映画感想 - ジオストーム(2017)
★★★☆☆
【あらすじ】
未曾有の大災害に見舞われた地球は、世界各国が叡智を集結させて「全世界の天候を制御できる気象宇宙ステーション」の開発に成功する。こうして世界の大災害は未然に防がれるようになったが、お察しの通りウイルスに感染して天候が暴走してしまう!世界中でめちゃめちゃな自然災害「ジオストーム」が起きて地球が壊れちゃう〜!
【感想】
ミラクルパワー(試写会)にて。「天気を操るシステムが出来た」という時点で、「それがぶっ壊れて世界中が大災害に見舞われるんだろうな」ということが簡単に予想できるディザスターパニック。
ドバイで大津波だ〜!
東京でドデカ雹だ〜!
インドで超巨大竜巻群だ〜!
香港でマグマ噴火だ〜!
みたいな感じで、あらゆる場所がめちゃめちゃになる「災害の幕の内弁当」という感じが楽しい。古くはツイスターやディープインパクトなどなど、リアルタイムでディザスターものは見ていたので、この映像の進化はさすがといったところ。それを解決するのが「300」のジェラルド・バトラーということで、筋肉で全部解決するのかなと思ったら意外にもそんなことは無くて、政府の陰謀とかそういった人間同士の軋轢もあったりして、ただの脳筋アクションだけで終わらないところもまあ良かった。とはいえ「オデッセイ」といい「シン・ゴジラ」といい、こういう危機的状況ものでは皆が一つになって問題に立ち向かうような映画が多いので、目に見えて足を引っ張る奴はなんか嫌でしたよね。それが映画の面白いところではあるが…。
それにしてもまあ割とつっこみたくなるようなところは満載だけど、アクション映画ってこうでなくちゃな!!!と思わせる爽快感のあるやつでした。人間が一瞬で冷気でカチコチに凍りついたシーンがあったんだけど、実現したとしたらどれほど労力がかかるんだろうな〜。
シークレットサービスの女がメインの登場人物で出るんだけど、吹替え声優がブルゾンちえみで、「ふ〜〜〜〜〜〜〜ん。」と思いました。絶対に字幕版で見た方がいいと思う。
【予告】