映画感想 - ブッシュウィック -武装都市-(2017)
ブッシュウィック -武装都市-
★★★★☆
【あらすじ】
大学生のルーシーは地下鉄に乗ってNYブッシュウィックに彼氏と降り立った。しかしそこは内紛が起こっており、地上の様子を見に行った彼氏はいきなり爆死。わけも分からぬまま逃げ惑うルーシーだったが、偶然出会った筋肉ダルマのスチュープの助けを借り、非武装地帯へ逃げなければ!助けて〜!
【感想】
開始3分でいきなり戦禍に巻き込まれて、あれよあれよという間にやばい事態に巻き込まれる大学生ルーシーの視点でのみ進んでいく骨太スリラーアクション。カメラワークが15〜20分ぐらいの長回し×10カットというなかなか興味深き構成。ということは、銃弾飛び交い爆撃が鳴り響きヘリが墜落し黒煙が立ち上りまくるやばい戦場と化した都市をくぐり抜けていくのは臨場感タップリ。なかなかのインパクトがありました。
少しずつ内紛の原因は解き明かされていくものの、しがない市民の視点でしか見えない怖さはあるし、起こりえない話ではないリアリティもあり…。そして前述した緊迫の映像表現がかなり巧みで、どうやって撮ってんだ!?と思ってしまうカメラワークはかなりお見事でした。まあ長回しと言いつつ、建物に入る時とかところどころカットしてうまく繋げてるのはわかるけど。
映画の定石を覆すクライマックスのショッキングな展開はまさに何が起こるか分からない戦場そのもの…みんな仲良くしてくれ〜〜〜〜〜〜〜!!
【予告】
【長回し関連】
2時間20分マジの長回し