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映画感想 - テイキング・オブ・デボラ・ローガン(2014)

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テイキング・オブ・デボラ・ローガン

★★★★☆

 

【あらすじ】

医学生のミアは、アルツハイマーに関するドキュメンタリー映像を制作するために撮影クルーとともにデボラ・ローガンというおばあさんを取材することにした。一人娘のサラとともにしずかに生活していたが、次第にその症状はアルツハイマーというくくりでは説明できないレベルになっていく。一体何が起きているのか…?

 

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【感想】

↑こちらがデボラ・ローガン。かわいいばあちゃんですね。それなのに…

 

 

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夜中に素手で土を掘り起こすのはやめなさい!

 

 

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全裸で昔やってた電話交換手の仕事を思い出すのはやめなさい!

 

 

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一瞬でキッチンの上にワープするのはやめなさいって!

 

…みたいな感じで、どんどん豹変していくのがかなり恐ろし面白かったです。「スペル」「ヴィジット」などやばいババアは過去にたくさんおったが、こちらも負けず劣らず素晴らしいヤバさでした。結局のところ悪霊に取り憑かれているという流れになりつつも、ランダムに運悪く憑かれたわけではないのがポイント。憑くべくして憑いたとでも言うような過去の因縁があってその辺りをしっかり描いているのがかなり良かったなと思います。この手の憑き物映画って理由なく取り憑かれるパターンが多いからね。しかし何でもアルツハイマーの症状で片付けようとする医師はすごい。呪いの影響でありえないぐらいの量の土とミミズを吐いたのに、「庭の土食ったんですね」で片付けようとする豪胆さ。そんなわけねーだろ!

 

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↑のような奇行が目白押しでかなり楽しいものの、終盤のたいへん衝撃的なシーンが、タイトルで画像検索するとめちゃめちゃ出てくるので願わくばメインディッシュは頑張って回避した上で見た方がさらに楽しめるかと思います。一回見たあとに巻き戻してそこだけもう一回見る程度には名シーンでした。ちなみにPOVということで案の定画面がブレたり大事なところをあまり見せない消化不良なシーンは多いけど、POVは最早そういうもん。そこでイチャモンをつけるのはやめなさい。通常の時とやばい時のギャップがものすごく、鬼気迫る演技で盛り上げてくれたババアに、私から「がんばったで賞」をあげたいと思います。

 

【予告】