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映画感想 - キャビン・イン・ザ・ウッズ(2012)

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キャビン・イン・ザ・ウッズ

★★★☆☆

 

【あらすじ】

マイクのもとに1本の映像データが送られてきた。中身は親友のクリスが薬物依存になってる映像と、居場所が記された地図。マイクはクリスがいる森の小屋に行き、彼と滞在してヤク抜きを手伝ってあげることに。手錠で拘束して様々な話をしていたのだが、実はクリスはあの映像を送った記憶も手段も一切無いという。一体誰があの映像を撮ったのか?そして怪現象も巻き起こる…な話

 

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【感想】

かなりややこしいんですが、あの一躍話題になったメタホラーコメディ「キャビン」の原題が「CABIN IN THE WOODS」で、本作の原題は「RESOLUTION」で邦題が「キャビン・イン・ザ・ウッズ」。こんなことあります?駄作の先入観を貼られてしまうものすごい便乗タイトルですね。確かに舞台は「森の中の小屋」ではあるけども…。そんな出発点から失敗してる今作、個人的にはこれ単品で見ても好きな部類に入るんですが、世界観を共有する続編と言った立ち位置の「アルカディア」とワンセットで見るとさらに良さが増しますね。みんなの評価は軒並み低いですが…(このレビューもアルカディアを見たあとに書いてます)

 

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キャストもほぼ二人、小屋の中の会話が大半、全然予算のなさそうな感じもありながら、小屋の周りで偶然拾ったビデオテープを再生すると自分たちの少し前の様子が映像として収められている!なぜ!?と気づき、どんどん見つかる映像媒体を再生していくとその差が徐々に縮まっていき、挙句の果てにリアルタイムと映像が追いついてくる!という大いなる怪異が薄ら怖くて良い…。そして「映像で謎の啓示が送られてくる」というギミックが、マイクの後ろについていくようなPOVっぽいカメラワークとリンクしたり、映像の繋ぎ目で入るノイズにもそれらしき意味を見いだせたりして、低予算ながらこの辺りの構成はなかなか匠の技が光るな〜と思いました。予算のない中で発揮するクリエイティビティほど良いものはない。投げっぱなしと思われてるラストも、前述のギミックからある程度一つの結論は出せるし「アルカディア」とあわせるとさらにワーっとさせてくれるしねそんな感じで総合的な評価は低いですが、表面的なところだけじゃなくもっと入り込んで見るとけっこう良いと思いますよ。敬具

 

【予告】