にっきにっき

映画の感想ばかり書いているスーパーミラクルブログです。あなたのスターをお待ちしております

映画感想 - ヘルボーイ(2019)

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ヘルボーイ

★★☆☆☆

 

【あらすじ】

1500年前、英国全土に疫病をもたらした血の女王ニムエはアーサー王の持つ聖剣エクスカリバーによって首をはねられ、体を切り刻まれて英国各地に封印された。しかし現代で子分の魔物達の手によって復活してしまう。それを止めるのは額におでんの大根(味が染みてる〜)を2個つけた「ヘルボーイ」だった!頑張れヘルボーイ!血の女王を殺すのだ!な話

 

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【感想】

ストレンジャーシングス」のホッパー署長が主演を務めたアメコミアクション。映画を愛し、映画に愛されてるので試写会にて。いつもありがとう…。こちらは15年くらい前に2作作られてて、これはリブートとのこと。原作も知らず、過去の2作も見ず、あらすじの確認もせず、ただホッパー署長がやってるのとたまたま試写会の招待状をいただいて見に行ける時間帯だったからという惰性のモチベーションでした

 

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が、蓋を開けてみりゃシンプルに無茶苦茶グロテスクでびっくりしてしまいました。顔面吹き飛ぶ!皮を剥がされる!体が引き裂かれて内臓ドバー!串刺し!血みどろ!生首!頭も割れる!「いるか?」って問い正したくなってしまうくらい容赦なきグロ描写はアッパレ!!となってしまいました。私はグロ大好き人間なので久々にこんなレベルの見れたなっていう満足感はありましたね。地獄の魔物の造形や終盤のヘルボーイのビジュアルのカッコよさも新鮮だったし、そもそも知らなかったのでヘルボーイのルーツなども知れてその辺りは良かったです。鬼ばばあバーバヤーガもメチャクチャきもい!

 

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なんですが、あの〜、すみません、このスコアを見ていただければ分かるんですけど、全体のストーリー全然意味が分からなかったんですが!?世界の設定、今何が起きてどうなってるのか、こいつは何なんだ?なんでこんなところにこんな奴がいて何でヘルボーイは戦ってるんだ?と考えながら瞬きをしている合間にもどんどん話が進む!一瞬で場面が変わる!理解が追いつかない!このサポートキャラのスキルとヘルボーイとの関係性、いったい何!?!?みたいな感じで、予備知識が全くないと本当にわけが分からなかったです。かなりの曲者キャラだからこそ、ストーリーはとっ散らかさずに分かりやすくした方がいいと思うんだけどな〜。いや〜びっくりした

映画感想 - ハッピー・デス・デイ 2U(2019)

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ハッピー・デス・デイ 2U

★★★★★

 

【あらすじ】

前回、何度も殺されては同じ一日に戻ってしまう無限ループ地獄から何とか抜け出せたツリーだったが、その直後、今度はカーターのルームメイトのライアン(織田信成のクローン)が謎の男に殺されてループしてしまう!あっという間に状況を把握したツリーとカーターは一瞬でその犯人を捕まえたが、その正体は驚くべき人物だった。そして驚異の無限ループがまた始まる!な話

 

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【感想】

スナック感覚で楽しめるSFタイムループスラッシャーコメディ「ハッピー・デス・デイ」の直後から始まる続編。今回もおもろい!!前作の設定を引き継ぎながら同キャスト、同舞台で状況をガラっと一変させる豪腕の脚本は独創性と創造性に溢れており、前作との違いにワクワクしつつハチャメチャに楽しめる逸品となっておりました

 

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今回はスラッシャー要素は薄れたけど、よりSFチックで壮大な難題にツリーが向き合っていき、ツリーの運命の取捨選択を迫られる展開はグッときましたね。「BTTF2」や「バタフライ・エフェクト」の美味しいところを取り入れながら最先端に昇華させる脚本力は最高。タイムループもののシリーズとしてこれからもどんどん作って欲しいな〜。ドラマ化でもいいぞ!

