映画感想 - クリープ(2014)
★★★★☆
【あらすじ】
売れない映像作家のアーロンが、とある男からの依頼を受ける。なんでもその男ジョセフは余命いくばくもなく、いずれ産まれてくる子どもに会うことが出来ないかもしれない。なのでまだ動けるうちに自分のありのままの姿を撮影してくれないか、と。山奥の別荘で彼を撮影し続けるが、だんだん「こいつマジで気が狂っててやべー」ってなる。
とにかく躁鬱が激しくて急に驚かしたり山道を考えなしに突き進んだりとにかくヤバイ。挙句帰ろうとしたのに車の鍵も隠されて「せっかくの出会いだし酒でも飲もうよ!」って全然帰らせてくれない。そして酔っ払って寝たところでジョセフの携帯が鳴る。アーロンが出るとジョセフの妹からだった。
「誰ですか?兄と一緒?別荘に?…今すぐそこから逃げてええええええ!」
え〜〜〜!?!?!???!?ってなる話
【感想】
「パラノーマル・アクティビティ」や「ザ・パージ」のプロデューサーが手がけた「人間が一番怖い系POVホラー」。ネットフリックスで見れたので見てみたけど、きんもちわりいいい〜〜〜死ぬ〜〜気が狂う〜〜〜!
初めて会ったのに岩にイニシャルを刻んでハートで囲うな!
コソコソ写真を撮るな!
オオカミのマスクかぶって通せんぼすんな!帰らせてくれ!
みたいな感じで、とにかくこのジョセフがめちゃくちゃに気持ち悪いんです。もう笑っちゃうぐらいに。山奥の別荘で周りに人もほとんどいなくて自分の力で逃げるしかないんだけど、この通せんぼがジョセフの信じがたいエピソードを聞いたあとに出くわすと「マジで人生終わった」ってなってしまうぐらいに絶望。でも実際これくらいの気が狂った変質者、リアルでもいそうだな〜〜。
キャストも二人しかいないし見るからに低予算だけど、シンプルな怖さが突き詰められててよかったです。1時間20分ぐらいでサクッと終わる構成も忙しい人にも最適。しかもネットフリックス1ヶ月無料期間中なので、タダで見れる!ヒンヤリしたい方にはおすすめです。
【予告】