映画感想 - サスペリア(2018)
★★★☆☆
【あらすじ】
名門舞踏学校「マルコス」の門戸を叩いたスージーは、無理を言ってオーディションをしてもらいその圧倒的存在感で入学を許可される。リスペクトするマダム・ブランの指導のもとさらにめきめきと頭角を現し、次回公演の主役に抜擢されたのだが、この学校の裏には、誰にも知られてはいけない闇があった…
【感想】
映画を愛し、映画に愛されているので試写会にお呼ばれしました。1977年の不朽の名作ホラー「サスペリア」のリメイクで、かなり大胆なアレンジがなされております。それはもう、私のような幼卒の低脳では到底理解できないほど、映画を超えたアートの向こう側へ突っ走りまくって、一言で言えば「ずっとどういう意味???」という感じでした。ごめんなさい…難しい…難しすぎる…
上映時間が150分とえげつない長さで、おそらく人知を超えた展開になりそうだなと予想して昼ごはんを抜いて(食べて眠くならないように)、さらにミンティアの一番きついのとタイの眠気覚ましヤードム(鼻の穴に突っ込んでスーッとするやつ)を用意していたのにそれらすらも超えてくるほどにアーティスティックな画が続いて、終盤のとんでもない展開も「一体何がどうなってこうなったの!?!?」と理解が追いつかないままどんどん取り返しのつかないことになっていきました…。すいません…知力を上げるために小学校行こうかな…。町山智浩とか岡田斗司夫あたり〜!見たら考察記事かいて〜!!教えて〜!全部教えて〜!!検索でたどり着いた方、参考にならなくてすみません。人生やり直します
【予告】
映画感想 - サスペリア(1977)
★★★☆☆
【あらすじ】
バレエの名門校に入学するためにドイツにやってきたスージー。学院の入り口まで来ると怯えた女生徒が「秘密、青いアイリス…」という言葉を吐きながら逃げ出していった。怪しい…。とりあえず入学し授業を受けるのだが、不審なことが起こるし、人が死にまくる…一体この学院には何を隠しているのだろうか?
【感想】
2018年リメイク版があるのでオリジナルで予習(見たことあったけど太古の昔なので全部忘れた)。これが40年前に作られたのが驚きなほどに突き詰められたホラーで、後世に残るのも納得だよな〜という感じでしたね。ゴブリンの不穏でやかましすぎるBGMに始まり、鮮烈な赤い照明と赤を基調とした学院の荘厳なインテリア、裏に何かを隠してることが分かるやばい人々、そこに放り込まれる美少女、インパクト重視の人の死にざま、当時見たら完全にちびりまくってただろうな。すごい!!
実は三部作ということもあって学院がひた隠しにしている存在の正体がこれだけでは分かりにくいことや正直いくつか変な点はあるけど、ホラーの礎を築いた偉大な作品に対してしょーもない指摘しても仕方ないので、あれはこういうことだと勝手に推測しておきます。ブラックジャックに「医師免許を取れ!」って怒るようなようなもんだよね。リメイク版はかなり大胆に変わってるらしく、楽しみだな〜
【予告】
映画感想 - サーチ(2018)
サーチ
★★★★★
【あらすじ】
かわいい一人娘が失踪した!パパ、パソコンを駆使して頑張って探す!
【感想】
すみません、しゃくりあげて号泣してしまいました…。「ま、軽く潰す程度で見とくか〜」っていうぐらいのノリだったんですけど…びえ〜ん!面白すぎ〜!!!
全画面パソコンという映画は「アンフレンデッド」、「ブラックハッカー」などあって、前者はホラー、後者は終盤よく分からなくなってきてしまう…と、あまりノリ切れなかったけどこちらは「失踪した娘をPCを使って探す」というコンセプトとマッチしててかなり楽しめました。針の穴を通すような数少ないヒントから手がかりを掴んでいくパパの姿は泣ける!その上、最初の5分で三人家族の絆アピール→妻の死までの流れを写真フォルダ、YouTube、メール、カレンダーなどでテンポよく見せていくことで置いてけぼりにせず世界観に浸らせてくれるのも素晴らしく効果的。なんならこの「カールじいさんと空飛ぶ家」の序盤みたいな5分でひと泣きできる!!
