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映画感想 - ランダム 〜存在の確率〜(2013)

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ランダム 〜存在の確率〜

★★★★★

 

【あらすじ】

8人の男女がホームパーティーを開いている最中、地球に彗星が接近し、辺り一帯が停電に。外に出て様子を見てみると、何と隣に自分たちと全く同じ家、全く同じパーティーのメンバーがドッペルゲンガーとして現れた!見分ける方法は手持ちのライトが「青」か「赤」か・・・。

 

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【感想】

ドッペルゲンガーものの傑作といえば数十分前の分身100人があらわれてどーするどーなるってなる「プラスワン」があったけど、こちらも同じようにドッペルゲンガーものではあるものの、全く毛色の違う最高さがありました。分身の発想の良さ!飛び交う様々な憶測!タンクトップのお姉さんのおっぱい!明かされる怪奇現象の真実!そこから導き出される結末!など、片時も目が離せない良作でした。

 

引き合いに出されたのは有名な「シュレーディンガーの猫」。ねこが入った箱の中に毒ガスを入れると、箱を開けるまで「生きてるねこ」「死んでるねこ」が同時に存在してるけど、箱を開けた瞬間にどっちかの真実が消える・・・ねこ可哀想・・・みたいな話があるんだけど、別の説では「箱を開けた瞬間、生きてるねこと死んでるねこの二つの世界線が出来上がり、並行に存在していく」というのがあるんだと。で、彗星の影響で停電が起こった時、「青いライトを使った8人」と「赤いライトを使った8人」の二つの世界線が出来上がり、さらにそれが交わってしまったんじゃね?みたいな。よく分からないけど、そんな感じでゾクゾクする世界の話でした。

 

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隣の自分達の家になら電話が生きてるかもしれないので、借りに行こう!でも鉢合わせになると怖いから一旦置き手紙を書いてドアに貼っとこう!ってなるけど、貼りに行こうと思って家を出る寸前、ドアから物音が聞こえて、よく見たら今書いた置き手紙と全く同じ内容、筆跡の手紙が貼られてた瞬間が一番ゾッとしましたね。

 

舞台はほとんど家の中、アクションシーンも全く無いけどとにかく様々な論争が巻き起こるのがスリリングな一作でした。良い。

 

【予告】

 

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