 

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前作を見てないともちろんサッパリ意味不明なので、セットで見るのが大変なオススメです

映画感想 - タグ(2018)

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タグ

★★★★☆

 

【あらすじ】

幼なじみのおっさん5人組は子供心を失わずに「毎年5月の1ヶ月間はガチ鬼ごっこをやる」というお決まり行事を30年間続けていた。その中でもジェリーは今まで一度も鬼になったことがない最強プレイヤーなのだが、5月末に彼の結婚式があるという。千載一遇のチャンス!!ということで、残りの4人があの手この手で鬼にしてやろうと画策する…!な話

 

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【感想】

ホークアイでおなじみのジェレミー・レナーが無敗の最強プレイヤーとして出演してるコメディ。事実をベースにしてるのがすごい。ほんとにこんなことやってるおっさん達がいるんだな〜というほんわかさがある…(実話映画にありがちな、最後に実際の映像も差し込まれて最高)。ジェレミー・レナーがおばさんバッグを使って弓を引くパロディシーンなんかもあってサービスたっぷり。鬼を回避するためにやりすぎるぐらい用意周到なのも面白い!

 

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ストーリー的には事実を映画にするためやや誇張してたり普通に迷惑行為になってたりするところはあるけど、トータルで見るとおっさん達が30年以上も友情を維持しながら笑顔でギャーギャー騒ぎながら鬼ごっこを心から楽しむという姿、これに尽きるわな!鬼になりたくない・鬼にさせたいというお互いの思いが強すぎるあまり疑心暗鬼になってしまっても、根っこではしっかりと繋がってる絆は普遍的に素晴らしいものですね。交友関係は年と共に変わって学生時代の友人はゼロに等しいから、こういう「心の友」の存在は羨ましいもんですね。

映画感想 - d@bbe:精霊の呪い(2013)

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d@bbe:精霊の呪い

★★★☆☆

 

【あらすじ】

医者のエブルは昔からの親友キュブラが悪霊に取り憑かれたという噂を聞きつけ、霊媒師ファルクとともに村を訪れる。しかしエブルはファルクの霊媒術に対し懐疑的で、もしこいつが詐欺師ならキュブラを病院へ入院させようと考えていた。そんな中、キュブラに取り憑いている悪霊「ジン」は人知を超えた恐ろしさに満ち溢れており、怪現象もバンバンおこる…!な話

 

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【感想】

世にも珍しく、レビューがめちゃめちゃ少なく、ジャケ画像も無い、トルコのオカルトホラー映画。なぜ見たかと言うと、POVだったからです。私はPOV大好き。で、こちらトルコ濃度100%でお送りする、他ではなかなか見られないトルコティックルネッサンスなお化け描写がパワフルでなかなか楽しい一品でした。まずトルコ語が謎の言語過ぎるあまり通常の会話ですら不気味な迫力があり、さらにキレまくるババアが早口でまくしたてるやかましさに始まり、でかすぎるノイズで音が割れまくる上にみんなが叫びまくるやかましさもあり、狂ったおっさんが叫びまくってやかましかったり、とにかく終始やかましい!!これがまた居心地の悪い恐怖を煽って良かったんですよね。そして取り憑かれた人の挙動もベタながらこれまた怪演って感じの趣もあり、パワーで畳み掛けてくる!各所で見かける「7175」という数字の伏線もしっかり効いていましたね

 

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そしていちばん最高なのはファルクが見せる霊媒術と、キュブラの家に仕込まれた黒魔術の呪いの道具ですね。特に後者はトイレの便器の中に長年仕込まれてて、出るわ出るわの気色悪さ!こんな呪い方聞いたことね〜って感じの斬新さがあって見応えがありました。その他いろいろトルコ原産〜って感じのオリジナリティに溢れていてよかったですね…。ただ少し残念なのは、あと30分くらいは縮めて90分くらいにならんかったか?ってぐらい全体的に長かったような気がしました。キュブラの村に行く車の移動だけで体感15分くらい費やしてたかもしれない…。2日にわけて見るなどして分散させて見ればなかなか楽しく見れるかと思います。ところでさっき自分で書いた「トルコティックルネッサンス」て、一体どういう意味なんですか?