展開も、細かいところを気にすると粗が出ると思うけど、めちゃくちゃ細かい伏線を散りばめて緊張の糸を切らさず、疑心暗鬼から二転三転してどーなるかマジで分からなくさせつつハッとさせる真相からの、大号泣の結末…。映画…、映画〜!!!進化しすぎ〜!!!軽いノリで見ただけに揺り戻しがすごくて誇張しすぎてるかもしれませんが、おすすめです!もう皆みてるよね!?
【予告】
映画感想 - キラー・メイズ(2017)
キラー・メイズ
★★★☆☆
【あらすじ】
アニーが旅行から帰ってくると、彼氏のデイブがリビングにダンボール製の迷路を作っていた。しかも中から「迷子になった…助けて〜」との声。しゃーなしでアニーは友達のゴードン達を引き連れて迷路に入るのだが、なぜか内部は死ぬほどでかいし罠だらけだった!果たしてアニーはデイブを連れて生きて帰れるのだろうか?
【感想】
CGほぼ無しで100%段ボールで出来た手作り迷宮の完成度がどう見ても低予算ながら非常にポップで可愛らしく、美術スタッフの血と汗と涙が染み込んだその舞台をウキウキした気分で堪能できる良作でした!まるで童心に帰ったような、そんな気分…。外からの大きさとは全然違うめちゃめちゃ広い迷路内のエリアも、錯視ゾーンや人形劇ゾーン、全員が見とれて触ろうとしてしまう不思議に輝く罠ゾーンなど、いちいち凝った作りでかわいい+面白い!
登場人物もデイブをはじめゴードンも変な奴だし、TVクルーの三人組もセリフは少ないものの存在感はバッチリ。すぐに罠にハマって死んじゃう人も、その血しぶきを紙テープなどで表現するという徹底ぶり。あそこまでかわいいギロチン死刑は見たことがない!
まあ肝心のストーリーは正直言うと2016年のM1グランプリで上沼恵美子がスリムクラブを評したところの「飛びすぎ!!」という感は否めないんだけど、まああんまり細かいところは気にせずに楽しみましょう。映画ってそういうもんだから!
【予告】
映画感想 - シャドー・オブ・ナイト(2018)
シャドー・オブ・ナイト
★★★★☆
【あらすじ】
悪の組織の精鋭部隊「6つの大海」の一人イトウは無実の人も殺しまくる習わしに嫌気がさし、組織を裏切り一人の幼女を助けたことで執拗な報復の的となる。かつての仲間も狙われた挙句立ちはだかるのは、盟友でマカオを仕切る組織の一員アリアンだった。果たしてこの凄惨を極める熾烈な戦いに終わりはあるのか?
【感想】
インドネシアのアクションといえば「ザ・レイド」、「ヘッドショット」などいかつめのやつがありますが、これは…まじでやばすぎる!!骨という骨が折れまくる!顔面という顔面が吹き飛ぶ!ビリヤードの玉で顔を潰す!切り裂く!爆発で肉塊になる人体!銃の乱射で蜂の巣!!!圧倒的激烈バイオレンス!!凄すぎて痛々しいシーンで「ぎゃ〜!」「あーらら」など声が漏れてしまいました。これほどまでに激しく途切れずえげつない戦いは見たことがない…それほどの「ヤバ」でした。一見の価値ありです
ただ、アクションシーンがあまりにも凄すぎて、練ったストーリーが途切れ途切れになっちゃって「何でいまコイツと戦うことになってるんだっけ?」「あれ?仲間じゃなかったの?」「そもそもあなた誰だっけ?」「相関図くれー!」と疑問が残るところはけっこうあったかも。でもそんな疑念さえ吹き飛ばしてくれるものすごいアクションのインパクトでした。出演するとだいたい主人公のイコ・ウワイスもいつもと違う役で出て斬新だったしね。ちなみに肉屋で戦うシーンで天井からぶら下がってるフックに人を吊るすシーンがあって、「Dead by Daylightかいっ!!」となりました
ラストバトルは圧巻!!
