映画感想 - THE WAVE(2015)
THE WAVE
★★★★☆
【あらすじ】
【感想】
北欧産の珍しい災害パニック。前フリをしっかり効かせて発生する80m強の超巨大津波は本作で一撃だけだけど、その破壊力と恐ろしさは折り紙付きで、「やべすぎ〜!!にげて〜!!」と叫びたくなる凄まじい映像でしたね。一発勝負なだけにかなり力入ってたな〜。その中で地質学者クリスチャンに焦点を当てて離れ離れになった家族を救出するというストーリーライン。絶望かつ危機一髪続きの展開は現実的にはそんな都合よく行かないと思うけど、まあそれは映画なんでね。楽しみましょうや。日常が突然失われて襲いかかる津波の前に人間はなす術なく死んでいくという恐怖は日本人なら誰しも身に覚えがあるはず。常に備えと危機管理はしておかなければならないと再認識しましたね。ぶるぶる(震えてかわいい)
で、津波ができるメカニズムが日本とは全然違って学びがありましたね。ノルウェーは細長い谷と岩山が連なるフィヨルド地形で、その景色は美しいんだけど地盤が不安定で岩山崩落の危険性が常にあるんだって。で、件の崩落が起こってしまい無数の岩石や土砂が海に落ちることで巨大津波が発生するんだと。そして水深が深くて細長いから津波の高さもグングン上がっていくと。へ〜。地震からじゃないんだね。そんなやべーとこの近くに住むな!しかしこういった知識を得られるのも映画の良いところですね
あと、主人公クリスチャンの渋イケメンもさることながら、娘のユリアたそが全盛期のダコタ・ファニング(アイ・アム・サムの時)を彷彿とさせる可愛さで、「娘のために生きよ…」という気分にもさせてくれるのも良かったです。その他生きるためにもがき続ける人々の描き方も熱かったので、続編の「ザ・クエイク」もついでに見るかな。同じ家族が続編では巨大地震に巻き込まれるらしい。津波に地震、不運すぎるなこいつら。と言いつつ私も阪神大震災の時は大阪に、東日本大震災は東京にいてダブルで食らってましたね。災害怖いよ