映画感想 - 神と共に 第二章:因と縁(2018)

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髪と共に 第二章:因と縁

★★★★☆

 

【あらすじ】

冥界の最強弁護士軍団カンニム、ヘウォンメク、ドクチュンの3人は、現世の記憶を無くした代わりに1000年にわたって48人の死者に生まれ変わる権利を勝ち取らせてきた。今回のお供は無念の死が疑われる軍隊員スホン。しかしそもそも彼らは何故この職をやることになったのか?その理由は1000年前に彼らが生きていたころに巻き起こった奇妙な因縁にあった…な話

 

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【感想】

先月一作目が公開されたやつの完全なる続き物。前作は消防隊員ジャホンの冥界めぐりと下界・冥界で繰り広げられるスーパースピリチュアルアクションだったけど、今作は冥界の使者3人が生きていた時代に、どのような経緯で今の職につくようになったのかが明らかになる…という筋書き。一作目がめちゃおもろ伝説で、その時点でチラッチラッと続編の片鱗を小出しにしてたこともあって、こりゃ〜見なあきまへん。総合的に見て、おもろい!!!満足度はすごい!

 

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基本的に私はあんまり予想をしないので、この3人にまつわる壮絶で数奇な因縁がどんどん暴かれていく構成はかなり見応えがあり、悲しみ苦しみ全ての負の感情がそこにあるこの因縁には、俺がアメリカ人だったら「oh my god…」て言ってたことでしょう…。韓国映画、ほんとーにこういう気が重くなる展開好きよね…でも3人のことがさらに好きになる素晴らしいまとまり方でした!

 

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でもそこを本題に据えてるだけに、アクション要素はかなり抑えめで他の事件も前作に比べるとやや小規模な感じで若干の肩透かしを食らって少し眠りに落ちてしまうところはあったかな…へへへ…。いっそのこと、バーフバリみたいに上映時間の前半部分を全部過去編にブッ込む…という超剛力を使う手もあったかも?いや、でもあの大技はバーフバリにしか出来ないか…。とはいえ、前後編含めてスペクタクルとファンタジーに溢れた凄まじい完成度でした。物語のキーとなる3人の前世を知るマ・ソンドク兄貴も可愛くて良い。オススメです

映画感想 - スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019)

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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム

★★★★★

 

【あらすじ】

ピーター・パーカーとその学校の仲間たちでヨーロッパを回る旅行に出かけた。しかし旅先で謎の生命体エレメンタルズが暴れまわる!スーツを忘れたピーターがあたふたしていると何処からともなく謎のヒーローが現れて撃退した。そしてニック・フューリーに緊急事態としてピーターにも召集がかかったが、旅行を続けたすぎるのでその誘いを断ってしまう…な話

 

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【感想】

エンドゲーム終わりの世界線。ありがとう…最高に面白かった…。ヨーロッパ周遊旅行で様々な国に訪れる序盤は旅サラダやにじいろジーンを見ているかのような明るさと楽しい空気作りがまず素晴らしい…!エンドゲームが超シリアスだったからまあこれくらいのノリかな?旅行記だけで十分元取れたからOK!って思ってたら中盤・終盤の大迫力のバトルに加えて、ピーターのヒーローとしての責任の再確認と、未熟な高校生としての自信のなさからもがき苦しむ姿が今作も余すところなく描かれていき、面白さが無限に高まって行きました…

 

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中盤以降の展開の溢れるアイデア、本当に感動しちゃいましたよね…。スパイダーマンシリーズは全部見てて、糸で戦う姿はもうアメイジング2辺りで飽きた!ってなったはずなのに、新たな敵、凄まじいカメラワーク、見えるものが何も信じられなくなるギミック、緩急極まった格闘に爆破など、天才たちのクリエイティビティが遺憾なく発揮されてむちゃくちゃ満足でした!!!!