【予告】
映画感想 - ホールド・ザ・ダーク そこにある闇(2018)
ホールド・ザ・ダーク そこにある闇
★★★☆☆
【あらすじ】
狼の研究者で作家のコアの元に「息子をさらった狼をぶち殺してください」という女性からの依頼が来た。何やそれ…と思いつつ話を聞きにアラスカの田舎町までやってきたのだが、この女も変だし、この町も何かただならぬ雰囲気に包まれている。やがてコアはこの事件の裏にやばい秘密が隠されていたことを思い知る…
【感想】
「ブルーリベンジ」「グリーンルーム」という傑作を送り出したジェレミー・ソウルニエ監督のネトフリオリジナル映画。青、緑と来てダーク=黒というだけあって、舞台となるアラスカの寒々しい町に沈殿するやばい闇を丁寧に描写しておりました
依頼者の女性とその夫が狂人であることは序盤の方で分かるものの、彼らに対する説明がかなり少なく行動原理が全く分からなくて、時間が経てば経つほど何故こんなことを…??という感じで謎は深まるばかり。でもその謎さがかえって「常人には理解できない奇行」というサイコ感へとつながって、こういうアプローチの怖さもあるのね…と感心しました。挙句関わった全員を不幸にしてしまう最悪さ。人間怖い!主人公的な立ち位置のコアも積極的に事件に関わろうとするものの、ほとんど何も出来ない無力感もそのヤバさに拍車をかけていたかな。静かに事が進んでいくのでボーッと見てるとわけもわからぬまま一気に眠気がきてしまうのでそこはご注意を
ある刑事さんが中盤に「この事件が片付いたら妻を連れてカリブにでも行こうと思ってるんだ」ってコアに話すシーンで、「ッッッピーン!!!」と音が聞こえるほどに明確に死亡フラグが立ちました。未来の楽しい話はするもんじゃないぞ!
【予告】
【ジェレミー・ソウルニエ関連】
映画感想 - ゲーム・ナイト(2018)
ゲーム・ナイト
★★★★★★
【あらすじ】
マックスとアニーのゲーマー夫婦は週末に「ゲーム・ナイト」を主催して仲間とともに楽しんでいた。ある日、いけすかない兄ブルックスが主催する日に「殺人推理ゲーム」をすることになった。役者を雇ってリアルな推理ゲームが出来る…というものだが、役者登場の前に本物のギャングが現れて兄を誘拐してしまう!
兄「これはマジ!演出じゃない!助けて!」
しかしマックス夫婦やその仲間は
「へ〜リアルな演出」と勘違い。
マックスはいつも自慢ばかりで欲しいものを全て手に入れているブルックスに劣等感を抱いてたので、これはチャンス!誰よりも先にクリアして兄に一泡吹かせてやる!とアニーとともに張り切ってゲームを進めていく。しかしその先ではもちろん大変な事態が〜!な話
【感想】
今年見たコメディ映画の中でダントツでバリバリ最強ナンバーワンの面白さ!!星6をつけることは滅多に無いんですが、これは星1を2億ぐらいに換算してもらってもいいぐらいの完成度!映画を見ててここまで目を離すことができずにゲラゲラ笑えて鑑賞後も多幸感に包まれることって、そうないよ!
「本当に兄を誘拐しているマジのギャング」と「演出すごめのリアルゲームやってると思ってる夫婦」というアンジャッシュのコントのようなシチュエーションからすでにニヤニヤさせてくれて、恐ろしくテンポよく進む脚本の妙!そこからあれよあれよという間に大変な事件に巻き込まれて行くけどどこかのほほんとして危機感が無い温度感がコメディとしてしっかり線引きしてくれてる感じですごく好感が持てる!あ〜一つ一つのシーンを思い出すだけでニヤけてくる!こんなことありまっか?
