にっきにっき

映画の感想ばかり書いているスーパーミラクルブログです。あなたのスターをお待ちしております

映画感想 - フェニックス・インシデント / 襲来(2016)

http://ecx.images-amazon.com/images/I/71XFXPo2DeL._SY550_.jpg

フェニックス・インシデント / 襲来

★★★★★

 

【あらすじ】

1997年3月13日、アリゾナ上空に無数の発光体が現れた。後に通称「フェニックスの光」と呼ばれるのだが、この日発光体が現れた現場近くで4人の若者が姿を消し、17年たった今でも一切の手がかりが無く、未解決事件として片付けられていた。

アメリカ空軍によって「照明弾の演習だったんだよね〜!はい!この話おわりおわり〜」という発表のみでその後の真相は全て闇の中に葬られたが、ジャーナリストが入手した機密文書、若者の当時の記録映像、内部告発者の単独インタビューをまじえて多面的に真相を再検証する。果たしてこのフェニックスの光事件とは何だったのか…?

 

http://cdn3-i.hitc-s.com/253/the_phoenix_incident_130727.jpg

 

【感想】

ベースとなる事件はこれね。

 

いや〜〜〜〜〜これめちゃくちゃ良い!!!!行方不明になる若者たちの手持ちカメラによる迫力満点の記録映像を軸に、告発者の単独インタビューで真相を補完し、親族の話を織り交ぜて若者たちの人物像を深掘りさせながら紡がれていく巧みな構成の妙で中だるみは全く無く、めちゃくちゃ緊張感と臨場感に溢れてて、「これこそ政府がひた隠しにしていたマジの真相だろ…」と思わせてくれるような重厚さですんごい面白かった!

中盤〜後半にかけてはお察しの通り宇宙人が大量に出てきて若者を誘拐しにくるんだけど、遭遇してから若者たちが逃げ惑うサバイバル描写がマジで熱すぎたな〜!何でこんなにすげえんだろうと思って調べてみたら、どうやら世界的に有名な戦争ゲーム「コール・オブ・デューティー」に携わった人々が制作に関わってるんだと。そりゃ緊迫感あるわ…。基本的には手持ちカメラを使ったPOVに加えて、空軍のレーダー、監視カメラなどの様々な映像素材を使うことで当事者に何が起こったのかの全体像を把握させてくれる非常に親切な設計にしつつも、具体的な宇宙人のビジュアルはけっこう制限するので拍子抜けすることはあんまりない、というのも素晴らしかった!そもそも宇宙人の造形が今までに見たことない感じだったのが良かったね!

使い古されたジャンルとフェイク・ドキュメンタリー手法+ほとんど知名度無いってことで、この記事読んでも「ふ〜ん、ま、気が向いたら見るわ(笑)」ぐらいになる確率はめちゃくちゃ高いけど、騙されたと思ってみてみて〜!80分とかなり短くてさくっと見れるから〜〜〜〜!!頼む頼む頼む〜〜〜〜〜!!!!

 

http://www.flickeringmyth.com/wp-content/uploads/2015/09/THE-PHOENIX-INCIDENT.jpg

 

こういう光に包まれて誘拐されるベタなシーンもあるから〜〜!

 

【予告】