 

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さらにピーター周りの友達もホームカミングより最高さが増してたな〜。ネッドは言わずもがな最高だし、ベティもめちゃ可愛い(インスタもフォローしてる)、MJは個人的に前作はイマイチだな…と思ってたけど表情の作り方がめちゃめちゃイキイキしてて可愛すぎる…てなったし。スパイダーマン最高!!!!!!!!

映画感想 - ハッピー・デス・デイ(2017)

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ハッピー・デス・デイ

★★★★★★

 

【あらすじ】

ヤリマンの女子大生ツリーは性格も最悪であらゆる人から恨みを買っていた。その日はちょうどツリーの誕生日だったが、夜に赤ちゃんマスクをかぶった何者かにナイフで刺されて殺されてしまう…!しかし気がつくとまた誕生日の朝に戻り、何度も殺されるハメに。なぜや〜!?この無限ループから抜け出すためには、犯人を見つけなくてはならない…!な話

 

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【感想】

ずーっと公開を楽しみに待ち続けてたタイムループ殺人回避コメディスリラー。待ち続けた甲斐、あった!!!!面白すぎる!!!サイコー!!1週目の時点であらゆるヒントを散りばめて観客の興味を持続させ、登場人物も簡潔に完璧に説明するテンポの良さ、そして無限ループに気づいたところでもうすでにワクワクは最高潮。そこからノンストップでジェットコースターのように全速力でおもしろが駆け抜けて行った…いつまでも見たくなる最高の仕上がり…!

 

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無限ループに陥るツリーはかなり可愛いんだけど、ヤリマンでめちゃくちゃ性格が悪いっていうのもポイントでしたね。そのせいで容疑者がほぼ全員となってしまい犯人の候補が霧の中のように散ってしまって最後まで全くダレることが無いってのも素晴らしい!あと「恋はデジャ・ヴ」みたいにループしていく中で自分を見つめ直して変わっていくという分かりやすい展開も清々しい気持ちになって応援したくなる!

 

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正直の正直なところ犯人は大体予想はつくものの、気持ち良さや面白さに加えて「こいつだったら完璧だったからオーケー!!」という必然性がそれを上回ってくれるので鑑賞後感も究極でした。持ち上げすぎ?いや、全てがサイコーだったから…。さらに続編が2週間後に公開だって!?今すぐこっち見ておいてよね!

映画感想 - スクリーム3(2000)

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スクリーム3

★★★☆☆

 

【あらすじ】

ゴーストフェイス連続殺人事件のダブルヘッダーで心身ともに疲れたシドニーは山奥で厳重なセキュリティ設備を備えた一軒家でひっそりと暮らしていた。そんな中、一連の事件を題材にした映画「スタブ3」の制作現場で出演者が次々に殺される事件が発生する!またかいな〜!そしてその魔の手はまたしてもシドニーに…!何回やるんや〜!犯人誰〜!?な話

 

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【感想】

三部作とのことなので、ついでに見ました。これは完全なる初見。ま〜さすがにいろんなパターンやり尽くしたから出涸らし感は否めなかったかな…。同じことしてもしゃーないっていう気概は感じられて劇中劇でシドニー達を演じた出演者が次々に殺されるという入れ子構造な感じは楽しかったけど、このシリーズの一番おもろいところである「ホラー映画の中でホラー映画をいじる」という要素が少なかったような。あと何と言っても犯人の顔が明らかになる一番大事なとこで「ジャーン!!」→俺「うーん、誰だっけ…???」ってなってしまうのも致命的だったかな。俺だけかな?と思ったら他のレビューでもみんな同じこと言ってた

 

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ところで劇中劇のシドニーを演じた女優さん、なかなか可愛らしいご尊顔をしていてどこかで見たことが…と思ってあとで調べたらメリポのリターンズでジェーン・バンクス(姉)をやったエミリー・モーティマーさんだった。「監督と寝てこの役を取ったのにこんなところで死ねないわっ!」て言いながら単独で逃げるという、おしとやかなジェーンとはかけ離れたきれいな死亡フラグを立ててくれたのはアッパレでした