さらにミニチュアのような俯瞰の遠景撮影や、
レーシングゲームのようなカーチェイスのカメラワークなど、終始ゲームをしてるかのような細かいギミックも素晴らしい!
登場人物もマックスはマジメだけどどこか抜けてて魅力的だしアニーはレイチェル・マクアダムスということもありめちゃくちゃカワイイ!!こんな奥さんいたら人生あがり!!ゲーム参加者も筋肉バカ&インテリ女性チーム、ずっと奥さんの浮気を疑ってる黒人夫婦チーム、さらにお隣さんでクセがすご過ぎる警察官などなど、主軸のゲームの合間に彼らが魅せるやりとりも神がかっており、全員ラブとしか言いようがありません!
見た直後のテンションでだだっと書いてることもあって「言い過ぎじゃね?」と思うかもしれませんが、ほんとのほんとのほんっと〜に面白かったので、皆様も是非見てみてください!あ〜楽しかった!映画最高!Amazonプライムで見れます
【予告】
映画感想 - エレメンタリ 〜鍛冶屋と悪魔と少女〜(2018)
エレメンタリ 〜鍛冶屋と悪魔と少女〜
★★★★☆
【あらすじ】
「罪人の元に悪魔がやってきて、魂を渡す代わりに願いを叶える」という言い伝えがあった19世紀のバスク地方。人里離れた山奥に住む鍛冶屋パチは黄金を隠し持っている疑惑が持たれ政府の調査が入ることになった。しかしパチは自宅に悪魔を生け捕りにしていて、拷問を加えていた!そんなんアリ!?パチが犯した罪とは?
【感想】
スペインとフランスにまたがってるバスク地方に伝わる民話の映画化(NETFLIXオリジナル)。人間と悪魔の間でかわされる契約の裏をついた男と、過去に犯した罪、人間の欲などをテーマに描いているんだけど、民話がベースになっていて難解になることもなく実に分かりやすいお話でした。悪魔や地獄のビジュアルも新しさは無いものの、昔のゴッド・オブ・ウォーのようなファンタジックさもあって良し。そんな世界観もさることながら、何よりも最高だったのが低級悪魔サルタエルの存在。これがすごいです。人間と悪魔をテーマにしておきながらこんな仕上がりになった映画は今までみたことない…
件のパチに取り付いた悪魔(=低級な悪霊)サルタエル、こいつがめちゃめちゃドジで可愛いんです。ここ!ここが悪魔をテーマにした映画の中で最も斬新ですごいところ!檻に入れられて「お前の魂を食らい付くしてやるからな!!!!」とか凄みをきかせてるのに、豆をバーっと地面にまくとそれが悪魔の弱点なのか「うわあああ!豆を数えずにはいられない〜!1 2 3 4 5…!!ああやめて!ぐちゃぐちゃにしないで!数えてたのに!1 2 3…!」ってなるし、つながれた鎖を解き放って逃げようとするも、トラバサミに挟まって「いてえ〜!!ちきしょ〜!!」ってなるのが、二回。二回よ!?これ日本のお笑いテクニック「テンドン」じゃないですか!日本のバラエティ番組参考にしたの!?って感じで感動してしまいました。すごい荘厳なオープニングでただならぬ雰囲気だったところでこのサルタエルのギャップ。最高すぎるだろ!それ以降も基本悪魔なので信頼できなさそうになりつつもカッコイイところを見せてくれたりと、ビジュアルの割に実に憎めない素晴らしいキャラクターでした。電車の中で見てて笑いこらえるの大変だったわ
ちなみにバスク地方出身の監督が創っており、英語吹き替えもあるけどオリジナル言語はバスク語。めちゃめちゃ難解で「悪魔がバスク人を誘惑するためにバスク語を習ったが、7年かかって覚えたのは『はい』と『いいえ』だけだった」というジョークもあるほどにマジで何言ってるかわからんのですが、雰囲気との相性はバッチリ。バスク語で見るのがオススメです。これまじで面白いので絶対見た方がいいですよ!
