映画感想 - サイバー・ゴースト・セキュリティ(2018)
サイバー・ゴースト・セキュリティ
★★★★☆
【あらすじ】
大昔より悪魔VSネクロマンサーの戦いが続く現代では、悪魔をネット上に封印することに成功した(は?)。一方配管工のハワードは、幽霊を捕まえるARスマホゲームのカメラを向けられて突然パワーが解放(え?)!実はハワードの両親は最強ネクロマンサーで彼もその血を受け継いでいたのだ(あ?)!ネットに潜む悪魔の反撃に、ハワードは突然現れた仲間と立ち向かう…な話
【感想】
オーストラリア発、スーパーサイケデリックハイテンション未体験ゴーストバスターインターネットSFアクション!!!このあらすじ、マジで何なんだという感じですが全部ほんとです。かつてゾンビを燃料にして車を爆走させる斬新なサバイバルアクション「ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビ」(マッドマックスをパクった挙句タイトルに2回もゾンビを使うという攻めすぎた邦題)を作ったターナー兄弟監督の新作で、ゾンビマックスがかなりテンション高くて面白くて記憶に残ってたんですよね
で、その兄弟の新作…そして何このあらすじ!?一つも頭に入ってこない!!でも…最高にワクワクするぜ!!って感じで楽しみにしてました。結論、常識を超えた無茶苦茶な設定なのに登場人物の印象と個性を強めてハワードが戦いに飲み込まれていく過程を独創的すぎるシチュエーションで描き、低予算には見えないCGや悪魔の造形に凝ったパワードスーツや近未来ガジェット、そして登場人物の思いがけなさすぎる成長や進化といったギミック含めたマジで先の読めない展開などなど、総じて面白い!!「めちゃめちゃ変な映画見てる…けどこの清々しい気分は何!?」という気分になりますよ
悪魔VSネクロマンサーの戦いにインターネットを取り入れ、さらにメインの悪役が闇落ちした主人公の母親という誰も思いつかないストーリーながら、すべての事象が起こるべくして起こる無駄のない起承転結に、「エクソシスト」「ゴーストバスターズ」「メン・イン・ブラック」「キックアス」、その他悪魔の表現など、あらゆるレジェンド映画にリスペクトを込めたオマージュ描写がてんこ盛り。映画好きにはかなり楽しめる!言わずもがなのオススメ!!!あと主役の人がだんだんロバート・ダウニーJr.にめちゃめちゃ似てくるのでアイアンマンやアベンジャーズのような要素もはからずも入ってくる!!
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【予告】