映画感想 - スクリーム2(1997)

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スクリーム2

★★★☆☆

 

【あらすじ】

悲惨なゴーストフェイス連続殺人事件から生き延びたシドニーは大学で心機一転頑張り、新しい友達や彼氏もでき良い生活を送っていたが、過去の事件を題材にした映画の試写会で模倣犯が現れる!「ホラー映画の続編はより血みどろと意外性にあふれる」というあるあるにのっとりながら、またしてもシドニーが狙われる!今度は犯人誰なんや〜!な話

 

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【感想】

先日1作目を見たこともあり、せっかくなので続編も。最初の10分以外犯人すら全てキレイに忘れたので、またしても新鮮な気分で見れました。それにしても…映画「スタブ」の試写会で黒人カップルが殺される波乱のオープニング10分、このシーン凄くないですか?映画を見ながらギャーギャー走り回って騒ぐ奴ら(幼稚園か?)、舞い飛ぶポップコーン(食え)、上映中にイチャモンつけたり大げさに驚いちゃうお国柄(逆に言えばここまで没頭したいとは思う)、そしてタップリ刺されたあとわざわざ舞台上に上がってスクリーン前でバッチリ決めてから死ぬ女!完璧すぎる!「90年代のアメリカの全て」がこの10分に凝縮されていたような、そんな素晴らしいシーンでした。ここだけ鮮明に覚えてた理由もわかりますね…

 

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その他、前作より差別化を図りつつより凄惨に、予想を大胆に裏切って良キャラも惜しみなくぶっ殺しながら意外や意外(予想できるといえばできる)な犯人に、演劇の舞台で決着をつける派手な演出、最終的に前作同様に念には念を入れまくって確実に犯人を仕留めるシドニーの豪胆さ、スリラー・ホラーの続編の教科書というべき仕上がりでした。三部作らしいので、この勢いで3も見ちゃおう…。3はまじで未見なので楽しみになってきた!

映画感想 - スクリーム(1996)

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スクリーム

★★★★☆

 

【あらすじ】

静かな田舎町ウッズボローで高校生二人が惨殺される事件が起こる。ゴーストフェイスの仮面をつけて電話を使い言葉巧みに追い詰めていくその犯人の魔の手は、やがて1年前に母を亡くした過去を持つごく普通の女子高生シドニーにも襲いかかる!ホラー映画を模倣したような犯人の目的は?そもそも仮面の下の犯人は一体誰なのか?な話

 

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【感想】

私の好きなゲーム「Dead by Daylight」で映画コラボとしてこのゴーストフェイスがプレイヤーキャラとして参加した(しかもめちゃくちゃ強い)ので嬉しくなって再鑑賞。犯人以外全てキレイさっぱり忘れていたので新鮮な気持ちで見れました。ホラー映画のあるある(セックスしたら死ぬ、童貞は助かる、「すぐ戻る」は言うな)をホラー映画という枠組みの中でいじりまくるメタ構造は今見ても革新的ですね!「みんな外に逃げればいいのに絶対2階に逃げちゃうよね」と言ったあとで2階に逃げざるを得ない状況に陥ってビンビンに死亡フラグ立てちゃうなど、予測不能で楽しいところは今見直すと相当な面白さでした。劇中にみんなで見ながらケチをつけるホラー映画が「ハロウィン」で、殺人鬼マイケルもDead by Daylightに出てるという嬉しい偶然も最高!

 

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ドリュー・バリモアが殺されるオープニングの完成度は完璧に近いクオリティだし、犯人の靴と保安官の靴がほぼ同じなのをわざとらしく強調して映したり、とある人物が行方不明になっていたり、どう考えても怪しい奴のアリバイが完璧だったり、目まぐるしく犯人の疑いが変わっていく細かいミスリードの見せ方も巧い!この辺は中学生ぐらいに見た時より印象的に見えたな。せっかくだからこの調子で3まで見てみるかなぁ〜