映画感想 - ジョン・ウィック:チャプター2(2017)
★★★★★
【あらすじ】
子犬の仇でマフィアを一つぶっ潰した元伝説の殺し屋ジョン・ウィックは、かつて魂と血の契約を交わしたイタリアンマフィアのサンティノからとある殺しの依頼を持ちかけられる。引退していようと、この契約を結んだ二人はどんな状況にあろうが頼まれた依頼は遂行せねばならないのだが、静かな生活を望むジョン・ウィックは拒否。怒ったサンティノは、帰る…と見せかけて、用意していたロケットランチャーで家をドーン!!俺の家〜!!妻との思い出〜!!
※犬は無事
家をぶっ壊されちゃあ黙っちゃいないとサンティノに復讐をする決意を固めたが、命の危険を感じたサンティノは彼に700万ドルの懸賞金をかけ、世界中の殺し屋に一斉に通達した。その結果、いつどこにいても殺し屋に狙われるようになったジョン・ウィック、果たして神出鬼没の魔の手をかいくぐり、サンティノを仕留めることは出来るのか?
【感想】
キアヌ・リーブスが最高潮の銃撃×格闘アクションシリーズの二作目。今回は世界中の殺し屋に狙われるようになってしまったんだけど、やっぱりめちゃめちゃ面白かった…最高が加速している…。ストーリーも大味ながらも分かりやすいったらないし、何より銃と格闘を織り交ぜた殺陣「ガンフー」がよりパワーアップしていたな。
図らずもライブ会場の舞台で軽く殺すんだけど、それがライブの演出だと思われて歓声があがるシーンを皮切りに、立て続けに激烈なアクションが続いて明らかに前作より殺す人数が増えていて気持ちよかったな〜〜〜!!
5人瞬殺!!
殺せ〜〜〜〜〜!!!
カーアクションもかっけえぜ!!
みたいな感じで雑魚を殺しまくりつつ、腐れ縁のような殺し屋仲間との戦い、口がきけない女殺し屋との戦い、そして路上でいきなり始まる銃撃戦と、「警察が全く存在しない世界ではこうなる」みたいなバトル・ロワイアルっぷりが盛りだくさんで最高でした。迫りくる敵キャラはやや薄いけど神出鬼没感はめちゃめちゃ面白いのでこまけえことは気にすんなよ!
さらに、鏡張りの空間で戦うシーンなのに、あるべきところにあるはずのカメラがどこにも無い…という一見気づかなさそうだけど技術スタッフの努力の結晶がにじみ出るような演出もにくかったな。別にこんなところで戦う必要ないのに…でもこれがめちゃカッコイイ!これすでに「3」の制作が決定していて、さらなるステージへ続く終わり方なんだけど、ジョン・ウィックが何から何まで奪われすぎてかなり不憫ではあったかな…。妻を失い、形見の犬も殺され車も盗まれ、家も壊され、さらに色々失い…。うっうっ…。せめて犬だけはずっとそばにいてくれ…と願わずにはいられない、だけど最高にクールで熱い大アクションなやつでした。今すぐ見ましょう。
【予告】
【え、まだ前作みてないんですか】