映画感想 - ダークタワー(2017)
★★★☆☆
【あらすじ】
NYに住む少年ジェイクは毎夜「黒い塔」「拳銃使い」「黒衣の男」が出てくる夢を見まくって、現実世界にもその夢で見た化け物が潜んでいるという妄想を抱き、親から「こいつやべ〜」と思われていた。しかしふとした瞬間に発見した「ポータル」を通じて別世界へ導かれると、そこで夢に見た拳銃使いに出会う。夢じゃなかった!しかしそこに黒衣の男も現れて…な話
【感想】
スティーブン・キングの長編小説の映画化で、最近ネトフリに入ったので見た。原作は7部構成のところを90分にギュギュッとまとめてるっぽいですが、原作知らずの自分が見ても「めちゃ端折りまくってるんだろな〜」ってことがわかるくらいの急ぎ足な構成でしたね。夢見がちな少年が夢の内容を絵にして、そこでみた化け物がこの世界にいる…と妄想し、さらに時空を超えた別の世界に転送されて一気にファンタジー色が強くなるという中二病をこじらせ過ぎたストーリーラインと、ガンスリンガー(この名前ですでにカッコイイ)のローランドが放つガンアクションはかなり良かったですが、この世界観はやはり映画で表現するのは無理があったかな…とは思いました
で、本作はキングの諸作品の集大成らしく、原作では他作品とかなりリンクしてるらしいですね。いま話題のペニーワイズもこの世界と繋がっていて、劇中でもその要素がちょこっとあったのは良かったです(ストーリーに影響ないけど)。とは言え、やはりドラマでじっくり見たい!っという気分になっちゃいましたね。二丁拳銃アクションはこれまたこじらせ中二病マインドが爆発してめちゃめちゃカッコイイけど終盤にかなり勿体ぶってたり、「リベリオン」がめちゃめちゃ好きなのでそっちと比較してしまったり…。マシュー・マコノヒーの悪役はかなりハマってたけどね