映画感想 - ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビ(2016)
★★★★☆
【あらすじ】
ある日、地球の上空で流星群が観測される。しかしその日を境に人々がゾンビと化してしまった…。愛する妻と娘がゾンビになってしまい泣く泣く釘打ち機で殺したバリーは、道中出会ったベニーとともに、謎の組織の被験者として捕らわれてしまった妹のブルックさんを救出すべく装備を固めてゾンビだらけの外界に装甲車で走り出すのであった。
【感想】
オーストラリア発の力作ゾンビバイオレンス映画なんですが、ちょいちょいちょ〜〜〜い!!邦題〜〜〜〜!!マッドマックスのパクリっぽく仕上げておきながらタイトルの中に2回も「ゾンビ」を入れるってどんなセンスしとるんじゃ〜〜〜!!!!!!!みたいな感じでなかなかひどい邦題をつけられたけど、本当になかなかどうして力作で楽しく見れました。フル装備で銃撃→タイトルイン→バリーとベニーが出会うまでのそれぞれの悲しいいきさつをさかのぼっていく序盤は小気味よくて感情移入もしやすく、さらにそのままテンションが途切ず最後まで飽きることなく突き進んでいく展開はマッドマックスを彷彿とさせる熱さがあったな…。
あと目新しい設定としてゾンビを動力源として動く車が登場するっていうのは素晴らしかったな。ゾンビ化が始まった日以降、何故かガソリンが使えなくなってしまうが、ゾンビの血が何故か燃え上がることを発見してゾンビを荷台に載せてエンジンとつないで車をぶっ飛ばすというね…。一体何なんだという話ではあるんだけど、なんかすごい良さがあった。見たこともない斬新さだったので。さらに捕らわれの妹ブルックも人体実験の末にゾンビを操ることができる能力が開花するという展開もオンリーワンな感じでもう一波乱おこしてくれて良かったな〜〜〜〜〜。邦題が終わってて期待度があんまり高くなかっただけに、ここまで面白く仕上げてくれたのは嬉しい。これはタイトルで損しているのでもっとみんなに見て欲しい!
【予告】