映画感想 - ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019)
ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密
★★★★☆
【あらすじ】
おじいちゃん作家「死〜」
名探偵「匿名で捜査の依頼があったんだが…犯人はこの中にいます!」
一癖も二癖もある家族たち「「え〜!?!?」」
名探偵「こいつら…調べれば調べるほど証言にウソばっかりだ!」な話
【感想】
金田一やコナンのような分かりやすい形式のミステリー&コメディ。原作も特にないのは珍しく、ダニエル・クレイグ、クリエヴァ、ジェミー・リー・カーティス、マイケル・シャノンなど、異常に豪華なキャスト。特に前情報なく見てみましたが、お、お、おもろい…おもろのまさかのミステリー…。シナリオについては一切何も言えませんが、こういう本当に今時珍しいほど真っ正面な推理ものでここまで面白く仕上げて、状況が二転三転しつつ散りばめまくった伏線をシッカリ回収してバチーンと解決する気持ちよさ、久々に味わった気がするな〜
ミステリー小説で一時代を築いた富豪のおじいちゃんが死んでる状況から始まって、そこからお気楽警察と名探偵が家族を事情聴取し、事件前夜以降は回想で展開するという構成。過去と現在、そして殺害後の出来事が時系列をバラバラにしつつも今どういう状況で誰が怪しいのか手に取るように見える分かりやすさは、ミステリーものをあんまり見ない人でも楽しめそうでしたね。それぞれの証言と実際の行動がかなり食い違って疑問が積み重なっていくのも犯人像がぼやけていって良かったな。そしてウソをつくとゲボを吐いてしまう特異体質の看護師役のアナ・デ・アルマスさん、かわいい…。その他、豪華なセットにグイグイのめり込んでいける名優たちの演技に、コミカルな演出も交えた大胆なトリックはかなり見ものです。おすすめ!
【予告】