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映画感想 - ドント・イット(2016)

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ドント・イット

★★★☆☆

 

【あらすじ】

幼い息子を亡くして失意の底にあるソフィアは、郊外にある一軒の家を即買い。不動産屋すらも「もうちょっと検討したら?」と言ってしまうほどの即決だったが、ソフィアの意志は揺らがない。数日後、見るからに怪しいひげもじゃのハゲデブ男ソロモンを連れてきた。彼はいわゆる黒魔術師なのだが、風貌が胡散臭すぎる。ソフィアはソロモンの指示の下、なんとしても黒魔術を成功させて「あること」を成し遂げたいのだった。かくしてソフィアとソロモンのマンツーマン黒魔術合宿が始まった!

 

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【感想】

明らかに「IT / "それ"が見えたら、終わり」のヒットにあやかったような邦題とコピー。このセンスは2点。「黒魔術=やってはいけない事」と捉えるなら「ドント・ドゥ・イット」にしたほうがいい気もするが、まあそれはもう、いいや…。

 

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で、肝心の内容なんだけど、これがまた尖っていて本編の半分以上がソロモンによる黒魔術の儀式という口実の拷問をソフィアが受けるという内容。よ〜やる。明確な目的をもって黒魔術の儀式を受けるその理由は中盤以降で明らかになるけど、そこまでやる…?みたいな。しかもマジの怪しさしかないし。水をぶっかけられたり背中に漢字を描かれたり、床に描いた円から二日間出るなとか、だんだんエスカレートして毒キノコを食わされたり、ソロモンの血を飲まされたり、首を締めて水が入った風呂に頭を沈めて仮死状態にしたり。

 

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挙句の果てに全裸になって四つん這いになってケツをこちらに向けろ…と指示しつつそれを見てシコるという「もう関係なくね?」みたいな感じの黒魔術が延々じわじわと続いていくのを、我々は見るのみ…。マジなのか詐欺師なのかどっち…と思わせておきながら、最終的にとんでもない方向に進んでいったのはなかなか良かった。何も解決してない感じはするけど、それはそれで一つの到達点にいったような気がしています。そんなことない?ないか。でもあの光景はなかなか神々しかったよなあ〜。

以上です。とにかく延々と拷問を見させられるのでご注意ください。邦題は何とかして〜や。

 

【予告】