映画感想 - ABC オブ デス2（2016）
★★★☆☆
【あらすじ】
26人の監督が、A 〜 Z それぞれ振り分けられたアルファベットから始まる言葉をテーマにして「死」を描くオムニバスの第二弾。
【感想】
26人の監督による26の短編ということで、1つ5分。次から次へ趣向をこらした「死」が描かれるんだけど、5つぐらいしか「めちゃめちゃおもしれ〜！」っていうのが無かったな。以下、さらっと紹介。
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（※2016/11/10追記）さいきんNETFLIXで見れるようになって、かなりパパっと見やすい環境になりましたので、特に見てほしい「S」「V」「X」「Z」はシークバーを操作してすぐ見れるように時間を記載しておきました。本当にゴミ以下の作品が多い中、前述の4つのやつだけはマジで見て…4つで10分ないから…。
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A is for Amateur（アマチュア） ★★★☆☆
華麗なイメージを描いて殺し屋が仕事しようとするが、実際には全然うまくいかない話。スピード感はあったけどふつう。
B is for Badger（アナグマ） ★★☆☆☆
穴にすんでる凶暴なアナグマにやな奴が食われる話。POVっぽい感じではあるが、普通。
C is for Capital Punishment（死刑） ★★☆☆☆
勘違いされて処刑される話。めちゃめちゃ普通の話。首をオノで断たれる描写は良さ。
D is for Deloused（駆除） ★★★★☆
よくこんな気持ち悪いクレイアニメ作れるな！っていうぐらいのクオリティ。斬新すぎ〜〜。話は意味不明だが最高！
動画あった。きもいので閲覧注意である。
E is for Equilibrium（平衡）★★☆☆☆
無人島で生活してたら女が流れ着く話。死 関係ねーーー
F is for Falling（落下）★☆☆☆☆
パラシュートが木に引っかかった女の話。何なんだこれ…？
G is for Granded（祖父）★☆☆☆☆
ジジイと若者の話。まじでつまらないというか、意味が分からない。
H is for Head Games（駆け引き） ★☆☆☆☆
変な顔がぶつかるアニメ。これも全然面白くなかったな。
I is for Invicible（無敵）★★☆☆☆
遺産目当てで家族がババアを殺そうとするけど何をしても死なない話。コンセプトは良かったけど登場人物の人種は何なんだ。
J is for Jesus（ジーザス）★☆☆☆☆
男が拷問されるけど変なやつが助ける話。無くていいな。
K is for Knell（凶兆）★★★☆☆
ある女の子がベランダから外を眺めると、空に謎の物体が浮遊しているのを発見した。その物体の近くにあったビルで、殺人が起こりまくる話。意味はよく分からないけどただならぬ雰囲気がよかったな。
動画あった（セリフ無し）。とにかく雰囲気がすごい。
L is for Legacy（遺物）★☆☆☆☆
？？？？？？？？？
M is for Masticate（かみつき魔）★★★☆☆
狂った男が走りまくる話。映像の雰囲気はよかったけどね〜
N is for Nexus（連鎖）★★☆☆☆
ハロウィンの日に交通事故が起こる話。カメラワークは非常によかったけど、話は普通〜
O is for Ochlocracy（愚民政治）★★☆☆☆
ゾンビが蔓延した世界での裁判の話。日本人が監督だった。前作の日本人監督は「日本の恥」と思うくらいに恥ずかしい作品ばかり作っていたけども、この人はまだマシだったな。
P is P-P-P-P-Scary（ピ、ピ、PS怖い！）★☆☆☆☆
今まで見た全ての映像作品の中で間違いなく最悪につまらないゲボカスみたいなやつだったな。終わりすぎてる。何を見せられてるんだ俺は…という気分になった。作ったやつ殺す！
Q is for Questionnaire（アンケート）★★★☆☆
街頭アンケートを受けた人が…な、話。めちゃめちゃ普通の話ではあるが、Pのあとに見ると何でもよく見える。
R is for Roulette（ルーレット）★★☆☆☆
ロシアンルーレットやる話。特に驚きの無い展開だったな。
S is for Split（破局）★★★★★
自宅に謎の侵入者。自分は遠く離れた地にいるので家にいる妻があぶない！な話。3分割された映像の構成がよかったし、「そうなるの！？」っていうオチが最高に良かったな〜。
※NETFLIXで1：15：30
T is for Torture Porn（残虐ポルノ）★★☆☆☆
セクシー女優と思いきや、地球外生命体だった話。う〜〜〜ん、「？」しか無い。
U is for Utopia（理想郷）★★★☆☆
イケメン美女しか許されない世界で、ブサイクが殺される話。「CUBE」でおなじみのビンチェンゾ・ナタリ監督。後味の悪さが良かった。
V is for Vacation（バカンス）★★★★★
男二人で旅に出て、彼女とTV電話していたら、相棒が女を買っていたことをバラしまくる話。電話口の彼女だけの視点、素晴らしいグロ描写、良い人が全く登場しない舞台、後味の悪さ、スッポンポンのババア、完全に最高で痛快！！「V/H/S シンドローム」第一話にも似た恐ろしさがあったな〜。
※NETFLIXで1：26：55
W is for Wish（願い）★☆☆☆☆
おもちゃで遊んでたらその世界に引きこまれる話。めちゃくちゃ過ぎるわ！！
X is for Xylophone（木琴）★★★★★
木琴を叩く女の子の騒音が段々むかついてきた家政婦（？）の行動とは…。余りにも余りにも最高過ぎる…！たった3分でここまで背筋をゾッとさせることある…！？最恐・最凶エピソードであった。ネタバレ書いてもいいんだけど、書いたところで全く迫力が伝わらないんでぜひ見てください。なんでこれだけyoutubeにうｐされてないんや〜〜〜！誰か〜〜〜！！！！ちなみに、個人的に最悪に怖いフランスのホラー映画『屋敷女』の監督の人だそうです。そりゃ最高だわ。
※NETFLIXで1：35：34
Y is for Youth（若さ）★★★☆☆
父と母に嫌気がさした女子高生の妄想話。映像のクリエイティビティが良かったな〜
Z is for Zygote（受精卵）★★★★★
とある民家に住む夫婦。奥さんは妊娠していてそろそろ産まれそう。だが夫が何故か旅に出るという。奥さんは一人では産みたくはないので夫が帰ってくるまで、「出産しない薬」を飲み続けて産まずに待ち続けるが、13年経っても全く帰ってこず、お腹の中で完全に子どもが成長してしまった話。大トリとして100兆点の仕事をしてくれた最狂エピソードであった。素晴らしい！
※NETFLIXで1：43：40
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終盤にかけて素晴らしいエピソードはあったけど、全体的に見ると時間の無駄でしかないものも多かったな〜。D、S、V、X、Zだけはマジで最高。それだけ単品で見て欲しい…マジで…。5分しかないのにこんな最悪な気分にさせてくれるのって、そうそう無いよ…。対してPは最早犯罪レベルのつまらなさで、それはそれで逆に見て欲しいぐらいではある。Pの監督がV、X、Z見たら「ワイのしょうもな〜〜！肩を並べるのも恥ずかP〜〜！」ってなると思う。Pだけに。そんな感じです、はい。次回あるなら全体の水準を上げてくれ！
【予告】
