんだん我を忘れていく父親・助けたいのに助けられない妻と子どもの焦燥感と葛藤がつらぽよな展開が良かった・・・けど、まあホラー映画の定石街道をど真ん中ストレートで駆け抜けていくような映画だった。超絶驚きな展開は無かったけど、原点回帰なホラーが見たいっていう人にオススメかもしれまへん。完全に悪魔に乗り移ったビジュアルもなかなかのものだしね。
呪われたピエロは銃で撃ち抜いても死なない(この後すぐ生き返る)!
【予告】