映画感想 - ハングマン(2016)
★★☆☆☆
【あらすじ】
とある家族の邸宅に、留守中に忍び込んで隠しカメラを仕込みまくって、屋根裏に勝手に住んで、生活をのぞき見しまくる男の話
【感想】
狂人が留守の間に勝手に屋根裏に住み込んで、生活をくまなくチェックするという、監視カメラと狂人が手に持つカメラだけで展開するPOVホラー。狂人は淡々と幸せを絵に描いたような家族と生活をともにし、自分の理想とする家族像から離れだすと終わりと認識し、殺す、そしてまた新たなターゲットを探す…というルーティンを繰り返しているということが分かるだけで、正体や素顔は一切明かされないというキモさだけが残るパターンであった。「ワナオトコ」的なメソッドでシチュエーションをちょこっと変えた感じだね。
ただ、忍び込んでからスタッフロールが流れるまで、ひたすらずっと「いや気付いてくれ」という気分でしかなかったな…。様々な部屋の隅っこに監視カメラをつけているんだけど、気付くだろ…。形はどうあれ、気付くだろ…。屋根裏に住んでるの、気付くだろ…何で気付かないんだよ…と、全てのシーンでそうつっこんでしまいそうになるぐらいに標的となる家族が気付かなさ過ぎるのが気になった。まあこのシチュエーションを考えたら、必然的に家族は超絶鈍感になっちゃうだろうな〜。狂人のマジで狂ってる感じはなかなか良かったけどね。
【予告】