映画感想 - クランプス 魔物の儀式(2015)
クランプス 魔物の儀式
★★★☆☆
【あらすじ】
マックスはサンタクロースを信じるピュアな少年。今年もクリスマスがやってきたが、毎年親戚の家族が3日ほど滞在するのが嫌で嫌で仕方がなかった。この親戚家族、マックスの両親もウンザリするほどデリカシーが無いのである。例によって今年もやってきて、初っ端から従兄弟たちがマックスをいじり倒して、せっかく書いたサンタクロースへの手紙も盗まれてみんなの前で読まれ、バカにされてしまった。
クリスマスなんて大嫌いだ!怒り爆発したマックスはサンタの手紙をビリビリに破いて空にばらまく。その紙片は天高く舞い上がり、消えていった。
次の日、目が覚めると夜のうちに降り積もった大雪のせいで外出はおろか、携帯の電波もつながらない事態になっていた。そしてマックスの家に静かに忍び寄る。クリスマスにやってくる悪魔「クランプス」が、様々な精霊を引き連れて…!
【感想】
「クランプス」とは、クリスマスの日に悪い子のもとにやってくるとヨーロッパで言い伝えがある悪魔。日本ではあんまり馴染みはないけど、あちらでは羊のような反り返った角、鎖や鐘といったアイテムの共通認識があるみたい。で、これはそんなクランプス御一行が人間たちを次々とさらっていくファンタジックなファミリー向けホラー映画でした。
クランプスのビジュアルが素晴らしいんだけど、一緒についてきた精霊たちも非常にアクが強くアグレッシブで、トラウマが残りそうな見た目をしておった。
釘打ち機を乱射するクッキーモンスター!
クマさ〜ん!
ハーピー人形〜!
人間丸呑みピエロ〜〜!
みたいな感じで、マックス家&親戚一家が次々と犠牲になっていく感じです。CGに頼りすぎない造形がちょっと懐かしくもありつつも現代的なビジュアルはかなり良かったです。ストーリーはいたってシンプル。クリスマスにピッタリな一品です。
悪い子はいね〜が〜
【予告】