映画感想 - ラスト・シフト 最期の夜勤(2014)
ラストシフト 最期の夜勤
★★★☆☆
【あらすじ】
閉鎖が決まった警察署の旧庁舎の移転最終日に夜勤をすることになった新米警官のジェシカ。普通に過ごしていたが、次第に物音がしたり、棚が勝手に動いたり、新庁舎に転送されるはずの電話から変な声が聞こえたり、いるはずのない血だらけの女がいたり…。一体どうなってるの〜!たすけてくれ〜!な、話
【感想】
ワン・シチュエーションもののホラーなんだけど、前触れも導入も無くいきなり心霊現象が始まったかと思ったら隙間なく心霊現象が立て続けに起こりまくって、そのまま永遠に心霊現象が終わらないという、超絶パワー型の心霊現象ラッシュが良かったな。思い返すとストーリーとかはまあほとんど無くてただひたすらに驚かそうという気概が感じられる意欲作であった。
ん?
あばばばばば
ヒエ〜!
ひたすらこんな感じで一生続いていく攻めた作品です。わたしはホラー映画は何でも見ますがそれでも何度か普通にビクッとしてしまうシーンも多々ありましたね。だんだんとかつてここに勾留されていたらやばい奴とそいつが起こした事件が明るみになってきて、どうするどうなる、と飽きさせない展開にもなってます(大したことはないけど)。
心霊現象に巻き込まれる女性警官ジェシカがとてもタフで、怖いと思いながらも警察手帳に書いてあるような警官としての信条を念仏のように唱えて怖さを紛らわせたり、父親も志なかばで倒れた警官で、父の背中を追うために警官になったりという性格設定もなかなか良かったです。美人ではないが、芯の強い女性像を見事に表現している感じ。
人によってはただただ心霊現象のラッシュで飽きるかもしれないけど、ノンストップで次から次へ襲いかかってくるのを楽しみたい方はぜひどうぞ。直接的に何もダメージを負わせることがないので、マジでお化け屋敷みたいだな、と思いました。敬具
【予告】