【予告】
映画感想 - 呪われた死霊館(2018)
呪われた死霊館
★★☆☆☆
【あらすじ】
インチキ霊能ハンターとして人々から除霊の相談を受けていた兄ジャクソンと妹アンジェラ、友人のベスとエリオット。ある日、とあるおばさんの屋敷で除霊をしようとおもったら、この屋敷、口を縫われた少女の霊がマジで見えるんだが〜!?さらに地下室にもなんかやばい痕跡があるぞ〜!助けて!な話
【感想】
インチキ霊能チームがマジの霊に遭遇する…という「グレイヴエンカウンターズ」のようなアプローチなのに、う〜ん、「グレイヴ〜」ほどの超おもしろジェットコースターお化け祭りも無ければ、全体的にまとまりが無く散らかったまま片付けられずに終わってしまった印象…
インチキといいつつアンジェラには実際に親譲りの霊視能力はあって、その力が少しずつ強まっていく…しかし屋敷は霊どころでない物理的なヤバさがあった!みたいな二転三転する流れは悪くはなかったけど、全体的に中途半端に終わってしまったような。マネキン、動いてる…?→ん…?(凝視)→一瞬マネキンがワッ!→あーびっくり!→タイトルがドン、の流れは良かった。そこだけでも見てもらいたい気分。でもそこがピークかも…あと、邦題に「死霊館」てついてるのはやっぱりあまり良くないと思う。とはいえこれに騙されるようなやつは正真正銘のアホだとは思いますが、やはり比較されてしまうのでそこは避けた方がよかったね
【予告】
【本物の死霊館】
間違いなくおもろい
映画感想 - 7月22日(2018)
7月22日
★★★★★
【あらすじ】
2011年7月22日、ノルウェーのウトヤ島でたった一人の男が島に滞在していた子供達を無差別に77人ぶち殺した、実際に起きた屈指の大事件の映画化
【感想】
これはキツイね〜〜!!移民を大量に受け入れてノルウェー本来の文化が壊れてしまうことを危惧したネトウヨがひきおこしたやばすぎる大事件を描いてるんだけど、その事件の様子があまりにも凄惨で凄惨で、最初の30分でかなり陰鬱な気分にさせてくれました。監督は「ユナイテッド93」や「キャプテン・フィリップス」などを撮った人でドキュメンタリータッチの圧倒的リアリズムで描いており、迫り来るテロリストから身を隠す子供たちの恐怖はマジの映像なんじゃないか?と思ってしまうほどのヤバさ…。余りにもヤバすぎる事件だから「映画化するな!」という署名もノルウェーであがったそうです
事件は序盤で片付いて犯人はすぐに逮捕されるんだけど、そこから容疑者が弁護士を呼び寄せて裁判で立ち向かおうとするシークエンスへ。この弁護士は過去に人権を守る裁判をしたことで容疑者から目をつけられており「人権を脅かす奇人の人権も守るのか?」という制度の死角を突く課題を提示しながら、ここからも全く目が離せない展開に
そして被害者かつ生存者の一人で、5発の銃弾を受け、左腕や下半身が動かせず目も吹き飛び脳幹に銃弾の破片が取り除けずに残ってしまいいつ死ぬか分からない少年ビリヤルの生き地獄を、容疑者の裁判と交互に見せていく構成もお見事。人生をこいつに潰されて全てが変わり親友も殺されて絶望の果てで苦しみ抜く姿を余すところなく痛々しく描くのもまた泣けてくる…。そしてその後に下す決断もまた壮絶!ビリヤル〜!2時間20分と長丁場で精神もすり減ってしまいそうになるし考えさせられるけど、とんでもなく面白いので必見です
【予告】