映画感想 - リメイニング(2014)
★★★★☆
【あらすじ】
リア充グループ内の二人が結婚式をあげるということで楽しい雰囲気だったけど、突然人がランダムで死にまくり、飛行機も落ちまくり、暗雲が立ち込めまくり、地面は裂けまくり、完全に世界の終わりまくりだ〜!ってなって急いで生き残りまくった人々が教会に逃げ込んで牧師さんに話を聞いてみたら、「いよいよ"携挙"の時が来まくったんや…」と言い放つ。携挙って何〜!?世界は終わりまくっちゃうの〜〜!!??!?ていう話
【感想】
SEKAI NO OWARIを容赦なく描いた、マイナーながらもなかなか良いサバイバルホラー。前述の「携挙」とはプロテスタントのキリスト教の終末論で、キリスト教を信じる人々が天空に吸い寄せられてキリストご本人と出会い不死の身体を与えられる、ということらしい。はぁ?って感じだけど、冒頭でいきなり死んだ人々はみんな信心深いクリスチャンで、死んだんじゃなくて「魂だけが抜き取られて不死身になって転生する」ってことらしい。ふ〜ん。
で、クリスチャンでない人は地上に残されて天変地異や空中から触手がブッ刺さって容赦なく死ぬ運命にあう。クリスチャンであってもなくても死ぬ、という救いようのない話であった。いや、携挙=上がりみたいなもんだから、クリスチャン的には救われたってことになるのかな。でも死んでるしな…。死にたくね〜〜。
神を冒涜するような発言をする人はこうなる。なんじゃそりゃ。
構成としては冒頭10分でいきなり終わりが始まるロケットスタートさと、登場人物が持つビデオカメラのPOV的手法が効果的に使われていたおかげで、緊迫感・緊張感・災害の規模感やヤバさがうまい具合に描かれていたかな。宗教には全く興味が無いし日本国内ではそこまで身に迫るような題材では無いけど、総合的にはまあそこそこ。見るモノないっていう時に見てみてはいかがでしょ〜か。90分ぐらいで終わるしね。
【予告】