映画感想 - アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018)
アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング
★★★★☆
【あらすじ】
自分の容姿に自信がなくコンプレックスの塊だったレネーは、ある日ジムで頭を打ち気絶する。目覚めると、自分が絶世の美女になっていた!!…という幻覚を見ており、外見は全く変わっていなかった。念願叶って美しいボディを手に入れたと思いこんでるレネーは自信マンマンになり、手始めに自身が勤める化粧品会社の花形である受付嬢の面接を受ける!果たしてどうなる…?な話
【感想】
良い…。ラブコメの教科書のようなベタな展開ながら、全ての人間に勇気と自信を与えてくれるストーリー作りは見てて元気になりますね。コンプレックスって裏返せば一番の武器になるんだけど、それを美しく研ぎ澄ますか錆びつかせるかは自分次第の心持ち次第。自分を好きになればきっと上手くいく!ということをレネーが教えてくれました。自分も、髪質が初対面の人は誰も信じてくれないほど立派な天然パーマなんだけど、思春期の時にはすごくコンプレックスだったからこの気持ちはめちゃめちゃわかる。今では一発で顔を覚えてもらえるし、混雑した中での目印にもなるし、かなり気に入ってます
それにしても、ラブコメの世界をメタ的に表現したネトフリオリジナル作品「ロマンティックじゃない?」を先に見ていると、ラブコメのあるあるを地で行ってる本作はそういう面でも楽しく見れますね。自宅やけに綺麗!主人公めちゃめちゃオシャレ!歌にダンス!全てが上手くいきすぎる!などの分かりやすいあるあるを散りばめつつ、「自分は美女だと思っている」←→「見た目は前から変わってない思っている」というアンジャッシュのコントをずっと見てるようなすれ違いが上手く、誰一人レネーを否定しないことも相まってその勘違いが巧みに話を転がすスパイスになってるのも良かったです。自分を好きでいような!
【予告】